さあ、これから行動が求められる

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総括

さあ、これから行動が求められる

「予想レンジ 南アランド円 6.8-7.8」

総括                                           
(ポイント)
*大統領の財政改善や海外からの投資呼び込みの効果が出るか
*エスコム社は再び停電を計画している
*最近の経済指標は弱い
*ムーディーズは南ア格付けの投資適格級を維持(見通しはネガティブに引き下げ)
*ムーディーズはエスコム社を格下げ
*中期財政計画では財政赤字拡大、成長見通し引き下げ
*電力計画が発表された
*南ア議会はエスコム社の支援を承認
*2016年から安定しているのは貿易収支の改善から
*世銀は成長見通しを下方修正
*資源価格は堅調
*中銀は金融政策ではなく財政政策を要求、中銀は追加緩和を否定
*海外での起債は成功している
*エスコム分割案が提示された
*土地収用問題では温和な報告書が提示された
*2Q・GDPは予想外の改善
*南アへの投資は増加
*移民排斥運動が勃発
*中銀はランドの平均的な水準を1ドル14.5としている

(格付け)
 ムーディーズの格付けでは、予想通り投資適格級で最低水準の「Baa」に据え置かれた(格付け見通しは「安定的」から「ネガティブ」に引き下げられた)ことで一旦はランド相場も落ち着いた。ただムーディーズに指摘された財政難や低成長の問題解決はこれからである。油断していると他の格付け会社がさらに格下げしてしまうかもしれない。

(大統領の行動)
 早速ラマポーザ大統領が行動した。大統領は、国内外の企業が総額約3600億ランド(240億ドル)相当の南ア向け投資を約束したと明らかにした。投資計画の一部は南アで開かれた年次投資会議でまとまった。国内企業の投資額は携帯電話大手MTNと紙・パルプ大手サッピがそれぞれ500億ランド、140億ランド。国有物流会社トランスネットは230億ドル。また海外企業では英豪系資源大手リオ・ティントが65億ランド、コカ・コーラが150億ランド。投資計画をまとめた一部企業の幹部は、投資の一部は既に実行済みだと述べた。

ラマポーザ大統領は「停滞や先行き不透明さ、混乱などが長期にわたり続いたが、今後は確実に回復の道をたどると信じたい」と述べた。
大統領は昨年の投資会議で、5年間に総額1000億ドルの新規投資を獲得し、このうち半分強をすぐに確保するとの目標を掲げていた。ただアナリストによると、今回打ち出された投資の一部は通常の営業コストにすぎず、国有企業の投資も含めるべきかどうか疑問だという。また経済の厳しい見通しを変えるのに十分な規模か疑わしいとの声も出ている。

(経済指標は弱い)
 3Qの消費者信頼感指数は-7となり、2Qの+5から低下した。2017年4Q以来最低の水準で、企業信頼感の弱まりが反映された。9月の鉱工業生産は前年比、前月比ともに2.4%減少した。またムーディーズは、エスコムの長期無担保債格付けを「B3」から「B2」に引き下げ、ジャンク級の中でもさらに低い水準とした。見通しは「ネガティブ」とした。

(日本は出遅れ 南アとのビジネス課題話す委員会が発足)
人口が急増し、経済成長が続くアフリカへの日本企業の進出を後押ししようと、政府はアフリカ最大の工業国、南アフリカとの間でビジネスの課題などを話し合う委員会を立ち上げた。アフリカは人口が急増し経済成長が続く中、「世界最後の巨大市場」と呼ばれ、欧米や中国などが積極的に進出していますが、日本企業については出遅れが指摘されている。
 南アフリカにはおよそ130の日本企業が進出しているが、労働者の雇用をめぐる規制が厳しいことや、煩雑な行政手続きを求められることなどが課題として指摘されていて、委員会で、こうした点について、南アフリカ政府に改善を求めていくものと見られている。

テクニカル分析(ランド/円)

窓開けて上昇も伸び悩む

 日足。11月4日は窓を開けて上昇。11月4日-7日の上昇ラインがサポート。
11月7日-8日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。ボリバン中位へ下落。
 週足。10月28日週-11月4日週の上昇ラインがサポート。10月28日週-11月4日週の下降ラインが上値抵抗。
月足。7月-8月の下降ラインを上抜く。8月-10月の上昇ラインがサポート。4月-7月の下降ラインが上値抵抗。
年足、16年-18年の上昇ラインを下抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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喜望峰

ロシアとの首脳外交、原子力も議題に

ラマポーザ大統領は10月23、24日にロシアのソチで開催された「第1回ロシア・アフリカサミット」に参加した。両国間ではこれまでに2国間投資促進・保護協定、二重課税防止、原子力平和利用のための協力、資源の共同開発、農業・水資源分野での協定・協力が結ばれている。
 ラマポーザ大統領は、数多くのロシア企業が既に南アに進出しているが、設備の改良が必要だとして、南アへのさらなる投資を繰り返し呼び掛けた。
 ラマポーザ大統領は、プーチン大統領との首脳会談でこれまでどおりロシアによる原子力案件が話題に上ったと明らかにし、原子力は南アのエネルギー計画に引き続き含まれているため、適切な時期に検討すると回答したと語った。

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