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「米中貿易問題巡り一喜一憂」 外為トゥデイ 2019年10月8日号

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(1)
一部報道で、10-11日の米中通商協議を前に「中国は米国との議論の範囲狭める」と伝わると取引開始とともに円高が進行したが、一時的な動きにとどまり、すぐに円が売り戻された。なお、報道によると、劉鶴中国副首相は訪中した要人に対し、中国の産業政策や政府補助金の改革に関するコミットメントを盛り込まない提案を行うと語った模様。

(2)
独8月製造業受注は前月比-0.6%となり、前回(-2.1%)から減少率は鈍ったものの、市場予想(-0.3%)を下回った。

(3)
「中国は、米国との通商協議では可能な部分で合意を取りまとめ、より困難な問題は来年に交渉する工程表を作成する用意がある」との報道を受けて、過度な懸念が和らぐとドル/円やクロス円が上昇。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が「中国企業の上場廃止は検討していない」などと述べた事で米国株が一時プラス圏に浮上した事もドル/円やクロス円の上昇を後押しした。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は、米中貿易問題を巡る観測報道に一喜一憂しつつも107円台を回復。早朝には「中国が米中協議の議論の幅を狭める」と伝わり、交渉が難航するとの見方から106.60円台に下落する場面があった。しかし、NY市場では「中国が通商交渉の工程表を用意」と伝わった他、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が中国企業の上場廃止を検討していないと述べた事を受けて一時107.40円台まで反発した。

米中閣僚級通商協議を10-11日に控えており、本日も観測報道に振らされやすい市場環境が続きそうだ。なお、トランプ米大統領は「中国との部分的な貿易合意は我々の望むものではない」と述べて中国の構造改革問題を先送りする姿勢をけん制しており、協議の行方は予断を許さない。

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