パチプロからFXトレーダーへ「妻との子育ての約束を守りながら、"億トレ"になった男」トップトレーダーに聞く!(前編)

大学中退後、就職せずにパチプロとなり、10年後FX専業トレーダーになった、ためため氏。パチンコで蓄えた約800万円の元手を2年半ですべて失い、相場からの撤退の危機に陥ったとき、貴金属を質屋に入れる等で100万円の現金を作り、助け舟を出してくれたのは妻だった。妻と育児を分担しながら、ためため氏の快進撃は続き、わずか数年で年間1億3000万円の利益を上げるほどに成長する。なぜ彼は逆境に立ち向かい"億トレ"になることができたのか。ためため氏のドラマに迫りました。

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ためため氏 プロフィール

年齢性別  :40代男性
取引歴   :約10年
年間収支  :約1億円
取引スタイル:デイトレード
投資商品  :FX

ボクは年収600万円の元パチプロ

PickUp編集部:
FXを始める前は何をされていましたか?
ためため氏:
10年くらいパチンコで稼ぐパチプロをしていました。年間600万円は稼いでいましたよ。
PickUp編集部:
パチンコで年収600万円ですか。サラリーマンの平均年収よりも多いです。
ためため氏:
朝から晩までブン回ししていました。回せば回すほど出ましたから。
PickUp編集部:
それはどういう意味ですか?
ためため氏:
多くの人が誤解していると思いますが、パチンコはギャンブルではありません。パチンコは勝てる台を選んで、そこで打つだけなんですよ。勝てる台で打ち続けたら、プラスになるだけです。ですから、いい台を取れなかった日は、やりませんでした。
PickUp編集部:
大学中退後、就職せずにパチプロになったんですか?
ためため氏:
実は兄がパチプロだったんです。その兄に大学在学中に教えられ、自分もハマってしまい、休学を繰り返しながら、大学生を7年間やった末に自主退学して、そのままパチプロになりました。
PickUp編集部:
パチンコ経験や知識は投資に使えますか?
ためため氏:
うーん、あまり関係ないですね。

FXを始めた理由

PickUp編集部:
FXを始めたきっかけはなんでしたか?
ためため氏:
一時期、妻も一緒にボクとパチンコをやるようになっていました。ところが、彼女が病気になってしまい、それが続けられなくなったんです。そこで、自分もパチンコは止めて、以前から友人に勧められていた投資の世界に行こうと決めました。約10年前、30歳のころです。
PickUp編集部:
FXはいきなり始めたんですか?FXの勉強はしましたか?
ためため氏:
僕はブログでした。「FX 勝つためには」みたいな検索をして、人気ブログランキングの上位ランカーのブログを見ていました。そのブログでFXに対する経験値を積み、あとは独学で勝てるようになりました。あとは、チャートはどこで折れるのか。なぜ折れているのかをひたすら考え自分で考えながら投資しました。
PickUp編集部:
株のような他の投資はやらなかったんですね?
ためため氏:
そうですね。私のなかで株などよりもFXは"フェア"な投資というイメージありましたので。
PickUp編集部:
FXを始めたときの元手はいくらぐらいでしたか?
ためため氏:
パチンコで稼いだ現金が700~800万円ありましたので、まず30万円を入れてドル/円でスタートしました。

元手はすべて"スッ"飛んだ

PickUp編集部:
最初から勝てましたか?
ためため氏:
勝てませんでした。始めてから2年半経った2012年に、元手の700~800万円が枯渇して、手持ちのお金がぜんぶなくなってしまったんです。2011年に妻が子供を妊娠するまでは、週末にパチンコもしていました。ただ、妊娠を機に、完全にパチンコは卒業しました。それまでは毎月50~100万円の収入があったのですが、FX一本にしたら、稼げなくなって、元手はすべて"スッ"飛んでしまいました。
PickUp編集部:
どんな負け方をされたんですか?
ためため氏:
取引の失敗が原因で、メンタルが崩壊してしまったんでしょうね。そうなると、負のスパイラルが止まらないわけです。「利食えない」「ロスカットできない」「本当は利食えたものを、ロスカットで終わらせてしまう」「資産減少が止まらない」という状況から、立て直せなかったのが失敗の原因です。その失敗を繰り返したくなかったし、もう一度チャレンジしたいという気持ちがありました。
PickUp編集部:
再チャレンジのお金は、どうやって調達したのですか?
ためため氏:
最初、親に借りに行ったんですが、逆に怒られてしまいました。次に妻に打ち明けたら、質屋に貴金属を入れる等をして、100万円を用立ててくれたんです。
PickUp編集部:
おおーっ!!それはすごい。
ためため氏:
そこからです。勝ち続けたのは。「同じ失敗は二度と繰り返さない」という意識が強かったのが、良かったんだと思います。

見直したメンタル調整

PickUp編集部:
再チャレンジされてから、メンタル面で見直したことはありますか?
ためため氏:
とにかく引きずらないことです。よく「(負けを)ぶっこく」んですが、それを引きずらない。負けを引きずっても、プラスになることはないと思い知らされましたから。個人投資家は負けたときに、その負けがなかったことにしたい気持ちになります。だから"ホームラン"を狙いたくなる。でも、ホームランなんて、そうそう打てるものではありません。結局、取り返すためには、コツコツやることが大切なんだと思うんです。ただ、それすらなかなか難しいんです。負けが込んでいるときは。いつもは普通に利食えたものが、利食えなくなったりするからです。
PickUp編集部:
「もっと儲かるかもしれない」と欲が出て、利益が確定できなくなるということですか?
ためため氏:
例えば、利益が出る前に損失が1万円出ていたとします。利益が8000円あっても、「あと2000円ほしい」という心理になりがちなんですよ。本当はそこで欲をかかないで、利益を確定していかないといけないんです。利食えば資産になるわけじゃないですか。資産になれば、その瞬間に"守るべきもの"になるわけですよ。守るものになれば、トレードは丁寧なものになっていきます。逆に資産が減り続ければ、トレードは自暴自棄になってしまいます。それが一番ダメなんですよ。そうやって稼いでいく過程で、メンタルが鍛えられました。私も含めて、今、FXの戦場に残っている人たちは、やはり「ぶっこい」ても、それを乗り越えてきた経験が自信になっているのではないでしょうか。

負けの体験から決めたマイルール

PickUp編集部:
取引する際の"マイルール"みたいなのはありますか?
ためため氏:
ルールは決めていないつもりですが、ただ、資産を守るために、やっていることはあります。実は2018年11月から7000万円ぐらい負けているんですよ。これ以上は資産を減らしたくないんで、今やっていることは、「ナンピンはしない」「ワンショットで済ませる」「浅い損切りで回す」「より短期間のトレードにする」などの対処をしています。
PickUp編集部:
ところで、取引環境はどのようなものなのでしょうか。
ためため氏:
ボクは自宅でデスクトップ型パソコン3台を使っています。それぞれ、チャート見るためのPC、発注するためのPC、その他のためのPCです。子育てしながらなので、自宅で取引していますが、可能ならば、事務所を構えるほうがいいのではないでしょうか。やはり、集中できますからね。
PickUp編集部:
チャートで取引するタイプですか?
ためため氏:
もちろん。ドル/円とユーロ/ドルのチャートと、ダウと日経平均を表示させています。ローソク足は全部見ます。1分足、5分足、15分足、1時間。エントリーのタイミングは1分足で決めます。チャートはローソク足だけを見ています。
PickUp編集部:
1日のうちトレードする時間は決めていますか?
ためため氏:
午前9時に東京がオープンして、「仲値」があって、夕方にアーリーロンドン・欧州オープン、夜は米指標・ダウオープンにロンドンフィックスと日付が変わるところまで続きます。ファンダメンタルズのイベントがあるときは、そこに合わせます。午前3時までトレードして、4時に寝て、8時半に起きます。いつも寝不足ですね。週末は子どもと遊ぶことにしています。
PickUp編集部:
「験担ぎ」のようなことはやっていますか?
ためため氏:
「ぶっこい」た日に履いていたパンツは、二度と履かないようにしました。そしたら家にはけるパンツがなくなりました(一同爆笑)。
PickUp編集部:
勝ったときのお金の使いみちは?
ためため氏:
特にありません。普通に生活しているだけです。ただ、「これ高いな。お金を出してもいいのかな」と悩まなくなりました。「みんなが幸せになるなら使おう」「楽しくなるなら使おうや」っていう考えに、変わりましたね。

再チャレンジ後の快進撃

PickUp編集部:
再起してから、勝ち続けているそうですが、どの程度の利益が出ているんでしょうか?
ためため氏:
2012~2014年は2000万円から3000万円でした。2015年に9000万円、2016年が一番もうかった年で1億3000万円。2017年は1億2000万円。2018年は1億円でした。2018年は1億7000万円まで利益が出ていたんですが、最後で7000万円負けました。
PickUp編集部:
ものすごい勢いで利益が増えていますが、いったい何が変わったんですか。
ためため氏:
枚数ですよ。単純に量が増えたんです。また、子どもが大きくなり、子育てが一段落ついて、ボクの手を離れた2015年ぐらいからは、トレーディングの時間が増やせました。
PickUp編集部:
大きな利益が出るようになって、ご自身の中で、何か変化はありましたか?
ためため氏:
先ほど申し上げた"負のスパイラル"に陥らないよう気をつけていました。ただ、そんなに変わらないですよ。失敗した経験で、少し上手になったことと、同じ失敗をしないように気をつけていただけですね。
PickUp編集部:
例えば、詳細にデータを蓄積して、取引の分析などはしませんでしたか?
ためため氏:
そういうことはやってないですね。唯一、「優位性のある形」というのには、気をつけていました。「この形は優位性が高い」と思ったら、チャートの中にメモ書き込んで、それをキャプチャーして、アイデアをまとめていました。調子悪いときは、それを見直していました。「この形だったらロングにしよう」とか、「ショートにしよう」とか。リアルタイムで判断しないといけないので、勝ちパターン目に焼きつけておくわけです。

PickUp編集部:

 

パチンコで稼いで作った資金をFXですべてとかしてしまったためため氏の最大のピンチを救ってくれたのは妻だった。後半では、いまや1億円超の利益を毎年叩き出しているためため氏が、負けてしまうときのパターンをより詳細に語っています。そして、投資家としてどのような将来を思い描いているのでしょうか。後半もお楽しみに。



(後編に続く)



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