「ドル/円、107.70円台を維持できるか」 外為トゥデイ 2019年10月02日号

f:id:gaitamesk:20190816133345p:plain

f:id:gaitamesk:20191002095607p:plain

(1)
日銀短観は大企業・製造業の業況判断DIが5となり、前回(6月:7)から低下したものの、市場予想(1)ほどには落ち込まなかった。なお、大企業・製造業の2019年度下半期の想定為替レート(事業計画の前提となる為替レート)は1ドル=108.50円(通期では108.68円)であった。

(2)
豪中銀(RBA)は大方の予想通りに政策金利を1.00%から0.75%に引き下げた。声明で「雇用は力強い成長を続けている」としながらも「労働需要の先行指標は、雇用の伸びが最近の速いペースから鈍化する可能性が高いことを示している」と指摘。その上で「労働市場などの動向を引き続き監視し、経済の持続的成長と完全雇用、長期的なインフレ目標の達成を支えるために必要に応じて金融政策をさらに緩和する」 と改めて表明した。RBAの発表直後は出尽くし感などから豪ドル買いが入る場面もあったが、追加利下げの可能性を睨んで次第に豪ドル売りが優勢となった。

(3)
英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitを巡る不透明感からポンドが下落。英与党保守党大会向けのジョンソン英首相の演説原稿が公表され、官邸は「いかなる状況の下でも首相が離脱延期を交渉する事はないだろう」と説明。「ジョンソン首相は、Brexitに関する最終提案を2日にEU側に送り、EU当局が積極的に協議に応じない場合は、合意がないまま英国をEUから離脱させると警告する方針だ」と報じられた。

(4)
米9月ISM製造業景況指数は47.8と予想(50.0)に反して前回(49.1)から低下し、2009年6月以来の低水準を記録。米景気の減速懸念が強まり10月の利下げ観測が再浮上する形で米長期金利が低下する中、ドル売りが強まった。また、米国株が下げ幅を拡大する中、円買いが強まりクロス円も下落した。トランプ米大統領はその後、「米国の製造業者は悪影響を被っている。米連邦準備制度理事会(FRB)の金利は高過ぎる」とツイッターでFRBの政策を改めて批判した。

f:id:gaitamesk:20191002095602p:plain

ドル/円の見通し

昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%下落。一時は約0.4%高の108.47円前後まで上昇したが、米9月ISM製造業景況指数の予想外の悪化を受けて107.63円前後まで反落した。なお、米9月ISM製造業景況指数は47.8と10年3カ月ぶりの低水準を記録。これを受けて景気減速懸念が強まり米国株が大幅安となった他、10月利下げ観測が再浮上する形で米長期金利が低下する中、ドル売り・円買いが活発化した。

9月高値(108.48円前後)を超えられずに反落した事でドル/円の日足チャートは、下落シグナルである「ダブルトップ」が意識されそうな形状となった。一方で、20日移動平均線が100日移動平均線を上抜く「ゴールデンクロス」の示現が間近でもあり、上昇トレンド継続の可能性も残る。20日移動平均線や100日移動平均線の他、日足一目均衡表の転換線も位置する107.70円台のサポートを維持できるかが本日のカギとなりそうだ。材料面では、米景気の状況を見る上で民間版の雇用統計である9月ADP全国雇用者数の結果が注目されよう。

f:id:gaitamesk:20191002095604p:plain

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資 方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された 意見や予測等は、今後 予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社外為どっとコム総合研究所ならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 Copyright©2019Gaitame.com Research Institute Ltd. All Rights Reserved. www.gaitamesk.com
●免責事項 本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
top
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。 尚、本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 店頭外国為替保証金取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。><『外貨ネクストバイナリー』 取引形態:店頭通貨バイナリーオプション取引(満期である判定時刻をもって自動権利行使となるヨーロピアンタイプ) 購入価格:1Lotあたり約40~999円 売買手数料:0円 【注】店頭通貨バイナリーオプション取引は期限の定めのある取引であり、相場の変動等の要因により原資産価格が変動するため、予想が外れた場合には投資元本の全額を失うリスクの高い金融商品です。権利行使価格と判定価格との関係がお客様にとって利益となる場合には自動権利行使によりペイアウト額を得られますが、損失となる場合には権利消滅により全購入金額が損失として確定します。またオプションの購入価格と売却価格には差(スプレッド)が生じます。> 株式会社外為どっとコム 〒105-0021 東京都港区東新橋2-8-1 パラッツォアステック4階 TEL:03-5733-3065 金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第262号/金融先物取引業協会(会員番号1509) (C) Gaitame.com Co.,Ltd. All rights reserved.