ドル・円は上げ渋りか、米追加利下げ観測でドル買い手控え

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は上げ渋りか、米追加利下げ観測でドル買い手控え」

28日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米中貿易摩擦の解消期待などを受け、リスク回避的な円買いは後退する見通し。ただ、明日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測から、積極的なドル買いは手控えられよう。

米中両国は先にワシントンで開催された閣僚レベルの貿易協議に関し合意内容を文書に取りまとめる方向で、一部の分野で作成作業が進んでいるもよう。主要な論点は先送りされ目先については不透明感が続くものの、両国の摩擦解消に向けた期待感からリスク回避的な円買いは後退している。それを受け、週明けのアジア市場では日経平均株価や上海総合指数、米株式先物のプラス圏推移を手がかりに、ドル・円は上昇基調に振れた。ただ、108円80銭付近では国内勢のドル売りが観測され、上値の重さが意識される。この後の海外市場でも、同様の展開となりそうだ。

今週半ば以降の日米中銀による政策決定や米雇用統計など重要イベントを控え、今晩も材料難で動意は薄いとみられる。そうしたなか、仏LVMHの米ティファニー買収報道を受け、思惑からユーロ・ドルは売られやすく、その影響でドル・円はやや押し上げられよう。また、イスラム国指導者の死亡が発表され、地政学リスクによる円買いも弱まるだろう。一方で、「合意なき」ブレグジット回避への期待感は続くものの、ジョンソン英首相が議会に提出を表明した総選挙実施動議の採決の行方が注目される。仮に可決された場合、12月12日の総選挙が見込まれ、不透明感からポンド・円の上昇は想定しにくい。米FOMCの追加利下げ観測でドル・円は積極的な買いが手控えられ、他の押し上げ要因も期待しづらい。

通貨別分析

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