「ドル/円、再び105円台へ反落」 外為トゥデイ 2019年8月15日号

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(1)
中国が人民元相場の対ドル基準値を1ドル=7.0312元と、10営業日ぶりに前日より元高水準に設定。元安誘導を批判する米国との摩擦に対する警戒感が緩み、豪ドルが一時上昇した。

(2)
中国7月鉱工業生産は前年比+4.8%、同小売売上高は前年比+7.6%といずれも市場予想(+6.0%、+8.6%)を下回った。なお、7月鉱工業生産は2002年2月以来の低い伸びとなった。

(3)
独4-6月期国内総生産(GDP)は前期比-0.1%と予想通りに前期(+0.4%)から鈍化してマイナス成長となった。

(4)
英7月消費者物価指数は前月比±0.0%、前年比+2.1%となり、予想(-0.1%、+1.9%)を上回った。英7月生産者物価指数も前年比+1.8%と予想(+1.7%)を上回った。

(5)
世界的な景気後退への懸念から米国株は大幅安でスタートし、その後も下げ幅を拡大。米債市場で米10年債利回りが米2年債利回りを下回る「逆イールド」が発生した事も景気後退の予兆と受け止められた。こうした中、ドル/円やクロス円に下落圧力がかかった。なお、その後トランプ米大統領は「米国の問題は中国ではなく連邦準備制度理事会(FRB)だ」 「FRBの利上げは早かったが利下げは遅すぎた」 「逆イールドは狂っている」 などと、改めてFRBを批判した。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は、終値ベースで約0.8%下落。中国とドイツの冴えない経済指標の結果などから世界的な景気後退への懸念が強まり、欧米株が軒並み大幅安となった。米債市場では、10年債利回りが一時2年債利回りを下回る「逆イールド」が発生。なお、「逆イールド」は景気後退の予兆とされ、前回の発生はリーマンショック前の2007年であった。こうした中、ドル/円は前日の上げ幅の半分以上を失い再び105円台へと下落した。

本日はアジア株の下落が避けられそうにない。日経平均先物は500円近く下げており、現物がどこまで下げるのか(どこで下げ止まるのか)が見どころとなろう。また、NY市場で発表される経済指標にも注目が集まりそうだ。本日は、米7月小売売上高、米7月鉱工業生産といった重要統計が発表される。市場予想によると、いずれも「まずまず」の結果が見込まれており、景気後退懸念を食い止める事ができるか注目したい。その他、NY連銀とフィラデルフィア連銀が8月の製造業景況指数を発表する予定となっている。

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