「EU離脱交渉進展でポンドが急上昇 トルコリラは下落」変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング

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外為どっとコムの取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップ」「取引量」をランキング表示した。

集計期間:
2019年10月7日から10月11日の営業日

変動率ランキング
スワップポイントランキング
取引量ランキング

変動率ランキング

前回から新たに10通貨ペアが加わり、集計対象は全部で30通貨ペアとなっている。

そんな中、最も値動きがあったのはロシアルーブル/円だった。前回に引き続きの1位で、変動率は前回(3.94%)を超え5.96%となっている。(なおロシアルーブル/円は取引レートを安定的に提供できることを確認した後、新規注文の受付を開始するため、現在は外貨ネクストネオで取引はできない。)

第2位はポンド/円がランクインした。前回の19位(変動率1.58%)から大幅に上昇したことから、集計期間中に大きな変動があったことがわかる。

期間中の10日、ジョンソン英首相とバラッカー・アイルランド首相が首脳会談後に「離脱合意を成立させる事があらゆる関係者の利益にかなうと引き続き確信」「合意への道筋が見込めるとの点で一致」などとする共同声明を発表。懸案の国境を巡るバックストップ(安全策)問題の進展を窺わせる声明で、ポンドは全面的に上昇した。ポンド高の勢いは11日も続き、ポンド/円は6月以来となる高値137円80銭台を記録した。騰落率4位のポンド/米ドルは1.27台へ続伸した。

5位に上昇したのはユーロ/トルコリラだ。集計期間中の7日、シリア北東部に展開していたアメリカ軍が撤収を開始。トルコが単独で軍事活動を行う可能性が高まるとトルコリラは大きく下落した。ユーロ/トルコリラは前日終値6.2472から7日終値6.3990へ上昇(ユーロ高・リラ安)となった。7位の米ドル/トルコリラが前日の5.68台から5.83台へ、11位のトルコリラ/円が前日の18円70銭台から18円30銭台へ推移した。また、今回の集計週では変動率でユーロ/トルコリラや米ドル/トルコリラの方がトルコリラ/円を上回っていた。9日に入り、トルコ軍はシリア北部へ越境しクルド人勢力への攻撃を開始した。週が変わった現時点(15日)でリラの急落には至っていないが、ジリジリとした下落となっている。シリア政府がクルド人勢力への支援を表明し、事態の長期化や深刻化が懸念される状況だ。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアの中で18通貨ペアだった。その内3%以上の変動幅を記録したのは11。また1%未満の通貨ペアは4つと、前週に比べ変動率の強弱がついた。
ドル/円相場は米国が中国の人権侵害を問題視し中国当局者のビザ発給を制限。米株が下落するも堅調に推移し、木曜日にトランプ米大統領が「中国との通商協議は非常に順調」と述べると、ドル円は上昇することとなった。ドル/円の変動率は1.83%と、先週の1.86%からほぼ変化がなく、大きく変動した通貨ペアが多くあったことから、ランキングは20番となった。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 RUB/JPY 5.96% 1.688 1.593
2 GBP/JPY 5.72% 137.889 130.432
3 ZAR/JPY 5.70% 7.365 6.968
4 GBP/USD 4.19% 1.27058 1.21953
5 EUR/TRY 3.96% 6.511 6.2632
6 EUR/GBP 3.74% 0.90191 0.86943
7 USD/TRY 3.43% 5.8968 5.7015
8 MXN/JPY 3.40% 5.625 5.44
9 GBP/AUD 3.36% 1.86822 1.80744
10 SEK/JPY 3.25% 11.086 10.737
11 TRY/JPY 3.18% 18.724 18.147
12 CAD/JPY 2.96% 82.425 80.056
13 NOK/JPY 2.96% 11.985 11.641
14 CNH/JPY 2.94% 15.344 14.906
15 AUD/JPY 2.94% 73.953 71.844
16 NZD/JPY 2.75% 68.991 67.143
17 SGD/JPY 2.55% 79.228 77.256
18 EUR/JPY 2.47% 119.999 117.104
19 HKD/JPY 1.85% 13.838 13.587
20 USD/JPY 1.83% 108.62 106.665
21 CHF/JPY 1.64% 108.96 107.206
22 AUD/USD 1.50% 0.68101 0.67095
23 USD/CAD 1.32% 1.33443 1.31704
24 NZD/USD 1.24% 0.63534 0.62758
25 EUR/USD 1.11% 1.10624 1.09407
26 EUR/AUD 1.02% 1.6369 1.62031
27 AUD/CAD 0.96% 0.90359 0.89498
28 USD/CHF 0.87% 0.999 0.99042
29 EUR/NZD 0.81% 1.74957 1.73555
30 AUD/NZD 0.64% 1.07315 1.06632

 

スワップポイントランキング

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、前回同様、ユーロ/トルコリラ、米ドル/トルコリラが上位に食い込んでいる。またランド/円が前回4位から3位への上昇となっている。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 おおよその必要取引高
1 EUR/TRY 3246 1,194,653
2 USD/TRY 2005 1,082,512
3 ZAR/JPY 770 732,400
4 MXN/JPY 730 560,700
5 RUB/JPY 700 1,676,000
5 CNH/JPY 700 1,527,400
7 USD/CHF 505 1,084,042
8 EUR/USD 504 1,196,271
9 TRY/JPY 404 184,110
10 USD/JPY 386 1,084,080
11 GBP/USD 385 1,371,025
12 EUR/NZD 297 1,196,345
13 SGD/JPY 280 789,480
14 EUR/AUD 212 1,196,177
15 NZD/USD 196 686,710
16 CAD/JPY 175 820,950
17 GBP/JPY 169 1,371,210
18 EUR/GBP 144 1,196,120
18 AUD/USD 144 736,372
20 AUD/JPY 92 736,440
21 NZD/JPY 88 686,970
22 HKD/JPY 80 1,380,600
23 CHF/JPY 75 1,087,500
24 NOK/JPY 70 1,191,800
25 USD/CAD 52 1,083,835
26 GBP/AUD 16 1,371,008
27 EUR/JPY 11 1,196,400
28 AUD/NZD 0 736,446
28 AUD/CAD 0 736,244
28 SEK/JPY 0 1,103,500

 

取引量ランキング

期間中の取引量は、前回と比べ上位4位は変わらないものの、前述のポンド上昇を受けてか、5位にポンド/米ドルが位置した。変動率5位のユーロ/トルコリラだが、取引量はというと前回から若干順位を上げるも21位になっている。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 GBP/JPY 2
3 AUD/JPY 3
4 EUR/JPY 4
5 GBP/USD 8
6 TRY/JPY 6
7 EUR/USD 5
8 MXN/JPY 7
9 ZAR/JPY 9
10 NZD/JPY 10
11 AUD/USD 11
12 CNH/JPY 16
13 CAD/JPY 13
14 GBP/AUD 15
15 EUR/AUD 12
16 EUR/GBP 17
17 NZD/USD 14
18 USD/CHF 18
19 CHF/JPY 19
20 USD/CAD 24
21 EUR/TRY 23
22 AUD/NZD 22
23 USD/TRY 26
24 HKD/JPY 25
25 NOK/JPY 29
26 AUD/CAD 27
27 EUR/NZD 20
28 SEK/JPY 21
29 SGD/JPY 28

 

まとめ

この集計週は、ポンドの急上昇、またリラ軟調という週であった。

トルコ情勢については、目が離せない。軍事行動を受けてトランプ大統領は近くトルコへの経済制裁を行うと表明している。大幅なリラ安につながる制裁策が発表される可能性は意識しておきたい。

また、英国のブレグジットについても、17日、18日のEUサミットに注目が集まる。19日までにEU離脱がまとめられない場合、離脱延期法に則り、ジョンソン英首相は来年1月末までの延期をEUへ申請する必要が出てくる。

■関連情報

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