「ドル/円、決め手欠く」 外為トゥデイ 2019年10月23日号

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(1)
欧州連合(EU)のトゥスク大統領が「英の離脱延長申請は状況をより複雑にしている」「離脱延長は英議会が何を決定し、決定しないか次第」と述べたのに続き、ユンケル欧州委員長は「ブレグジットは時間とエネルギーの無駄」と発言した。

(2)
米9月中古住宅販売件数は年率換算538万件となり、市場予想(545万件)および前月(550万件)を下回った。

(3)
英議会(下院)は、ジョンソン政権が提出した「EU離脱合意の一般原則」を承認。これを受けてポンド/円が141.10円台に上昇するなどポンド買いが強まった。しかし、その直後に英議会はEU離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議を否決。ポンドは一転して売りが強まり、ポンド/円は139.50円台まで急落した。ユーロ/円も、ポンド/円の動きに連れて乱高下した。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。英議会が欧州連合(EU)離脱協定関連法案を3日間で迅速審議するための議事進行動議を否決した事で一時108.40円台に小緩んだ。なお、迅速審議の否決により、ジョンソン英首相が目指す10月31日のEU離脱は絶望的となり、3度目の離脱延期が濃厚となった。

英政府も短期の離脱延期を排除しない方針を表明しており、10月31日に「合意なき離脱」が実現する可能性は現時点で極めて低い。したがって、この問題がドル/円相場に及ぼす影響は小さいと考えられる。本日も決め手のないまま108円台半ばを中心にもみ合う展開となりそうだ。

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