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「ドル/円、ジャクソン・ホール待ちに」 外為トゥデイ 2019年8月21日号

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(1)
豪中銀(RBA)は8月理事会の議事録を公表。「必要であれば追加緩和も検討する」「低金利が長期に渡って続くと予想することは妥当」「非伝統的な金融政策を導入した先進国の事例を検討した」などとした。目新しい内容ではなかった事で、RBAは追加利下げを急いでいないと受け止められ、豪ドルに買戻しが入った。

(2)
欧州市場に入るとポンド売りが活発化。前日にジョンソン英首相が欧州連合(EU)のトゥスク大統領に宛てた書簡について欧州委員会は、アイルランド国境を巡るバックストップ(安全策)条項は協定案の不可欠な部分だとしてジョンソン氏の修正要求を一蹴した。

(3)
コンテ伊首相が上院で演説を行い辞任を発表。連立政権内で極右「同盟」と左派「五つ星運動」の対立が激化し、「同盟」がコンテ内閣不信任案を提出した事で政権運営は困難と判断した。これを受けて一時ユーロが売られたがすぐに値を戻した。「五つ星運動」と野党・民主党が解散・総選挙阻止に向けて連携するとの見方が支えになった模様。

(4)
メルケル独首相が「EUは英国のEU離脱=Brexitへのアプローチで団結しており、バックストップに対する実務的な解決策を考える」 と述べた事が伝わるとポンドが急反発。ただ、メルケル首相は「離脱協定の再協議は必要ない」とも述べたためポンドは伸び悩んだ。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は、終値ベースで約0.4%下落。米長期金利の低下に連れて一時106.10円台に弱含んだ。明確な手掛りがあった訳ではなく、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が23日の講演でハト派発言を行うとの見方が米長期金利とドルを押し下げた模様。ただ、市場の期待(年内にあと2回の25bp利下げ)にパウエル議長がコミットする公算は小さいとの見方も少なくない。いずれにせよ、23日のジャクソン・ホールでの講演待ちという事になりそうで、ドル/円は106円台でもみ合う展開が見込まれる。

なお、本日は7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表される他、ワシントンで日米閣僚級貿易協議が行われる。

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