通貨11位、株価14位、エスコム問題は和らぐ

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総括

通貨11位、株価14位、エスコム問題は和らぐ

予想レンジ 6.5-7.5

(ポイント)
*政府債務問題が若干ながらも改善
*企業景況感は悪化
*2Q失業率は悪化
*エスコム社の決算悪化
*エスコム社への追加支援策あり
*製造業PMIは改善
*ムーディーズが格下げすればジャンク債となる
*フィッチは見通しを引き下げ
*国債増発の恐れあり
*製造業生産、鉱業生産が冴えず
*大統領に汚職調査が入っている
*低成長と財政赤字の問題を抱えている
*1Q・GDPはマイナス成長
*1Q貿易黒字縮小、経常赤字拡大
*自動車の輸出は好調も国内販売は不振
*中銀はランドの平均的な水準を1ドル14.5としている(現在15.25)

(エスコム社問題が進展)
 対ドルでは先週0.48%上昇も、対円では0.43%下落した。良い材料は政府がコストを削減し、歳出削減を継続する方針を表明したことが好感された。ムーディーズは、この方針を歓迎した。10月の中間予算に新たな歳出入措置を盛り込むことで、国営電力会社エスコムに対する追加金融支援の負担を和らげることができそうだとの見方を示した。省庁の予算削減が選択肢になるという。 またIMFは「南アから支援プログラムの要請は受けていない。国際収支の問題は見られないため、われわれの立場から言えば、南アはIMFにアプローチする必要はない」とした。
 ただ米中貿易戦争激化でのリスク回避の円買いも出て対円では下落した。

(消費者物価、利下げは)
7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比4.0%で、1月以来の低い伸び。予想の4.2%を下回った。今のところ9月は政策金利の据え置き予想が多かったが、世界景気減速もあり、利下げ観測も出始めている。
 1Q・GDPが前期比年率で3.2%減少したが、2Qは6月の小売売上高が2.4%増加するなど、マイナス成長を回避できたとみられている。
 
(格下げについて)
南アランドは今月に入り対ドルで約6%下落している。国営電力会社エスコムに対する大規模な金融支援や世界経済鈍化の兆しを背景に南アの格下げリスクが高まっているとの懸念が背景。 ただ、南ア中銀は特定の為替レートを目標にしておらず、為替レートが国内物価に及ぼす影響を注視している。
平均インフレ率の予想は今年4.4%、来年4.9%。経済成長率の予想は、今年が0.6%、来年が1.3%。
ムーディーズが11月に南アを格下げすると予想する見方がある。利下げはメインシナリオではない。格下げがあれば、直ちに大幅な資本流出につながるだろう。
ムーディーズが格下げを見送り、今年の経済成長率が中銀の予測である0.6%を下回れば、来年初めにも0.25%の利下げが実施される可能性がある。

(企業景況感指数は悪化)
 7月の企業景況感指数は92.0と、前月の93.3から低下した。13のサブ指数のうち6指数が前月比で低下。輸出入が数量ベースで減少したほか、製造業生産や新車販売も落ち込んだ。ラマポーザ大統領の選出直後には楽観的な見方が広がったが、その後、政策・政治・派閥を巡る与党の対立の兆しを受けて楽観論が後退している。国有企業や地方自治体の財政悪化も、引き続き大きな懸念要因だ

テクニカル分析(ランド/円)

下値もみ合い続く

日足。下値もみ合いが続く。8月12日-23日の上昇ラインがサポート。7月31日-8月23日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
 週足。ボリバン下限。8月12日週-19日週の上昇ラインがサポート。8月12日週-19日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足。7月はカブセ線に終わる。8月は6月- 7月の上昇ラインを下抜き下落。4月-7月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限到達
年足、16年-18年の上昇ラインを下抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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喜望峰

横浜TICAD
8月28日から第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が横浜で開催される。国際協力銀行(JBIC)はアフリカでの再生可能エネルギーの普及を支援すると表明する予定だ。2021年度までの3年間に資源開発と合わせて新たに4千億円規模を融資する方向で調整している。JBICはトルコ輸出入銀行、インド輸出入銀行との協調融資を始める。自由で透明性の高い支援の枠組みを広げ、巨額の援助で囲い込みを進める中国に対抗する意味もある。中国から多額の借金を抱える国の中には、支援元の多様化を求める声も出ているという。

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