わずか2万円でスタートしたさとり氏「大きな値動きのある通貨の『トキメキ』がたまらない」トップトレーダーに聞く!

大学生時代のアルバイトからそのまま起業、サービス会社を経営して20年目の兼業トレーダーであるさとり氏。FXはわずか2万円の資金でスタートしたそうです。この10年間、どのような取引を行い、成長してきたのでしょうか。兼業トレーダーの投資スタイル。本業との両立などについて話を伺いました。

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さとり君 プロフィール
年齢性別:40代男性
職業:会社経営者
取引歴:約10年
FXの日付ベース最高収支:190万円
個別株とFX
趣味:スポーツ全般およびFX

遊び感覚で飛び込むには面白かった

PickUp編集部:
さとりさんは、現在サービス業を営まれていて、いわゆる“兼業トレーダー”ですが、そもそもFX を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
さとり君:
自分の周りでFXをやっている人はいませんでした。ただ、毎日ニュースに出てくる為替相場には、昔から興味がありました。「やってみよう!」と思ったきっかけも、「高値が何円で、安値が何円」とテレビニュースは伝えるけれど、「なんでこんな曖昧なんだろう?」っていう疑問からでした。それを調べていく中で「世の中には、こういう取引があるんだ。FX って言うんだ」という具合に知ったんです。
PickUp編集部:
FXの世界に飛び込むことを決めた理由はなんですか?どこに魅力を感じたのでしょうか?
さとり君:
FXって、株よりも不安定じゃないかなと思うんです。でも、日々、その変動するところが面白いと思うんです。レートが行ったり来たりするので、遊び感覚で飛び込むには、とても面白かったんですよ。
PickUp編集部:
面白さよりも、怖さを感じる人が多いのではないかと思うんですが、さとりさんは逆ですね。
さとり君:
怖いって思うのは、おそらく、自分の持っているものすべてを投げ打って、FXをやることになるかもしれないと思うからじゃないですか。でも、お小遣いの範囲だったら、いいじゃないですか(笑)。それだけの話で、私は特に怖いとは思いませんでした。そもそも私は“ビビリ”ですので(笑)、危ないことはしたくない。だから、余剰金で始めたんです。

意見を言うため株を買ってみた

PickUp編集部:
FXを始める前に、株式投資はされていたんですよね?
さとり君:
私の会社は、サービス業界で大手企業のフランチャイズに加盟しているのですが、協力しながら、いい仕事をしていくためには、意見が言えるようにならないといけないと思ったんです。そのためには、どうするべきかと考えて、「よし、株を買ってみよう!」となりました。ただ、株主にはなってみたものの、株主総会に出たことは、一度もありません(笑)。それでも、効果がないわけではなく、本社も私が株を持っていることを認識していました。そうしたこともあって、社内で“力”を持っている人たちと、コミュニケーションすることができました。
PickUp編集部:
意見を言うために株を買ったとは斬新ですね。他にも株式は持っているのですか?
さとり君:
すでに手放しましたが、仕事で取引のあった、あるドラッグチェーン会社の株式を持っていました。その会社に出入りするうちに、当時はまだ20店舗程度しかなく、事務所もパーテンションすらほとんどないような状況だったんですが、何度も仕事をしに行くうちに「この会社はきっと成長するな」と思ったんです。そこでの仕事が、私たちの収入に結びついていることもあり、その会社の株式を購入することにしてみたら、その後、株価は数倍に上がりました。
PickUp編集部:
先見の明があったんですね。そのほかの投資はどうですか?投信などは持っていないのですか?
さとり君:
投信はよく分からないのでやりません。今はフランチャイズ会社の株式を持っているだけで、投資はFXに専念しています。

最初の通貨は南アフリカランド

PickUp編集部:
始める前にFXの勉強は、どの位されましたか?
さとり君:
まず書籍を買って、用語を覚えることから始めました。始めるまでに2~3年かけて勉強して、2010年に本格的に始めました。デモトレードは、あまりやったことがありませんでしたが、買ったつもりになって、よく紙に書いてシミュレーションしてみました。上がるか、下がるか、予想通りになるとうれしかったですね。ただ、いくら予想を的中させても、そのときの私には根拠がありませんでした。当時は調べる方法すら分からなかったので。今となっては、国際ニュースを見て、北朝鮮で軍事行動があれば動くとか、アメリカの大統領がツイッターで発言したら動くとか、かなり分かるようになりました。
PickUp編集部:
最初に買った通貨は?
さとり君:
南アフリカ共和国のランドです。
PickUp編集部:
ええっ!たくさんのトレーダーにインタビューしてきましたが、最初に買った通貨が、南アフリカランドという人にお会いするのは初めてです。米ドルでも、ポンドでもなく、なぜ南アフリカのランドだったんですか?
さとり君:
必要保証金が少なくて済むからです。ランドなら少額からでも取引ができる。当時、僕のお小遣いでFXに使えるのは2万円だったんです。保証金が少ないものしか買えなかった。みんなに迷惑をかけないで始められるのがランドでした。
PickUp編集部:
たしかに、南アフリカランド/円は必要保証金が少ないですよね。米ドル/円を10Lot保有する場合、取引保証金は45,000円必要ですが(2019年3月20日時点)、南アランド/円の場合、同じ10Lotを保有するのに必要な保証金は4,000円でしたから、米ドル/円の10分の1以下で取引が可能となっています。始めたときは、目標金額など決めていましたか?
さとり君:
一応、1%プラスになったらうれしいなって思っていました。でも、「1%を増やすには、どうしたらいいんだろう」と悩んでいました。やってみたら、そう簡単に増えないことがわかりました。2万円の1%、200円がどうしても増えない。2万円を10万円にするまでに、けっこうな時間がかかりました。

ロスカットの寂しさを乗り越えて

PickUp編集部:
取引はずっと順調だったんでしょうか?
さとり君:
2万円から始めて、やっと5万円増やしたときに、初めてロスカットを経験しました。ショックはなかったんですが、ちょっとした寂しさがありました。せっかく稼いだ5万円が、きれいにゼロになりました。これはダメだと思いましたが、このときは手法を変えるができず、再出発したんですが、3日目に、またロスカットにあいました。それでも4万円が手元に残りました。それでも2万円が4万円になったのだからと思い、お金は増えているので、少し強気でアタックできますよね。そんな根拠のない自信でアタックし続けています。2万円が10万円になり、10万円が20万円になることで、家族からの信頼も生まれました。

楽しく取引するなら、不安定な豪ドルがいい

PickUp編集部:
経験を積まれ、投入できる資金が増えるにしたがい、取引通貨も変化したと思いますが、どんな通貨にチャレンジしましたか?
さとり君:
今は豪ドルですね。なぜかというと、最も不安定で、レートが動いていると思うからです。これまで私は、どちらかというと高金利通貨を選択してきました。ランドしかできなかった頃と違って、ある程度の資金ができましたので、楽しくFXをするのなら豪ドルだろうと。
PickUp編集部:
変動する通貨の魅力はなんですか?ダイナミックさに惹かれますか?
さとり君:
一日中ずっと張り付いているトレーダーがいます。でも、私には本業があるので不可能ですよね。月~金で仕事があります。FXが取引できる時間帯、相場が見られる時間帯に、動きがあったほうが面白いんです。すごくトキメキますよね(笑)。今、一番不安定な動きをしているのは豪ドルだと思っています。
PickUp編集部:
別の通貨での取引は考えていますか?
さとり君:
豪ドルが面白いですからね。メキシコも面白いかもしれませんね。ほかはちょっと分からないです。中国は分からないし。米ドルの動きと豪ドルの動きは違う。米ドルは国が守っているのが、ひしひしと伝わってきます。これら3通貨はいつも見ています。
PickUp編集部:
FXといえば、やはり米ドルで取引される人が多いのですが、米ドルには手を出さない?
さとり君:
実は春頃に1カ月ほど米ドルで取引してみました。ただ、どうしても「トキメキ感」がなくて(笑)。確かにFXを真剣にやろうと思うなら、やっぱり米ドルが無難なのかなと思います。でも、私にとって大事なのはそこじゃないんです。

リスク管理は怠らず

PickUp編集部:
売買をされる時間帯はいつですか?
さとり君:
朝の動く時間帯は注意して見ています。あとは周りの情勢だけを見ておいて、動いてくるお昼に備えます。夕方は“当たり前”の時間帯だけで、その直近は取引しないようにしています。レートは基本的な通貨をスマートフォンでいつも見ています。
PickUp編集部:
取引ツールはなんですか?
さとり君:
仕事中で現場にでている場合はスマートフォンですね。車で移動中はiPad 、会社にいるときはパソコンですかね。外為どっとコムは、取引を始める前の説明が、FX会社の中で、一番わかりやすい。初めてやる人が聞きたいことがサイトにしっかりと並んでいて、シンプルだと思います。

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PickUp編集部:
ありがとうございます!ところで、本業で毎日忙しくする中、FXの取引をするのは、精神的な負担になりませんか?
さとり君:
そうですね。買い注文を入れたら、売り注文も入れないと。FX取引は宝くじではないので、リスク管理のためには、常に逆を考えておかないといけませんよね。ロスカットの経験もありますし、やっぱり気になっちゃうじゃないですか。だからこそ、リスク管理は大切だと思います。

FXを始められたのは、奥さまの理解が得られてこそでした。

PickUp編集部:
ご家族はFXをされていることはご存じなんですよね?
さとり君:
妻との間で隠しごとはありません。「やってみたい」と伝えたら、「分からないけれど、やってみたら?」と言ってくれました。妻も3人目の子供が生まれて、自宅にいる時間が増えたことから、FXを始めまして、お互い取引の収支も共有しています。妻はスワップポイントの高いトルコリラで頑張っているようです。
PickUp編集部:
普段の睡眠時間はどれくらいですか?
さとり君:
4~5時間ですね。午前4時に寝て、8時には起きます。ただ、7時前から子どもが、寝ている私の上に乗っかってきますけれどね(笑)。

資金の出所でFXの投資スタイルは変わる

PickUp編集部:
ご自身の投資スタイルはどのように確立していったのですか?
さとり君:
投資スタイルは、投資家それぞれで違いますよね。結局、お金をどこから持ってくるかという話だと思うんです。私のように、家庭に影響がでないところから、少額のお金を持ってくるのか、大きく増やそうと思って、家のお金を持ち出すのか、それとも、家族にも誰にも言わずに“こっそり”やるのかの3つじゃないですか。私の場合は、今日、“ゼロ”になったとしても、「もう十分に遊んだからいいかな」って思えるんですよ。

ハラハラドキドキを楽しむ

PickUp編集部:
FXを楽しんでいらっしゃるのが伝わってきます。FXの魅力はなんだと思いますか?
さとり君:
ハラハラドキドキ。ハラハラドキドキですよ(笑)。自分の中では、根拠のある自信でも、 FX の世界では、絶対的な根拠のあるものって、何もないじゃないですか。何かがあって、相場は動いているわけですが、何かが起こる前に、どれだけおカネ積んでも、その理由は教えてもらえませんよね。専門家と呼ばれる先生方のお話も聞けますが、それはあくまでもその人たちの意見ですよ。そう考えると、相場の動きに100%の根拠はないと思うんです。ただ、そこを読み合って、市場に参加するっていうのも、面白いですよね。

情報収集力を磨いて動きを予測できるように

PickUp編集部:
情報収集はどうされていますか? SNSなども利用しているのでしょうか?
さとり君:
そうですね、手広くやっています。情報源は限定していません。それをやっちゃうと、そこだけになっちゃう。引き出しはいっぱい持っておくことが大事だと思います。「他人の意見でも受け入れられるよ」って、自分自身を開放するようにしています。決めつけちゃうところがあるもんですから。
PickUp編集部:
なるほど。
さとり君:
普通のニュースも、大きな流れでとらえて、取引の判断材料にしています。「この流れは、来週、こうなっていくんだろうな」とか、夕方のニュースを材料に「夜の9時半にはこうなって、朝までにはこうなっていくのかな」とか、そういうふうに相場を読んでいます。深夜3~4時まで起きていると、トランプ大統領の発言とか、リーマンショックみたいなこととか、そういうことがない限り、相場って、ある程度、予測通りに動いていると思っています。
PickUp編集部:
そのほかに心がけていることは?
さとり君:
最初の頃、勉強した本に「みんなと反対の動きをしなきゃいけない」みたいなことが書いてありました。それに忠実に、「周りはこうだから、僕はこう動く」というような考え方をします。今から買い注文を入れるとときに、「これだけ買ったら、待っている人たちは一気に手放すよな」みたいな。そのタイミングを狙っているところはあります。
PickUp編集部:
売買で参考にしているものは?
さとり君:
いろんな指標の発表物だけは必ず見ています。それのおかげで、いろんな国のことが分かるようになったと思います。しかも、豪ドルは動きやすいので、“ケース”ごとに、相場の動きを考えるようになりました。こういうことがあったときは、どちらの方向に動くというように、100%ではないにしても100%に近づくように、相場の流れを読む努力だけはやっています。
PickUp編集部:
では最後に、後輩トレーダーにメッセージをお願いします。
さとり君:
楽しく、長く取引を続けましょう。私の夢は市場を動かすトレーダーになることです。
PickUp編集部:
素晴らしいですね!そのときはぜひまた取材させてください、今日は本当にありがとうございました。

PickUp編集部より

仕事に対しても、投資に対しても、常に明るく前向きなさとり氏とのインタビューは、笑い声の絶えない、楽しいものになりました。南アランドや豪ドルなど、ボラティリティが高いと言われる通貨でFXに取り組んできたさとりさん、毎日本業が忙しい兼業トレーダーということもあって、これまでに登場した専業デイトレーダーの方々とは、FXに対する考え方や求めるものがかなり異なり、非常に印象的でした。 多くの人たちにとって、FXの存在意義を改めて考えさせられるきっかけになるのではないでしょうか。



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