ドル/円:上値余地を探る動き。107円の壁を越えられない可能性に注意。中期トレンドが弱く、戻り売りの流れは変わらず。

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ドル/円:上値余地を探る動き。107円の壁を越えられない可能性に注意。中期トレンドが弱く、戻り売りの流れは変わらず。

直近の日足は小陰線で終え106.50-70ゾーンの上値抵抗を上抜け切れずに終えている。一方で、先週初の東京市場寄り付き104.85(シドニー市場で104.46)は中・長期的な下値抵抗ポイントでもあり、またこれが直近安値となって下値を切り上げており、104.50割れで終えるか週足が104.80割れで越週しない限り下値余地も拡がり難い状態にある。反落した場合でも105.00±10銭のサポートレベルでの売りも慎重に臨む必要がある。逆に106.60-70、107.00-10の抵抗を全てクリアした場合は短期トレンドが変化して、一段の上昇に繋がり易くなるが、中期トレンドが弱いことから108円台の抵抗を攻め切れない可能性も高いと見ている。日足の上値抵抗は前述の106.60-70、107.00-10に、下値抵抗は105.80-90、105.00±10銭にある。21日移動平均線は106.17にあり、若干上抜けた位置で終えているが“ダマシ”の範囲内にある。また、120日、200日線は109.01と109.75に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れを変えていない。 一方週足を見ると、前週の下げ幅を切り返す陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げているが、先週足の上値抵抗ポイントであった106.40-60を上抜け切れずに越週しており、下値リスクがより高い状態に変わりない。寄り付き安値の陽線は下げ渋る傾向にあるが中期トレンドが弱い状態にあるので上値余地も拡がり難いと見られる。また、104.80割れで越週した場合は週足の形状が悪化して一段のドル下落に繋がり易くなる。今週の週足の上値抵抗は106.70-80、108.50-60に、下値抵抗は105.00±10銭、104.00-10にある。31週、62週移動平均線は、109.24と110.44に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 月足を見ると、8月足は寄り付きがほぼ高値の陰線引けとなり、この足が2012年9月に付けた77.13を起点とする超長期的なサポートラインを完全に下抜けた位置で越月しており、新たな下落トレンドに入った可能性が生じている。日足、週足の形状が崩れていないことから、月初のうちは下値余地も限られ易く、上値トライの可能性を残しているが、月足から見れば9月は一段の下落リスクにより警戒する必要を示しており、月央から月末にかけてのドル反落の可能性に警戒する必要がある。今月の月足ベースで見た上値抵抗は106.50~107.00、108.50~109.00に、下値抵抗は102.50±30銭、101.00±50銭にある。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は110.58と112.42に位置しており、長期トレンドは“ドル弱気”の流れに入り込んでいる。 今週の戦略は、ドル売りは106.50-60で戻り売り。損切りは107.10で一旦撤退。これが付いた場合は短期トレンドをニュートラルな状態に戻して上値トライの動きが強まり易くなるが、中期トレンドが弱いのでドル急伸にも繋がり難いと見ている。ドル買いは105.00-10の押し目待ち。損切りは104.40で撤退としたい。ドル買いは浅い利食いを着実に。 上値は、106.30-40に軽い抵抗が、106.50-60、106.70-80、107.00-10に強い抵抗があるが、全てをクリアした場合は、短期トレンドが変化してドルの上値余地を探る動きが強まり易くなる。この場合でも107.80~108.30ゾーンに強い抵抗があり、簡単には上抜けそうもない。上値抵抗は107.30-40、107.70-80、108.10-20、108.30-40。下値は、106.00-10に軽い抵抗が、105.70-80にやや強い抵抗があるが、これを割り込んだ場合は下値リスクがやや高くなり、105.30-40、105.00±10銭にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。日足が104.50割れで終えるか、104.80割れで越週した場合は新たな下げエネルギーを得て104.00割れトライへ。

ドル/円【日足】期間:2018/12/27~2019/08/30(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2016/07/15~2019/08/30移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:一段の下落リスクに注意。戻り売り方針継続。 直近の日足は陰線引けとなり、上値を切り下げる流れに変化が認められない。また、先週の値動きの中で118.10-20に強い抵抗が出来ており、反発余地が限られ易くなっていることから、浅い戻りを売って流れに付いて行く方針で。日足の上値抵抗は117.20-30、117.60-70に、下値抵抗は116.00-10、114.90-00にある。21日移動平均線は118.11にあり、先週の上値トライでもこれにぶつかって押し戻されている。また、120日、200日線も122.27と123.76に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにある。 一方直近の週足は、前週足から大きく下寄りした位置に、実体が小さく上ヒゲの長い陰線が出ている。上値トライに失敗して押し戻された形で終えており、下値リスクが高い状態に変わりない。可能性がやや低いと見るが、118.50超えで越週することが出来れば週足の形状が若干改善する。この場合でも中期トレンドが弱く、121円超えで越週しない限り、下値リスクを残すことになる。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は117.40-50、118.00-10に、下値抵抗は、115.30-40、114.80-90にある。114.50割れで越週した場合は112~113円台への一段の下落にリスク要注意。31週、62週移動平均線は、122.78と125.60に位置しており、中・長期トレンドは“ユーロ弱気”に変わりない。 月足を見ると、8月足は安値圏で引ける陰線引けとなり下値リスクがやや高い形で越月している。また7月足が、2012年7月に付けた94.12の大底を起点とする超長期的なサポートラインを若干下抜けた位置で越月していたが、8月はこれを完全に下抜けて越月しており、新たな下落リスクが生じている。最終的には110~112円方向への一段の下落に繋がる可能性が高く、122円超えで越月しない限り、基本戦略はユーロの戻り売りが有効となっている。今月の月足の上値抵抗は118.50~119.00、121.00~121.50に、下値抵抗は114.50~115.00、112.00~112.50、109.50~110.00にある。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は127.38と128.43に位置しており、長期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにある。 今週の戦略は、ユーロ買いは引き続き今週も様子見としたい。売りは117.20-30で戻り売り。上値余地を117.50近辺まで見ておく必要がある。損切りは118.30で撤退。 上値は、117.00-10に軽い抵抗が、117.20-30、117.40-50、117.70-80、118.10-20に強い抵抗があり、全てをクリアし切れない可能性が高いと見るが、118.50超えの越週か日足が119円超えで終えることが出来れば、日足、週足の形状が若干改善して上値余地を探る動きに繋がり易くなる。この場合でも中期トレンドが弱く、122円超えで越月しない限り、下値リスクを残すことになる。下値は、116.50-60、116.00-10、115.70-80、115.30-40、115.00-10、114.80-90、114.50-60に強い抵抗があるが上下動を繰り返しながらもどこまで切り崩せるかトライする動きが継続しよう。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/02/11~2019/08/30(移動平均線は21、120、200日)ユーロ/円【週足】

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