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【ポンド米ドル】そろそろ再起動の頃合に

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

8月22日(木)ポンド/ドル

基調
下値不安

目先の注目材料
・8/22 英仏首脳会談
・米新規失業保険申請件数、米8月製造業PMI・速報値
・米長期金利、国際商品価格

そろそろ再起動の頃合に

ポンド/ドル相場は8月に入り、約2年7カ月ぶりの安値圏で小幅な値動きが続いている。
ただ、ここに来て英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitを巡る動きが活発化しており、それに連れてポンド相場も再起動する可能性がある。
ジョンソン英首相は昨日、就任後初の外遊先としてドイツを訪問し、メルケル独首相と会談した。
ジョンソン首相はアイルランド国境問題対策の「バックストップ条項」を、メイ前首相とEUが合意した離脱協定案から削除することを主張しているが、EU側はこれに否定的だ。
ただ、昨日の首脳会談を経てドイツのメルケル首相は「30日以内にバックストップの代替策が見つかれば、物事は正しい方向に進む」と述べて、ジョンソン氏の主張に条件付きながらも一定の理解を示した。
本日、ジョンソン氏はフランスを訪問するが、マクロン仏大統領は離脱協定案の再交渉はしない立場を明確にしており、両首脳の議論の行方は不透明と言わざるを得ない。
なお、フランス政府内では「英国の合意なき離脱は今や中心シナリオ」とする大統領府関係者の発言もある。
英議会でも野党・労働党がジョンソン内閣への不信任案決議の発動を画策するなど、9月上旬の議会休会明けを睨んだ動きが出始めている。
10月末のBrexit期限を見据えても、そろそろ英国内外での議論が再び盛り上がりを見せる頃合だろう。
ポンド/ドルは、1.20ドルの水準を明確に割り込めば、1985年の安値1.05ドル台まで下値ポイントが見当たらなくなる。
それだけに、当面の相場展開が注目されよう。
なお、ポンド/ドルは2016年10月と2017年1月に一時1.20ドルを割り込んだが、いずれもその日のうちにこの水準を回復している。