「米中合意への期待は維持」 外為トゥデイ 2019年11月18日号

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(1)
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、米中通商協議の第1段階の合意に関して「米国側は現在毎日彼らと連絡を取っている」とした上で「われわれは取りまとめに近づいている」と発言。これを受けて米中問題への懸念が緩和すると円売りが優勢となった。

(2)
ロス米商務長官が「米中は通商協議でほぼ確実に合意するだろう」と述べるとドル/円やクロス円は一段高となった。前日に英紙が協議の難航を伝えていたが、米政権中枢から楽観発言が続いた事で市場心理が改善し、欧州株も上昇した。

(3)
米10月小売売上高は前月比+0.3%と予想(+0.2%)を上回る伸びとなった。しかし、変動の大きい自動車を除いた売上高は前月比+0.2%と予想(+0.4%)を下回った。また、その後発表された米10月鉱工業生産は前月比-0.8%と予想(-0.4%)を下回り、米10月設備稼働率も76.7%に留まり、予想(77.0%)に届かなかった。

(4)
12月の英総選挙で与党保守党が勝利するとの見方が強まる中、ポンドが上昇。ブレグジット党は保守党が議席を待たない選挙区で候補者を立てない方針を示したとの一部報道が材料視された。保守党が総選挙で過半数議席を獲得すれば2020年1月末までに欧州連合(EU)から円滑に離脱できる可能性が高いと見られている。

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ドル/円の見通し

 15日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇。米政権中枢から米中通商協議を巡る楽観的な見方が相次いで示された事を受けてリスク志向が高まると、一時108.85円前後まで上値を伸ばした。報道によれば、米中通商協議は週末16日にも閣僚級電話会議が開催され、「第1段階」の合意に向けて「建設的な協議」が行われた模様。米国が対中関税を発動する12月15日までに合意が成立するかについて不透明感は残るものの、市場の期待は維持されているようだ。

 本日も、米中関連のヘッドライン次第の展開が見込まれるが、ドル/円の下値リスクは限定的だろう。

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