3週連続週足陰線、日足は反発、経済成長戦略を近々発表、通貨10位、株価15位

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総括

3週連続週足陰線、日足は反発、経済成長戦略を近々発表、通貨10位、株価15位

予想レンジ 6.5-7.5

(ポイント)
*9月PMI悪化
*経済成長戦略を近々発表
*中銀は金融政策ではなく財政政策を要求、中銀は追加緩和を否定
*海外での起債は成功している
*3週連続陰線
*中銀は成長見通しとインフレ見通しを下方修正
*外国人の国債保有率は37.3%
*エスコム分割案が提示された
*土地収用問題では温和な報告書が提示された
*ムーディーズの格付け変更は11月
*ムーディーズが格下げすればジャンク債となる
*2Q・GDPは予想外の改善
*企業景況感は悪化
*南アへの投資は増加
*移民排斥運動が勃発
*資源価格はしっかりしている
*2Q失業率は悪化
*中銀はランドの平均的な水準を1ドル14.5としている

(弱いPMI)
 いいニュースは僅かだが、テクニカルでは日足が先週ボリンジャーバンド下限から小反発しで雲の中に入った。9月の民間購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、5カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。新規受注と生産が減少。企業マインドも冷え込んだ。前月は49.7。新規受注は15カ月連続で減少した。3QのPMIは平均で49.1と、今年最低。3QのGDPは、良くても小幅な伸びにとどまるようだ。

(経済成長戦略)
 さてラマポーザ大統領は、政府が数週間中に経済成長戦略を最終決定すると表明した。大統領は、今年の経済成長率は予想を下回る見通しである一方、財政は限界に達しており、複数の業界が人員削減を検討していると説明。国有企業の再編やインフラ基金の創設を含む成長戦略を数週間中に詰めると述べた。「政府の財政には非常に厳しい負荷がかかっており、支出や借り入れを増やす余地は乏しい」とし、無駄を排して資源を賢く使う必要があると語った。発表された時に投資適格級に格付けしているムーディーズがどう反応するかが焦点だ。

(中銀の抵抗)
 南ア中銀は、問題の根源は金融政策ではなく財政政策と主張し、主要政策金利のレポレート大幅引き下げを求める政治圧力に抵抗。9月19日の会合でレポレートを6.5%に据え置いた。半期の金融政策見直しでは、成長支援で利下げする用意はあるとしたものの、効果は長続きしないとの認識を示した。

(成長見通し下方修正)
ムボウェニ財務相は、2019年の経済成長率を1.5%としている財務省の予想について、状況が変化し、逆風が強まっているとして、達成は厳しいとの見方を示した。
ムーディーズは、南アの今年の成長率予想を1%から0.7%に下方修正。南ア中銀は成長率を0.6%と予想している。
ムーディーズと南ア中銀は、経済への主な重しとして、経済改革の遅延のほか、電力大手エスコムなど国営企業の巨額救済を挙げている。
ムボウェニ財務相は、「予想の前提条件が明らかに変わった。実際の赤字はおそらく、ずっと大きなものになるだろう」と指摘。国営企業の救済を求める声が強まり、成長や支出への圧力になっているとした上で「われわれは農業に再び軸足を移すべきだが、エスコムの支援は続けざるを得ない。電力なしには成長はできない」と語った。

(起債成功)
南アフリカ政府は、国際金融資本市場における起債を通じて計50億ドルを調達したと発表した。投資家からの強い引き合いを受け、調達額は当初予定していた40億ドルを上回った。
今回は2本建て。10年債(表面利率4.85%)で20億ドル、30年債(同5.75%)で30億ドルをそれぞれ調達した。
南ア国債は、大手格付け会社のうち2社から投機的水準とみなされ、投資適格級を付与しているのはムーディーズのみ。それでも世界各地の保険会社や年金基金、ヘッジファンドなどさまざまな投資家が買い意欲を示したため、応募倍率は2倍を超えた。
財務省は「南アフリカ政府は起債成功を目の当たりにしており、これはサブサハラ地域で最大の案件になったとみられる。わが国の健全なマクロ経済政策の枠組みと分別のある財政運営に対して、投資家が信頼を表明した」と述べた。

(暴動も景気悪化に影響)
9月はヨハネスブルクやプレトリアで一部の企業が暴動で打撃を受けた。主に外国人や外国人の経営する商店が標的となり、15人が死亡、400人以上が逮捕された。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン下限から反発 雲中へ

 日足。10月1日-2日の下降ラインを上抜く。ボリバン下限から反発。10月3日-4日の上昇ラインがサポート。9月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。雲中へ。
 週足。8月26日週-9月16日週の上昇ラインを下抜く。9月16日週-30日週の下降ラインが上値抵抗。先週は下ヒゲが長い。
月足。7月はカブセ線に終わる。6月- 7月の上昇ラインを下抜き下落。7月-8月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下限到達後、上昇も9月は上ヒゲが長い陽線。
年足、16年-18年の上昇ラインを下抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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喜望峰

南アの民族とは

広い国土と複雑な歴史により、黒人(ズールー族、コーザ族、ソト族、ツワナ族等)、白人(オランダ系、イギリス系等)、カラード(混血)、アジア系(インド人等)で構成されている。アパルトヘイトという苦難の歴史を克服し、復讐ではなく和解を追求した南アの国民は、敬意をもって「七色の国民(レインボー・ネイション)」と呼ばれている。

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