「日米金融政策当局者の発言に注目」 外為トゥデイ 2019年10月15日号

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(1)
中国9月貿易収支は396.5億ドルの黒字となり、黒字額は予想(347.5億ドル)を上回った。ただ、輸入が前年比-8.5%、輸出も同-3.2%といずれも減少しており、米関税の影響が滲んだ。

(2)
ユーロ圏8月鉱工業生産は前月比+0.4%と、予想(+0.3%)を上回る伸びとなった。

(3)
中国は、米中通商合意の「第1段階」について、中国側は詳細を詰めるためのさらなる協議を早ければ今月中にも持ちたい意向で、習近平国家主席が署名に合意するのはその後だ、などとする関係者の話が伝わると、豪ドル/円やドル/円が一時下落した。

(4)
欧州連合(EU)の議長国であるフィンランドのリンネ首相は、英国との離脱協議について、「首脳会議前にブレグジット合意に至るには時間が足りない」として週内に全面的な合意に至る公算は小さいとの認識を示した。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は、終値ベースで前日からほぼ横ばいの108.40円前後。米中通商合意を巡る楽観的な見方がやや後退したため108.00円台に小緩む場面もあったがドルの下値は堅かった。米中通商協議が「第1フェーズ」とはいえ大枠合意に漕ぎ着けた事で、市場の関心は月末に予定されている日米の金融政策発表に移っていきそうだ。日銀は9月声明で「次回会合で経済・物価動向を改めて点検していく」と表明。黒田日銀総裁は会合後の会見で「前回の会合よりも追加緩和に前向き」と述べており、本日の黒田総裁の発言(日銀支店長会議であいさつ)にも注目だ。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月の声明や議事録から、メンバーの判断が利下げと据え置きで割れていた事が明らかになっている。

本日は、9月会合で大幅利下げを主張したブラード・セントルイス連銀総裁と、利下げに反対票を投じたジョージ・カンザスシティ連銀総裁の講演が予定されている。

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