“年間最小の値幅?” 

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先週はFOMC.、日銀政策決定会合、そして10月米国雇用統計の発表と大きなイベントが目白押しであった。

結果はFOMC.に於いては政策金利は予想通りに0.25%の利下げを決定し、声明では将来的な利下げを示唆しているものとされた“景気拡大を維持するために適切に行動する。”との文言を削除した為に当面の利下げ期待が後退するかに見えたが、同時に“不確実性は残る。適切な金利の道筋を精査する。”と言及して“必要とあらば利下げは厭わない。”とも取られて結局はタカ派的でもハト派的でもないニュートラルな結果となった。

同じく日銀政策決定会合に於いてもマイナス金利の深掘りなどの追加緩和政策は見送られたが、政策金利の先行き指針(フォワードガイダンス)を修正し、将来の利下げの可能性を示すと共に、政策金利について“現在の長短金利の水準、またはそれを下回る水準で推移することを想定している。”と明記し、こちらはややハト派的結果と取られたが一部の参加者が追加緩和を期待していたこともあり、相場に対する影響は殆ど無かった。

週の最後のイベントである金曜日に発表になった10月米国雇用統計では失業率は前月から1ポイント悪化して3.6%となったが、非農業部門雇用者数が市場予想の+8万9千人を大きく上回る+12万8千人となり、又前月分が+13万6千人から+18万人に上方修正されて雇用情勢の底堅さを表すこととなった。

結局週を振り返ってみると高値109.28、安値107.89と1円39銭の値幅となり、前週の値幅53銭と比較すると“そこそこ動いた。”気がしないでもないが金曜日の終値は108.15で、これで何と11月11日から丁度3週間108円台の終値が続いたことになる。

11月に入り、今年も余すところ2ヶ月。
今年の年初からの高値は4月24日に付けた112.40、安値は1月3日と8月26日に付けた104.44(不思議なことに同レートで下値がサポートされた。)で値幅は凡そ8円となり、これは今のところ昨年記録した1973年の変動相場制移行以来最も狭かった9円91銭の値幅よりも凡そ2円狭い。

もし昨年記録した最も狭い年間10円幅の動きを今年も残りの2ヶ月で期待すると下値は104.44-1.00=103.44、逆に高値は112.40∔1.00=113.40(値幅は113.40-103.44=9.94)になるが、どうもこのレベルまでの円高も円安も望み薄の様な気がしてならない。

この相場の膠着の背景には恐らく多くの市場参加者(ドルを買う輸入業者や投資家と、ドルを売る輸出業者や塾長の様なリスク・オフ信者)が現在の105.00~110.00のレンジを“心地よいもの”と感じて前者はレンジの下で相場をサポート(支える。)し、後者はレンジの上で相場をレジスト(頭を押さえる。)しているからであろう。

個人的には相変わらず
⁻益々混沌とする米中関係。
⁻相変わらずきな臭い中東情勢。
⁻韓国のGSOMIA破棄による朝鮮半島の地政学的リスク増大。
⁻弾劾問題に揺れるトランプ政権に対する不信。
それに
‐延期続きのBrexit.に対する不透明感。
などのリスク・オフ要因が“直ぐそこに在る危機”として存在し、何時ドル安&円高になってもおかしくないと思うのだが、“その危機”が実際に起きないと相場は自分の思惑通りには動かない。

まあ、相場は相場。
焦らず、安い所では売らず、高い所では買わずに無理をしないで行くとしよう。


今週5日には先月ドル安&円高を演出したISM. (米サプライマネジメント協会)の非製造業景況感指数の発表がある。
先週1日には発表になった10月の製造業の景況感は9月の47.8から48.3へとやや改善したが依然として好不況の境目と言われる50を下回った。
非製造業の数字が2ヶ月連続で減速を示すようであれば再びリスク・オフの動きとなる可能性が有ろうか?

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