現役システムエンジニアかにぱん氏「知識を得て、経験値を上げ、市場で戦うFXトレーダーはRPGゲームのキャラクター(成長)に似ている」トップトレーダーに聞く!(後編)

FXを始めて数年で、"億トレーダー"になったかにぱん氏。FXで利益を上げるためには、自分がどう考えるかではなく、市場参加者たちが何を思っているかを想像することだと前編で教えてくれました。後編となる今回は、FXトレードをする上で決めているルールやトレーダーとしての哲学を語っています。

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以下の取材記事はトレーダー個人の経験やお考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。

かにぱん氏 プロフィール

年齢性別  :30代男性
取引歴   :約6年
年間最高収支:約2億円
取引スタイル:スキャルピング、デイトレード
投資商品  :FX、株式

失敗はそんなにしていません

PickUp編集部:
トレードの勝率はどのくらいですか?
かにぱん氏:
60%前後くらいです。私は1日100回を超えることもあるくらいトレード回数が多いので、1回1回の勝ち負けはあまり気にしてはいないですね。
PickUp編集部:
「今回は勝って、次は負けて」を、繰り返されているということですか?
かにぱん氏:
そうですね。負けは「普通に起こり得ること」と考えています。昔は大きい指標のときに逆指値を外してトレードしていたんです。でも2015年3月のFOMCの政策金利発表の初動で逆張りをしてしまい、損切り出来ないまま2時間で400pipくらい逆行しちゃいました。この失敗で、私は損が大きくなると自分で損切りできないとわかったので、それ以降は逆指値をちゃんと入れるようになりました。そのときは、むちゃくちゃ焦りましたね。(笑)
PickUp編集部:
ちなみに、エントリー時点で、利食いと損切りのポイントは決めていますか?
かにぱん氏:
ざっくりと決めている感じですね。ただエントリー以降、チャートを始めとして状況が刻々と変わるので、エントリー時点で決めたポイントから離れていたとしても、利食いや損切りすることはよくあります。

ちょくちょくメンタルが崩壊しています

PickUp編集部:
自分は精神的に強いと思われますか?
かにぱん氏:
ちょくちょくメンタルは崩壊しています。(笑)
PickUp編集部:
どうやって持ち直すんですか?
かにぱん氏:
ボラティリティさえあれば、ある程度ですが、安定的に利益を出せるという自信はあります。メンタルが壊れているときでも、ボラティリティがあるときはエントリーポイントも多いので、特に気にせず、そのままトレードしています。逆に気をつけているのは、ボラがなくなった状態で、メンタルも壊れてしまっているときですね。ボラティリティがなくなった状態だとエントリーポイントが少ないのですが、取り返そうと焦って、普段エントリーしないところで大きい枚数でトレードしてしまい、大きく負けてしまうことがあります。そういう時は出来るだけトレードしないように心がけています。
PickUp編集部:
一番負けてしまったときのことを教えてください。
かにぱん氏:
今年の4月に入ってすぐに900万円ちょっとやられました。その日はブレグジット関連でポンドがよく動いていたのですが、ヘッドラインが出たときに逆張りして負けてしまったんです。そこからメンタルが崩壊した上に値動きがなくなってしまい、後は先程お話した流れです。(笑)メンタルが壊れると、普段いくら優位性のあるトレードが出来ていたとしても、そのとおりに出来なくて、今までの積み重ねが意味を失ってしまうんです。メンタルを壊さないことは、本当に大切ですね。

FXトレーダーはRPGゲームのキャクター(成長)に似ている

PickUp編集部:
収支管理はしていますか。
かにぱん氏:
エクセルで毎日の記録をつけています。
PickUp編集部:
収益目標は決めていますか?
かにぱん氏:
相場を始めた当初はサラリーマンの生涯賃金を目標にしていたのですが、4年目で達成したので、今は特に収益目標は決めていません。私は単純に相場をやるのが好きなんですね。昔、オンラインRPGゲームにはまっていた時期があるのですが、そのときキャラクターのレベルを地道に上げるのが好きだったんです。FXの相場にはその感覚がけっこうあるんです。知識を得て、経験値を得て、そして、お金稼いでっていう過程が、オンラインゲームでキャラクターのレベル上げをするのとよく似ていて好きなんですよね。ただ、自分には物欲があまりないので、数百億のお金を稼ぎたいといった欲求はないんです。そのクラスの金額を稼ごうとすると、見合ったリスクを取り続けないといけないので、何かあったときに大きくお金を失ってしまう確率も高くなってしまうんです。自分はそれが嫌なので、目標達成して以降は、資産が増えても枚数を増やさず、資産に対するリスクを抑えてトレードするようにしています。
PickUp編集部:
始めたときの運用資金は500万円でしたよね。今はいくらぐらいで投資しているのですか?
かにぱん氏:
今、数社で運用していますが、合計で1億5000万くらいです。

2億円を稼いだ年でも、毎月の収支は一定

PickUp編集部:
トレーダーの中には、年齢とともにトレードスタイルを変えるという人もいるようです。24時間、相場を見続けるのは、体力的にきついということを理由にされるから人が多いのですが、かにぱんさんは、どうですか?
かにぱん氏:
今のところ、まだそこまで考えたことはありません。ただ、60代になって、今みたいに相場を見続けることができるかどうかはわかりません。そこまでやらなくてもいいようになりたいですね。
PickUp編集部:
そうなるまではFX投資を続けていきたいと。
かにぱん氏:
ただ、止めどきは考えないといけないと思っています。もし勝てなくなって、それでも楽しいからと続けていたら、せっかく稼いだお金が減ってしまいます。ただ、今はある程度安定して稼げている状態ですし目標を達成したからといって、トレードを止める理由もありませんから、そのまま続けるつもりです。
PickUp編集部:
ちなみに1日で一番勝ったときは、どれくらいの利益を出しましたか?
かにぱん氏:
500万円くらいですかね。私は収支にあまりブレがないほうで、年間2億稼いだ年も、月間収支は毎月ほぼ同じような額だったんです。
PickUp編集部:
コンスタントに利益を出し続けてきたということですよね。それはすごいです。
かにぱん氏:
良くも悪くも、裏を返せば、大きく稼げないわけですが...。
PickUp編集部:
なんだか、イチロー選手みたいな感じですね。ホームランを量産するんじゃなくて、安打製造機みたいな...。
かにぱん氏:
自分の性格的に利益を伸ばすとメンタルがきついので、ホームランが出づらいんですよね。

私生活は堅実です

PickUp編集部:
毎日の睡眠時間は?
かにぱん氏:
6時間くらいですね。相場に合わせて調整しますが、朝9時に起きて夜3時に寝る生活です。
PickUp編集部:
トレーディングルームに奥さんが入ってきても大丈夫ですか?
かにぱん氏:
基本的には大丈夫なんですが、相手も遠慮してくれてますね。
PickUp編集部:
かにぱんさんは家事などもするのですか?
かにぱん氏:
うちは家事の負担は夫婦で半々ですね。料理も毎日一緒にしています。
PickUp編集部:
結婚される前に、投資で生活していることを話されたと思うのですが、そのときの奥さんの反応は?
かにぱん氏:
極端な反応はありませんでした。「すごいねー」くらいです。(笑)でも、普段FXの収支のことは話題にしません。聞かれると、多分、自分のメンタルがきつくなるんで。勝っていればいいんですが、月単位で負けが続いたときでも、伝えないといけないなら、ちょっと自分は無理ですね。「マイナスからなんとか取り返さなきゃ」とプレッシャーになって、トレードに悪影響が出ると思うので。

為替相場を好きになろう

PickUp編集部:
FXを始めた人たちに、何か伝えたいことはありますか?
かにぱん氏:
相場を好きになることです。勉強するにしても何にしても、好きになってやるのとそうでないのとでは、効率は全然変わりますよね。そもそも好きなことだったら、学ぶことを「勉強」と思わなくなります。稼ぐためには、時間をかける覚悟が必要です。だからこそ、好きになることが大切なんです。それでないと、長続きしませんからね。

PickUp編集部

50%超の勝率ながら、毎月の収支は、ほぼ黒字というかにぱん氏。気づきと積み重ねでテクニックとノウハウのレベルUPを図り、億トレーダーとなりました。FXトレーダーをRPGゲームのキャラクターになぞらえたところが非常に印象的でした。

(本文ここまで)

前編
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