ドル・円は伸び悩みか、米中合意期待も今後の行方を見極め

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米中合意期待も今後の行方を見極め」

15日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米中貿易協議に関しやや楽観的な見方が広がり、円売り先行の見通し。ただ、不透明感は払しょくされず、状況を見極める展開となろう。また、米当局者の慎重姿勢も材料視されそうだ。

クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は14日、現在調整中の米中貿易協議の第1段階に関し慎重な見方を示しながらも、合意は近いとの認識を語った。それに先立ち、複数の欧米メディアが米中協議について知的財産権の保護をめぐる問題の混乱を報じ警戒感が増していたため、NEC委員長の発言を受けややリスクオンのムードが広がっている。本日のアジア市場で堅調な日経平均株価を手がかりに円売りが強まり、主要通貨を押し上げた。ドル・円は108円30銭台から浮上し、目先は株高や米長期金利の上昇が続けば109円を目指す展開となりそうだ。

この後の海外市場でも、クドロー氏の発言が材料視されよう。欧米株高に振れれば、引き続き円売りが主要通貨を上昇に導く見通し。一方、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、利下げ打ち止め観測が広がっており、今晩の小売売上高やNY連銀製造業景気指数が予想通り堅調な内容となればドル買いに振れやすい。とはいえ、FRBのパウエル議長をはじめ当局者からは強気な見解は聞かれないため、市場参加者は12月利下げの可能性もにらみドルを積極的に買う動きを手控えるだろう。

通貨別分析

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