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ユーロ・円相場:中長期下降トレンド(DPS=134円域)、短期下降トレンド(DPS=128円域)の中、現在の下方へのバランスのブレークアウト・ポイント115円域、下値目標107円域、上値目標算出には値固め要す状況依然変らず。10月18日の本稿以降依然としてPF上意味のある動きなし。

2019年、今年も皆様の「資産を殖やす」ことにお役に立てればと只管願っております。


利用できるwebsiteの関係で添付する絵(PFのチャート)が引き続き「相場の木」レベルの短期の絵だけになってしまいますので、ご了承下さい。

 

2019年11月15日(金)現在のPFによるユーロ/円の『実戦相場予測』は以下の通りです。

 

f:id:matsumoto_fx:20191116170916j:plain

EURJPYのPF


ユーロという通貨が誕生したのは99年1月ですが、それ以前はECU(1ユーロ=1ECUという関係にある)とつなげてユーロ/円相場を見ています。


『相場の森 』:  


90年4月のユーロ(ECU)/円=194円を起点とする中長期下降トレンドが16年超も続いていましたが、この中長期下降トレンドのデインジャー・ポイント・ショートである146円域を06年6月に上方に突破したことで中長期下降トレンドが壊れました。

その後、00年10月の89円域を起点とする中長期上昇トレンドは8年間継続しましたが08年10月22日中長期上昇トレンドのDP126円域を下方に突破し壊れ、08年7月21日の169円域(終値169円46銭)を起点とする中長期下降トレンド を形成しました。 10年5月6日(終値113円83銭)安値を更新したため広域の中長期下降チャネルが形成され、デインジャー・ポイント・ショート は139円域に引下げ。


更に11年9月9日(終値105円91銭)直近の安値を更新したため下降トレンドの抵抗線(上の線)の接点が変わり、引き直し、それに伴ってデインジャー・ポイント・ショート(DPS)は139円域から123円域に引下げ。

更に、13年1月31日、中長期下降トレンドのDPS123円域を突破し、中長期上昇トレンドに転換、デインジャー・ポイント(DP)は99円域。さらにデインジャー・ポイントを引きあげて118円域。

 

更に14年11月14日デインジャーポイントを124円域に引き上げ。そのデインジャーポイントを2,016年2月22日突破して壊れ、新たに
149円域を起点とする中長期下降トレンド形成、DPSは150円域。2016年4月DPSを引き下げて141円域。更に2016年9月、DPSを引き下げて132円域。
2017年9月14日、DP132円域を突破し、中長期上昇トレンドに転換、DPは121円域となります。


2019年5月29日、DP121円域を突破し、中長期上昇トレンドは壊れ、中長期下降トレンドに入りました。DPは134円域となります。
中長期下降トレンドは134円域を上方に突破しない限り存続します。

 

『相場の木 』:  

 

中長期下降トレンドの中、2015年11月13日DP131円域を突破して短期上昇トレンドは壊れましたが、新たなトレンド形成に至らぬまま2015年12月3日再び元のバランスの中に戻りましたので、再度短期上昇トレンドは維持され、新たなDPは129円域となりました。

2016年1月4日、DP129円域を突破し、再度上昇トレンドは壊れ、2016年4月、短期下降トレンド形成。DPSは132円域。2016年9月DPSを引き下げて121円域。2016年11月30日DPS121円域を突破し、短期下降トレンドは一旦壊れるもまだ新たなトレンド形成には至っていなかったのですが、2017年6月27日二度続けてバランスを上方に突破し、短期上昇トレンドを形成、DPは127円域から引上げて130円域。


2018年2月28日DP130円域を突破し、短期上昇トレンドは壊れました。更に2018年5月23日2度続けてバランスを下方に突破し短期下降トレンド形成。DPS=134円域となります。2019年5月29日、DPSは引き下げて128円域となります。


バランスの下方へのブレークアウト・ポイント124円域を2019年1月2日突破しての下値目標116円域に対して1月3日122円域まで下落後、1月25日に三枠転換により消滅しました。

直近のバランスの下方へのブレークアウト・ポイント121円域を2019年5月29日突破しての下値目標113円域に対して2019年8月30日116円域(終値ベース116円77銭)まで下落後、9月12日119円域まで戻り、三枠転換により消滅。

現在のバランスの下方へのブレークアウト・ポイント115円域、下値目標107円域、上値目標算出には値固めを要する状況に依然変わりはありません。10月18日の本稿以降依然としてPF上意味のある動きはありません。

 

松本 鉄郎
東京銀行、Citigroupを通じトレーディングや資産運用業務に従事。その実戦での対象は外国為替、国内外株式、国内外債券、短期金融商品、商品、ヘッジファンド、不動産、プライベートエクィティ等極めて広範囲に及ぶ。『ポイント&フィギュアによる実戦相場予測』を講演会やメディアを通じ広める。