年末へ向かって米中通商協議は、弾劾は、ブルームバーグ氏は

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総括

年末へ向かって米中通商協議は、弾劾は、ブルームバーグ氏は

ドル円=106-111、ユーロ円=118-123 、ユーロドル=1.08-1.13

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨3位、株価11位、ボリバン上限到達、11月中旬は円転玉あり」
(先週=日銀議事要旨 貿易統計 全世帯家計調査 勤労統計 景気先行指数、今週=景気ウオッチャー調査 国際収支  マネーストックM2  企業物価指数 対外対内証券売買契約等の状況 GDP 第三次産業活動指数 設備稼働率 

 日本はあまりムードは良くないようだ。11月ロイター短観では、製造業DIが-9となり、2013年3月以来の低水準となった。米中貿易摩擦の影響に加え、台風19号による自動車工場の操業停止などが響いた。非製造業は+12で、前月から13ポイント低下。消費税率引き上げに伴う需要の反動減のほか大型の自然災害が消費マインドを冷やし、「小売」のDIは45ポイントの大幅低下となった。最近、発表される企業の業績見通しも悪化しているところも出てきている。企業業績の悪化が続いている。上場企業の2020年3月期の純利益は前期比4%減と、2期連続の最終減益となる見通しだ。金融危機後では初めてとなる。世界的な自動車販売の低迷や米中対立を懸念した設備投資の減少で、幅広い製造業で利益が減る。中国など海外勢に競り負ける企業も出てきた。配当や投資が伸び悩み、日本経済の停滞につながりかねない。
 さて14日に発表される7-9月期のGDPについて民間調査では、消費税率の引き上げを前に、一定の駆け込み需要が出て消費が押し上げられたとして、小幅ながら4期連続のプラス成長の予測が多くなっている。前期比の伸び率は0.0%から+0.3%となっている。一方、10月以降については、増税による影響が注目されているが、10月から12月までのGDPの伸び率は、駆け込み需要の反動で消費が落ち込むことから、マイナスに転じるという予測が早くも出ている。
 ただ円相場の行方は景気動向よりも貿易需給がトレンドを造る。10月上中旬貿易統計は貿易黒字となった。輸出はいつも通り減少したが、輸入がそれを上回って減少した。消費増税前の駆け込み輸入の剥げ落ちか、はたまた台風の影響か。今週は11月半ばへと向かうので米債などの外国債券の利払いに関わる円転も出る。

*米ドル「通貨5位、株価(NYダウ)10位、弾劾、米中通商協議、ブルームバーグ氏は」
(弾劾、米中通商協議、製造業新規受注 貿易収支 ISM非製造業景況指数 非農業部門労働生産性 単位労働コスト 卸売在庫 卸売売上 ミシガン大学消費者態度指数 →MBA住宅ローン申請 消費者物価 卸売物価 新規失業保険 輸入輸出物価 ニューヨーク連銀製造業景気指数 小売売上 鉱工業生産 設備稼働率 企業在庫)

 大統領の弾劾調査が進展している。下院委員会は、下院情報特別委員会で公聴会を開催すると発表し、トランプ氏とウクライナのやりとりに懸念を示した外交官ら3人が証言すると明らかにした。公聴会はテレビ中継される。シフ下院情報委員長は「この1年の間に何が起き、大統領が政敵についてウクライナに調べさせようという違法な目的や、自身の再選に有利になるとの思惑から2016年大統領選に絡む陰謀説を押し進める狙いで、政府機関にどの程度協力を求めたかという点について、われわれの理解は深まっている」と述べ、公聴会を開くために十分な材料があるとの見方を示した。
公聴会に先立ち、下院委はテイラー氏の非公開証言の記録を公表した。その中で同氏は、ウクライナ政府に同国のガス会社ブリスマを捜査するよう圧力をかけるホワイトハウス主導の取り組みについて、2020年米大統領選でトランプ氏の再選を支援することが動機だったとの見方を示した。上院では共和党が過半数を握っているので弾劾は実現しないと言われているが、共和党の中から造反が出る可能性も高いのでトランプ大統領も不安だろう。また金融情報会社のブルームバーグ氏が大統領選挙出馬を検討しているようだが市場関係者は歓迎するだろう。
 さて9月の米貿易赤字は、前月比4.7%減の524億5000万ドルだった。依然巨額の赤字を抱えている。対中国の赤字はわずかに減少し、316億2200万ドルの赤字となった。中国への輸出は8.8%減、輸入は2.3%減だった。目的を達成しているとは言えない。
 景気指標はマチマチだが、トランプ大統領はFRBに利下げを要求するだろうが、FRBはしっかりしたファンダメンタルズから応じないし、政治的な立場がやや弱まっているトランプ大統領に対抗していくだろう。
*(米国と中国が通商協議の「第1段階」合意の一環として既に発動した追加関税を段階的に撤廃する合意について、米ホワイトハウス内や外部の顧問から激しい反対論が出ている。
追加関税撤廃はトランプ米大統領と劉鶴・中国副首相が10月に交わした当初の合意案には含まれていなかった。追加関税を撤廃すれば、米国が交渉で切り札を失うことになるとの意見が政権内で出ているという。中国商務省の高峰報道官は両国がここ2週間の間に、貿易戦争の過程で発動した追加関税を段階的に撤廃することで合意したと明らかにした)

*ユーロ「通貨10位、株価4位(DAX)、低成長、低インフレでもマイナス金利に批判有り」
(欧 卸売物価 小売売上 独 製造業新規受注 国際収支→ ZEW景況感調査 鉱工業生産 GDP改定  貿易収支)

 米中通商協議の進展観測で10月上中旬は上昇したが、その後は伸び悩んでいる。ただ弱い経済指標が続く中で、9月のユーロ圏の小売売上高は、前月比3.1%増加した。の2.5%増を上回り、ユーロ圏の内需の息の長さが浮き彫りとなった。前月は2.7%増だった。11年ぶりの低水準にある失業率や賃金の段階的な伸びがユーロ圏の小売売上高を支えている。
 一方、IMFはユーロ圏19カ国の今年の経済成長率見通しを1.2%とし、4月時点の1.3%から下方修正した。長引く世界貿易摩擦の煽りで製造業の不振が非製造業にも波及する恐れがあり、今年の成長率は昨年実績の1.9%から大幅に鈍化するとみられる。20年と21年の成長率見通しも1.4%と、従来の1.5%から引き下げられた。
 国別では域内最大の経済国である独がさらに減速する見込み。今年のドイツの成長率見通しは0.5%で、昨年実績の1.5%と比較して成長率は3分の1にとどまる見通し。従来見通しは0.8%だった。またフランスの成長率も1.2%と、従来の1.3%から下方修正された。域内のインフレ見通しは、今年が1.2%、20年が1.4%、21年が1.5%。ECBの目標である2%未満だがその近辺を引き続き下回る見込み。
IMFはユーロ圏各国が金融政策と歩調を合わせる形で財政政策を推し進めることが望ましいとし、独政府に政策対応を求める格好となった。
 さてショイブレ元独財務相は、ECBのラガルド新総裁はECBの責務の限界を尊重し、「極めて分別のある」金融政策運営を行うと期待していると述べた。
ショイブレ氏はマイナス金利政策や資産買い入れ策などを鋭く批判。ECB批判の急先鋒として知られる同氏がこうした発言を行ったことは、ユーロ加盟国間に見られる見解の相違の緩和に向け就任したばかりのラガルド総裁が大きな課題に直面していることを示している。

*ポンド「通貨4位、株価13位、総選挙へ、首相は当選できるか」
(建設業PMI 小売売上高調査 サービス業PMI 政策金利 →月次国内総生産 鉱工業生産 貿易収支 失業保険 失業率 消費者物価 卸売物価 RICS住宅価格指数 小売売上

 英下院は解散、12月12日の総選挙に向けた選挙戦が始まった。ジョンソン氏は3年余りにわたるEU離脱を巡る行き詰まりを打開するため、総選挙の前倒しに踏み切った。
ジョンソン氏は、10月にEUと合意した新離脱協定案の議会承認を得るため、与党・保守党の過半数確保を目指している。保守党が勝利しなければ、最大野党・労働党のコービン党首が率いる不安定な連立政権が誕生し、EU離脱に関する2度目の国民投票やスコットランドの独立問題を巡る新たな国民投票が実施される可能性があり、英国が政治的に大きく混乱すると主張した。一方、コービン氏は、労働党は真の変革をもたらすと主張。「地位の高い知人を持たない」人々と権力や富を分かち合うと強調した。最新の世論調査によると、保守党の支持率は労働党に7─17ポイントのリードをつけている。
 先月まで議会下院の議長を務めたバーコウ氏は離脱について「イギリス外交の戦後最大の失敗だ」などとみずからの見解を述べた。さてジョンソン氏は自らの選挙区で野党候補との接戦を強いられる可能性がある。仮に全体として与党保守党が勝利したとしても、ジョンソン氏自身が敗れれば首相を退任せざるを得ず、EU離脱の行方も変わるかもしれない。ジョンソン氏にとって不安の種は、ブレグジットへの抗議や、2015年にアクスブリッジで落下傘候補として出馬したことへの反発から、伝統的な保守党支持者が同氏に投票しない事態だ。
 ジョンソン氏は有権者から「この選挙区を首相官邸への踏み台にした」と見られており、「ここに住んでも働いてもおらず、地元に縁もゆかりも無い」ともされている。
 さて英中銀は政策金利を0.75%に据え置くことを決定した。ただ、2人の委員が利下げを主張したほか、カーニー総裁のほか、他の委員からも世界的な景気減速やEU離脱を巡る向かい風が継続する場合は利下げを検討するとの見解が示された。景気見通しについては、2019年の英経済成長率は1.4%になるとし、8月の予想の1.3%から下方修正。20年は1.2%、21年は1.8%になるとし、ともに前回予想の1.3%と2.3%から引き下げた。22年は2.0%になると予想。中銀は、この水準は長期トレンドを上回り、これによりインフレ率は中銀が目標とする2%を上回る水準に押し上げられるとの見方を示した。
現在1.7%にあるインフレ率については、来年の年央に1.2%に低下すると予想。原油安と電気、水道代の上限設定などが影響するとした。
(ムーディーズは、英国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。格付けは「Aa2」を維持。ムーディーズは、英国の経済力および財政力が今後弱まっていく可能性があり、従来の想定よりもショックの影響を受けやすくなっているとした)。

*豪ドル「通貨8位、株価8位、追加利下げ観測が高まる」
(小売売上 政策金利 貿易収支 四半期金融政策報告 → NAB企業景況感 ウエストパック消費者信頼感 雇用統計 

 米中通商協議進展観測で豪ドルは上昇していたが、合意の署名が12月にずれ込むのではないかとの観測で伸び悩んでいる。さてRBAは政策金利を予想通り0.75%に据え置いた。今年実施した3回の利下げの効果を見極める。一方で、追加緩和にも含みを残した。ロウ総裁は「国外の動向や国内経済の余剰能力を示す兆候を踏まえると、長期にわたる低金利が必要になると想定するのが妥当だ」との見方を示した。
その上で「理事会は引き続き労働市場などの動向を注視し、必要であれば一段の金融緩和を行う用意がある」と表明した。
 6月以降の利下げを受け、低迷が続いた住宅市場は持ち直しつつあるが、個人消費は利下げや政府の減税にもかかわらず、今のところ回復を見せていない。RBAは、今年の経済成長率見通しを従来の2.5%から2.25%に引き下げた。
 また3Qの小売売上高は予想外のマイナスとなり、9月は予想を下回る伸びにとどまった。減速する経済をてこ入れするために、さらなる刺激策が必要なことを示した。9月の小売売上高は前月比0.2%増。8月の0.4%増から減速し、予想の0.5%増も下回った。10月の求人広告件数も、前月比1%減少し、約2年半ぶりの低水準となった。
金融先物は、来年初めに0.5%に下がる可能性を60%織り込んでいる。

*NZドル「通貨11位、株価5位、インフレが抑制され利下げ見通し消えず」
(雇用→政策金利)

 3Qの失業率は4.2%と、11年ぶり低水準だった2Qの3.9%から上昇した。国内経済減速の影響が、労働市場に表れ始めている。予想は4.1%だった。雇用の伸びは0.2%にとどまり、予想の0.3%を下回った。これまで磐石だった国内労働市場に若干、ひびが入りつつあることが示され、国内経済が2016年終盤から減速局面にあることを踏まえれば、意外ではないとされた。ただ成長率が2%を越えていることは世界の中でも少数である。中銀はインフレ目標に加えて雇用最大化も責務に追加しており、今週の政策金利決定会合では政策金利は0.25%引き下げられ0.75%となる見込みである。
 さて乳製品大手フォンテラ社の直近のオークションでは3.7%上昇となった。前回は0.5%の上昇であった。
外部要因としては引き続き米中通商協議の部分合意がいつ行われるかに注目が集まる。

テクニカル分析

*ドル円=「再びボリバン上限に到達」
日足、ボリバン上限も上限を越えるとバンド内へ戻される。11月7日-8日、11月1日-7日、10月7日-11月7日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、再びボリバン上限へ。10月7日週-11月4日週の上昇ラインがサポート。4月22日週-11月4日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、月のボリバン下限に到達してからは戻す。19年5月-8月の下降ラインを上抜く。18年12月-19年4月の下降ラインが上値抵抗。19年8月-10月の上昇ラインがサポート。雲下。
年足、3年連続陰線。今年は陽線スタートであったが5月に陰転。15年‐17年の下降ラインが上値抵抗。16年-18年の上昇ラインを一時下抜く

*ユーロドル「一転、5日連続陰線でボリバン下限へ」
日足、5日連続陽線の後は5日連続陰線。10月1日-30日の上昇ラインを下抜く。11月7日-8日の下降ラインが上値抵抗。10月1日-11月8日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。
週足、ボリバン中位越えから反落。9月30日週-10月28日週の上昇ラインを下抜く。6月24日週-11月4日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、19年7月-8月の下降ラインを上抜く。17年1月-19年10月の上昇ラインがサポート。19年6月-7月の下降ラインが上値抵抗。
年足、17年-18年の上昇ラインを下抜く。14年‐18年の下降ラインが上値抵抗。02年‐17年の上昇ラインがサポート

*ユーロ円=「伸び悩み」
日足、ボリバン上位で推移、伸び悩み。11月7日-8日の下降ラインが上値抵抗。11月7日-8日、10月8日-9日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。
週足、伸び悩み継続。10月28日週-11月4日週の下降ラインが上値抵抗。10月14日週-11月4日週、9月2日週-10月7日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン下限下抜きから戻す。9月-10月の上昇ラインがサポート。7月-10月の下降ラインが上値抵抗。雲下。
年足、16年-17年の上昇ラインを下抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。12年‐16年の上昇ラインも一時下抜く。

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