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景気回復、外交関係は対米で改善、対EUで対立続く 19円には定着せず

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総括

景気回復、外交関係は対米で改善、対EUで対立続く 19円には定着せず

*通貨最下位、株価12位
(先週=経常収支 鉱工業生産 小売売上 失業率→今週消費者信頼感指数)


予想レンジ トルコリラ/円 18.5-19.5

(ポイント)
*米トルコ首脳会談はS400購入問題を除けば実りあるものとなった
*外相はYPG問題は未解決と発言、合意通りではない
*経常収支は黒字が続く
*貿易赤字は改善している
*9月鉱工業生産、小売売上は改善した。8月失業率は悪化
*EUが対トルコ制裁を決定(キプロス沖での石油開発で)
*フィッチが格付け見通しを上方修正
*10月消費者物価は低下
*EBRDは来年のプラス成長を予想
*大統領支持率が上昇
*政策金利は三たび予想を大きく上回る下げ幅となった
*来年は5%成長を目指す(政府)
*EUとの間で難民問題あり
*観光業は好調
*海外からトルコ国内への投資は増加
*トルコは軍事でよりロシアに接近している

(トルコ、クルド人組織撤退なければ再び軍事作戦実施)
 チャブシオール外相は、クルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」のシリア北東部からの撤退が進まなければ、トルコは再び軍事作戦を実施すると述べた。
チャブシオール外相は、トルコがシリア北東部のYPGに対する軍事作戦を停止する条件としての合意事項を米国とロシアは順守していないと指摘。両国に対し必要な措置を取るよう呼び掛けると同時に、「結果が得られなければ、米国とともに取り組んだ後に軍事作戦を展開したのと同様に、われわれは必要なことを行う」と述べた。

(市況、19円台に定着せず)
まだまだ不安な要素はあるが外交、国内経済ともに以前よりは落ち着いてきた。米トルコ首脳会談ではトルコのロシアミサイルS400購入問題については米国側に不満は残りながら、今後の両国の貿易量拡大などで一致した。

(国内経済)
国内経済は正常化へ向かっている。25%まで達したインフレは一桁台に低下した。先週は発表された9月鉱工業生産、小売売上は改善した。8月失業率は14%で7月の13.9%から悪化したが1月の14.7%からは改善している。経常収支は9月も黒字で3か月連続の黒字であった。今週は11月消費者信頼感指数の発表がある。

(公的機関も成長見通し上方修正)
 EBRDや世銀に続き、IMFやムーディーズもトルコの成長率見通しを上方修正した。トルコ政府の今年の成長率0.5%、来年は5%との見通し程の強気ではないが、それぞれ景気回復や米政府の経済制裁の解除を理由として上方修正した。

(欧州が制裁)
 欧州との対立は続いている。 エルドアン大統領は、EUが対トルコ制裁を決めたことを批判、EUとの交渉を打ち切り、拘束中の過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員を欧州に送還する可能性があると表明した。EUは、トルコがキプロス沖で「違法な」石油・ガス掘削活動を行っているとして検討していたトルコに対する経済制裁について合意した。

(米トルコ首脳会談の会見より)
*トランプ大統領=「私はエルドアン大統領の大ファンです」

*トルコは偉大な同盟国
*今後も成長を続け繁栄するだろう
*トルコのテロとの戦いを評価する
*トルコは米国に戦略部品を輸出している
*S400 の問題を協議している
*両国の貿易量を4倍にする

*エルドアン大統領

*親愛なる友人のトランプ大統領に感謝する
*さらに両国の関係を強化する
*テロとの戦いを継続(平和の泉作戦)、200人の捕虜を拘束している
*PKKやYPGは挑発行為を続けている
*トルコはパトリオットミサイルを購入できる
*アルマニア問題は政治の問題ではなく歴史の問題である
*トルコは300万人以上のシリア難民を収容しているが欧州の協力は乏しい
*16年のクーデターはFETOによるもの
*FETOはテロ組織、クーデター計画の首謀者

テクニカル分析(トルコリラ/円)

続 19円に定着せず 膠着長くボリバン狭い

日足、昨日11月18日も一時19円台にのせるもボリバン上限に跳ね返される。
ボリバン下限は18.79でバンドが極めて狭いのは10月下旬からの膠着によるもの。
ボリバン上下限が上値抵抗、サポートとなる。10月30日-11月7日の下降ラインも上値抵抗。10月10日-15日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、3週連続陽線後は伸び悩む。8月26日週-10月14日週の上昇ラインを下抜く。10月28日週-11月4日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、19年5月-7月の上昇ラインを下抜く。19年8月-9月の下降ラインは上抜く。8月は陰線であったが下ヒゲを残し9月は上昇。10月は陰線も下ヒゲを出す。
年足 4年連続陰線、今年も陰線。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

難民に最大の支援をしている国はトルコ

エルドアン大統領が、トルコ軍がシリアに駐留している理由は原油ではなく人間であると述べた。大統領は、トルコはテロ組織の攻撃から経済の罠まで長年多くの脅威に晒されながらも敢然と踏みとどまり、いつもその力をうまく高めてきたと述べた。世界最大の後進国や難民に最大の支援をしている国はトルコだと述べたエルドアン大統領は、「原油の分け前を取ろうとしている者もいる。我々にも原油を差し出してきた。『我々にとっての問題は原油ではない』と言ってやった。我々にとっての問題は人間だ」と語った。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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