「半年ぶりの米ドル/円強気見通しに」外為短観 第125回

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<第125回調査>2019年10月25日

外為どっとコムの口座開設者のお客様を対象とした投資動向等に関するアンケート調査です。

調査実施期間
2019年10月18日(金)13:00~2019年10月22日(火)24:00

調査対象
外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』に口座を開設のお客様層。

調査方法
外為どっとコムの口座開設者にメールでアンケート回答URLを送付。
今回の有効回答数は819件。
※必要項目を全て入力して回答して頂いたお客様を「有効回答数」としました。

問1:今後1カ月間の米ドル /円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の見通し」については、「米ドル高・円安方向」と答えた割合が 40.9%であったのに対し「円高・米ドル安方向」と答えた割合は32.6%であった。

この結果「米ドル/ 円予想DI」は△8.3%ポイントとなり、前回(▼7.6%ポイント)から、米ドル/円相場の強気見通しを示すプラスに転換した。なお、プラスDIは2019年4月以来半年ぶり。調査期間前後の米ドル/円相場は約1カ月半ぶり高値から小反落したものの108円台で底堅く推移。米中通商協議の第1段階で合意が成立。貿易戦争がひとまず休戦状態となった事などが個人投資家の見通しの変化に繋がったと考えられる。

問2:今後1カ月間の米ドル /円相場の予想レートについてお答えください

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「今後1カ月間の米ドル/円相場の予想レート」については、「1円~3円の米ドル高・円安」が36.1% と最も多く、次いで「±1円で推移(31.4%)」と続き、以下「1円~3円の米ドル安・円高(26.1%)」、「3 円以上の米ドル高・円安(4.0%)」、「3円以上の円高・米ドル安(2.3%)」の順になった。

ヒストグラムの形状は向かって左側が高く、米ドル高・円安方向へ傾いており、問1の結果と整合的だ。もっとも、「3円以上の米ドル高・円安」と答えた割合は前回の4.9%から低下しており、米ドル/円相場は上昇しても、その値幅は比較的小ぶりなものに留まるとの見方が多いようだ。

問3:今後 1カ月間のユーロ/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間のユーロ/円相場の見通し」については、「ユーロ高・円安方向」と答えた割合が36.1%であったのに対し、「円高・ユーロ安方向」と答えた割合は39.3%であった。

この結果、「ユーロ/円予想DI」は▼3.2%ポイントと、15カ月連続でマイナスを記録。ただ、弱気度合いを示すマイナス幅は2018年9月以来の水準に縮小した。調査期間前後のユーロ/円相場は、米中の対立緩和や英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitを巡る懸念の後退などから、およそ3カ月ぶりに121.40円台まで上昇する場面があった。こうした中、個人投資家のユーロ弱気見通しも徐々にほぐれつつあるようだ。

問4:今後 1カ月間の豪ドル/円相場の見通しについてお答えください

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「今後1カ月間の豪ドル/円相場の見通し」については、「豪ドル高・円安方向」と答えた割合が37.9%であったのに対し、「円高・豪ドル安方向」と答えた割合は31.1%であった。

この結果豪ドル/ 円予想DI」は△6.8%ポイントとなり、2018年11月以来、11カ月ぶりにプラス圏へ浮上した。調査期間前後の豪ドル/円相場は、米中の対立緩和などを好感した動きで2カ月半ぶりの高値水準となる74.80円台まで上値を伸ばす場面もあった。豪9月雇用統計で失業率が7カ月ぶりに低下した事で11月の追加利下げ観測が後退した事も個人投資家の相場見通し改善に繋がった可能性がある。

問5:今後、注目の通貨ペアについてお答えください

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「今後注目している通貨ペア」について尋ねたところ、「買い」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が33.1%の回答割合を集めて1位となった。続く2位にはポンド/円(14.9%)、以下、3位に豪ドル/円(9.0%)、4位にトルコリラ/円(8.3%)、5位、ユーロ/米ドル(5.9%)と続いた。米ドル/円の1位は85 カ月連続でその人気ぶりに翳りは見られない。一方、2位のポンド/円は回答割合を前回の11.3% から増やして米ドル/円に追いすがった。また、前回5位の豪ドル/円も回答割合を増やして3位に順位を上げた。英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitや、米中貿易戦争を巡る不透明感が幾分後退している事がポンドや豪ドルを「買い」で注目する理由になっている模様。

他方、「売り」で注目の通貨ペアは、米ドル/円が26.0%の回答割合で首位をキープした。以下、2 位ポンド/円(18.4%)、3位ユーロ/米ドル(11.7%)、4位ユーロ/円(10.7%)、5位トルコリラ/円(7.1%)と続いた。こちらでもポンド/円が首位の米ドル/円を猛追しており、回答割合の差は前回の13.8%ポイントから7.6%ポイントに縮小している。ポンド/円については、「買い」「売り」ともに注目度が上昇しており、取引のテーマとしてBrexit問題に関心を寄せる個人投資家が多い事を物語っている。
なお、今回から「買い」で注目、「売り」で注目のランキングともに、上位10通貨ペアのみを表示するよう変更した。11位以下のペアについては、目立つ動きがあれば適宜取り上げる事にしたい。

問6:10月31日の日銀金融政策決定会合の結果とドル/円の値動きはどう予想していますか?(ひとつだけ)

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今回の特別質問として、「10月31日の日銀金融政策決定会合の結果とドル/円の値動きはどう予想していますか?(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「現状維持で横ばい」が37.0%と最も多かった。次いで「追加緩和を決定して米ドル高・円安」が18.1%、僅差で「追加緩和を決定して横ばい(15.4%)」と続き、以下「現状維持で米ドル高・円安(10.6%)」、「追加緩和を決定して米ドル安・円高(9.6%)」、「現状維持で米ドル安・円高(9.3%)」、という順になった。

日銀の金融政策については、どちらかといえば「現状維持(追加緩和なし)」を見込む向きが多いようだ。また、「追加緩和」を見込む向きの中で、「米ドル高・円安」の反応を予想(期待)する割合が低いのが印象的だ。「横ばい」と「米ドル安・円高」の反応を予想する向きの合計割合は、「米ドル高・円安」の割合より多かった。日銀の追加緩和に円安効果が乏しいと見ている個人投資家が多いという事になる。

問7:2019年12月31日ニューヨーククローズ時点ユーロ/円の予想レートをお答えください(ひとつだけ)

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もうひとつの特別質問として2019年12月31日ニューヨーククローズ時点ユーロ/円の予想レートをお答えください(ひとつだけ)」と尋ねたところ、「120.01-122.00円」が21.1%と最も多かった。次いで「122.01-124.00円(15.3%)」、「118.01-120.00円(14.4%)」、「124.01-126.00円(11.8%)」と続き、以下「116.01-118.00円(9.5%)」、「126.01-128.00円(7.6%)」、「114.00円以下(8.8%)」、「128.01円以上(6.1%)」、「114.01-116.00円(5.4%)」の順になった。調査期間中のユーロ/円相場の水準(121円台)を中心に、グラフが綺麗に上下に別れており、個人投資家の見通しが現値を挟んで真っ二つに割れている様子が見て取れる。

今後の調査実施計画及び公表方針

本調査も第125回目となりました。調査開始から10年超が経過し、データの蓄積が進んできました。今後については、毎月定点観測で実施する調査結果を基に、予想DIの時系列比較から見出せるFX投資家の相場観の変化やその傾向などのほか、中長期的な視点に基づいたFX投資家の投資スタイルの変化などの考察も進めて行きたいと考えています。

なお、毎月の本調査においては、公表扱いとしている質問項目及び回答結果の他に、「投資家の属性」、「取引頻度」、「取引規模」、「取引時間帯」、「投資選好」など、投資家実態を把握するために必要な各種の質問項目も設けて集計しています。それらの回答結果を用いた投資家の実態報告や属性別のクロス・セクション分析等については、当研究所が1年に1回、毎年年央以降に公表する「外為白書」で紹介する予定です。

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