「GW10連休も「平常モード」が6割近くに」外為短観 第118回

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<第118回調査>2019年3月22日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2019年3月15日(金)13:00~2019年3月19日(火)24:00
※相場変動等による回答への影響を極力回避するため前回から調査期間を短縮しました。

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は875件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が39.7%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は27.8%であった。

この結果「米ドル/ 円予想DI」は△11.9%ポイントと、前回(△5.5%ポイント)からプラス幅がやや拡大した。調査期間前後の米ドル/円は、111円台の狭いレンジ内でもみ合うなど方向感を欠いたが、そうした中にあっても個人投資家の相場観はやや強気化した格好だ。年末から年始にかけて個人投資家の見通しは弱気化したが、その後は徐々に先高感が醸成されつつある模様。年始の「フラッシュ・クラッシュ」以降の米ドル/円相場の持ち直しや、その後の底堅い動きなどが影響したと見られる。

問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「±1円で推移」が36.6%で最も多かった。次いで「1円~3円の米ドル高・円安(35.0%)」、「1円~3円の円高・米ドル安(21.0%)」と続き、「3円以上の米ドル高・円安(4.3%)」、「3円以上の円高・米ドル安(3.1%)」という順になった。

ヒストグラムの形状は、やや米ドル高・円安側に傾いており、問1の結果と整合的だ。なお、「±1円で推移」と「1円~3円の米ドル高・円安」の合算割合は7割を超えた。調査期間前後の米ドル/円相場が111円台で推移していた事に鑑みれば、大多数の個人投資家が今後1カ月間の米ドル/円相場は110~114円のうちに収まると考えている事がわかる。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が24.7%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は46.6%であった。

この結果、「ユーロ/円予想DI」は▼21.9%ポイントとなり、弱気度合いを示すマイナス幅は前回(▼30.3%ポイント) からやや縮小したが、8カ月連続でのマイナスを記録した。「円高・ユーロ安」を見込む向きが半数近くに上る傾向(前回:49.0%)も大きくは変わらなかった。調査期間前後のユーロ/円相場は126 円台で底堅く推移したが、個人投資家のユーロ先安感を払拭するには至らなかった。英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitやユーロ圏の景気先行きに対する不透明感が拭えないためだろう。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が25.9%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は35.2%であった。

この結果「豪ドル/円予想DI」は▼9.3%となり、4カ月連続でマイナスを記録した。調査期間前後の豪ドル/円は、79.00円を挟んでもみ合ったが、豪中銀(RBA)の利下げ観測がくすぶる中で上値が重かった。なお、豪ドル/円予想DIの連続マイナス記録は2014年12月から2015年4月までの5カ月が最高であり、この時もRBAの利下げが豪ドル弱気見通しの最大の理由となった。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が37.9%の回答割合を集めて78カ月連続で1位。実に6年半もの間、首位を守り続けている事になる。続く2位にはポンド/円(12.7%)が前回の5位から躍進。2桁の回答割合を得たのはこの2通貨ペアのみで、以下、3位豪ドル/円(9.8%)、4位トルコリラ/円(8.3%)、5位ユーロ/米ドル(6.9%)と続いた。 一方、「売り」で注目の通貨ペアは、こちらも米ドル/円が23.1%の回答割合で首位をキープした。ただ、回答割合は前回(24.4%)からさらに低下しており、2位のポンド/円(19.9%)に肉迫された。以下、3位ユーロ/米ドル(16.3%)、4位ユーロ/円(15.3%)、5位豪ドル/円(5.7%)と続いた。

ここで目立つのはポンド/円の注目度が、「買い」「売り」ともに高まった点だろう。英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitを巡り、当初の離脱期限である3月29日が近付く中、未だに先行き不透明感は晴れない。ただ、いずれにしても最悪の事態である「合意なき離脱」は避けられるという見方が一般的で、悲観シナリオには傾いていない。そうした中、ポンド相場に対する個人投資家の注目度が増すとともに、相場観の強弱が交錯しやすくなっている模様。

問6:2019年のゴールデン・ウイークは10連休となりますが、現時点での連休中のFX取引の意向について最もあてはまるものを以下の中から選んでください。

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今回の特別質問として、「2019年のゴールデン・ウイークは10連休となりますが、現時点での連休中のFX取引の意向について最もあてはまるものを以下の中から選んでください。」と尋ねたところ、「いつもどおりに取引」との回答が57.9%で最も多かった。次いで「取引しない(17.6%)」、「取引回数を減らす(15.3%)」、「取引数量を減らす(6.6%)」、「その他(2.5%)」という結果であった。

10連休中は取引を休むとした「慎重派」が2割弱に上った一方、いつもどおりに取引する意向の「平常モード派」が過半数を占めたのが印象的だ。その理由として、①欧米市場はほぼ通常通りにオープンしており、②期間中には米4月雇用統計を筆頭に重要統計の発表が予定されている事などが考えられる。また、③スマートフォンの普及で外出先からの取引が容易化している事なども、「平常モード」の背景として考えられる。

問7:また、10連休中の既存ポジションの扱いについてはいかがでしょうか。

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もうひとつの特別質問として「また、10連休中の既存ポジションの扱いについてはいかがでしょうか。」と尋ねたところ「ポジションを全て持ち越す」が43.5%で最も多かった。一方、「ポジションを全て決裁して様子見」も36.1%に上り、連休中のポジションの取り扱いについては、オールオアナッシングの両極端の姿勢が示された。また、「ポジションを半分程度に減らす」は13.5%にとどまった。

年始に起きたフラッシュ・クラッシュの再来を警戒する向きとそうでない向きで対応が別れているものの、中途半端なポジション調整はしないという個人投資家の意向が読み取れる。なお、「その他」とした向きからは、「そのときの状況次第なのでなんともいえない」との回答が多く、「連休に関係なく、なるべく持ち越さないようにしている」との声も挙がっていた。

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第118回目となりました。調査開始から9年以上が経過し、データの蓄積が進んできました。今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せるFX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。

なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するために必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公表する「外為白書」で紹介する予定です。

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