ドル・円は下げ渋りか、香港デモ激化に警戒も米一部休場で下げ抑制

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は下げ渋りか、香港デモ激化に警戒も米一部休場で下げ抑制」

11日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。激化する香港抗議デモの米中関係への影響が警戒される見通し。ただ、米中摩擦解消への根強い期待感で、下げは限定的となろう。また、米債券市場の休場で、積極的な取引は手控えられそうだ。

香港でのデモが激化している。前週の集会における大学生の死亡に関し当局の催涙弾使用が原因との見方からデモ隊の反発が一段と強まり、本日朝にデモ隊と警察が再び衝突。報道によると、警察が実弾を3発発砲し、1人が重体となっているもよう。それを受け、週明け11日のアジア市場では香港株が急落。日経平均株価や上海総合指数も軟調となり、リスク回避的な円買いでドル・円は109円を割り込んだ。米中貿易協議の進展期待は根強い半面、香港デモの激化が米中貿易協議に影響するとの見方が広がり、ドル売りも観測された。

この後の海外市場でも、香港デモの行方が注目される。米下院は10月に香港の「一国二制度」の順守を毎年検証する香港人権・民主主義法案を可決。足元でも関連法案審議が続くものの、トランプ政権が進める対中協議への配慮から成立のメドはついていないようだ。目先は下院を中心に中国への非難は強まると予想され、両国首脳による貿易協議「第1段階」の署名の可否に思惑が広がりやすい。一方で、米中協議の決裂への懸念は現時点で強まっていないようだ。また、本日はベテランズデーによる米債券市場の休場で、米長期金利低下のリスク要因は後退しそうだ。

通貨別分析

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