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【ポンド/円】協議難航でも底堅いポンド

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

10月17日(木)ポンド/円

基調
下げ渋り

目先の注目材料
・10/17-18 EU首脳会議
・主要国株価、国際商品価格

協議難航でも底堅いポンド

英国と欧州連合(EU)は、本日から始まるEU首脳会議を前に、新たな離脱協定案の合意を目指して協議してきたが、昨日時点では合意できなかった。
北アイルランドの地域政党であり、英保守党政権と閣外協力関係にある民主統一党(DUP)が協定案の一部に難色を示している模様で、DUPは先ほど「税関などに関する現在の提案を支持できない」と表明した。
本日の合意成立も微妙な情勢となっており、ポンドが反落している。もっとも、DUPの見解が伝わってからのポンド/円の下げ幅は0.7円程度に過ぎない。
昨日までの1週間で10円近く上昇した事を考えれば、極めて小幅な調整と言えるだろう。
こうした一種の底堅さの背景には、「いずれにしても『合意なき離脱』の目はない」という見方がある模様。
仮に英国とEUの協議が難航し、離脱条件に関する合意が得られなければジョンソン英首相は法律に則り離脱期限の延長をEUに申請しなければならなくなる。
つまり、今回の協議の結末は、良くて「秩序ある離脱」、悪くても「離脱延期」というわけだ。
ポンド相場については「秩序ある離脱」なら上昇、「離脱延期」は横ばいを見込むのが妥当だろう。
無論、「離脱延期」の場合は英議会が解散・総選挙に進む可能性が高まる。
しかし、選挙結果によって離脱シナリオが変わってくるため、現時点で直ちにポンド売り材料にするのは無理があるだろう。