ドル・円は底堅い値動きか、中東情勢の緊張でドル選好

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、中東情勢の緊張でドル選好」

17日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。中東情勢の緊張を受け、リスク回避的な動きに伴うドル買いが見込まれる。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測は後退したが、先行きは不透明で積極的なドル買いは手控えられそうだ。

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所が14日に攻撃を受け、中東情勢に不透明感が広がっている。トランプ米大統領は16日、イランが関与した可能性を指摘。前日の海外市場では原油価格の上昇を背景に、カナダドルなど資源通貨の買いが目立った。本日のアジア市場でも地政学リスクの回避でドルに資金が集まりやすく、主要通貨の対ドルでの下げが続く。ただ、トランプ大統領はイランへの軍事行動に関し「戦争は望まない」と慎重姿勢を維持。3連休明けとなった東京株式市場で前週末同様、22000円付近の水準が維持され、円買いは抑制された。

市場の注目は本日と明日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)。25bp利下げが織り込まれ、大幅利下げ観測を背景としたドル売りは後退している。そうしたなか、18時発表のドイツ9月ZEW景気期待指数は依然として低調な内容が予想され、ユーロ売り・ドル買いとなる見通し。また、22時15分の米国の8月鉱工業生産は前回からの改善、同設備稼働率はほぼ前回並みの水準が予想され、ドルはさらに売りづらい。一方、明日からの米中貿易交渉の次官級協議に向け、摩擦解消を期待した円売りがドル・円を押し上げる可能性もある。ただ、FRBの年内の利下げ継続への思惑で、ドル買いは小幅にとどまろう。


通貨別分析

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