ドル・円は戻りの鈍い値動きか、想定内の米雇用統計なら買い戻しは限定的

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は戻りの鈍い値動きか、想定内の米雇用統計なら買い戻しは限定的」

4日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想する。低調な米経済指標が相次ぐなか今月末の追加利下げに思惑が広がり、ドルは主要通貨に対し売られやすい。今晩の雇用統計が想定を大きく上回る内容でなければ、ドルの買い戻しは限定的となろう。

前日発表された米9月ISM非製造業景況指数は3年ぶりの水準に落ち込み、予想以上の悪化を示した。それに先立つ1日の9月ISM製造業景況指数は経済活動の拡大・縮小の境目である50を2カ月連続で下回り、リーマン・ショックの影響が残る2009年以来の低水準となった。低調な経済指標が続くなか、今月末の連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測が一気に高まり、ドルは主要通貨に対して弱含んでいる。ドル・円はNY市場で一時106円半ばまで下落。本日のアジア市場でもその流れが続き、押し目買いは入りやすいが106円後半で戻りは抑えられている。

この後の海外市場では米雇用統計が焦点となる。市場予想は非農業部門雇用者数が+14.5万人(8月+13.0万人)、失業率は3.7%(同3.7%)、平均時給は前年比+3.2%(同+3.2%)。来週の消費者物価指数(CPI)を控え賃金がより注目されるが、前回から横ばいの見通しでFRBの利下げ観測を弱める材料にはならないとみられる。クラリダFRB副議長が「景気後退リスクが高まっているとは思わない」と述べたことでドルの一段安は想定しにくい。また、パウエル議長も今晩の会合で同じような趣旨の発言をすれば、ドル売りは収束しよう。ただ、市場は追加利下げを織り込み始め、ドル買いは後退しそうだ。

通貨別分析

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