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ドル/円:短期トレンドは“ドルやや強気”を維持。強い上値抵抗にぶつかる可能性にも注意。108.60割れで終えるか、108.80割れの越週で下値リスクが点灯。

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※年末年始の配信について
Daily Comment「週刊版」の配信は12/23号(12/22配信)までとし、年初は1/6号(1/5配信)から開始させて頂きますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 

ドル/円:短期トレンドは“ドルやや強気”を維持。強い上値抵抗にぶつかる可能性にも注意。 108.60割れで終えるか、108.80割れの越週で下値リスクが点灯。

日足は値幅の小さい足が連続しており、下値を切り上げる流れを維持しているが、個々の足が強いものではないことからドル急伸にも繋がり難い状態にある。現状は下値を切り上げつつ109円台にある強い抵抗をゆっくりと消化する動きが継続中だが、108.60-70にある日足の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯する。さらに108.00-10、107.50-60の抵抗を全て下抜けた場合は新たな下げエネルギーを得て106円台の足元の強さを確認する動きが強まり易くなる。逆に110.10-20の抵抗を上抜けて終えた場合はもう一段上値余地が拡がり易くなるが、この場合でも111円台前半に一段と強い抵抗が控えており、簡単には上抜けそうもない。日足の上値抵抗は109.60-70、110.10-20、111.10-20に、下値抵抗は108.60-70、108.00-10、107.50-60にある。21日移動平均線は108.91に、120日、200日線も107.80と108.92に位置しており、短期トレンドをサポート中だが、108.60割れで終えた場合は下値リスクが点灯、107.50割れを見た場合は短期トレンドが変化して一段のドル下落に繋がり易くなる。 一方直近の週足は、108.60-70の週足の抵抗を守って陽線引けしており、上値余地を探る動きが継続中だが、109.80~110.20に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、これにぶつかる可能性にも注意する必要がある。110.20超えで越週した場合は1円程度上値余地が拡がり易くなるが、月足の上値抵抗も111.00~111.50にあり、このレベルは簡単には上抜けそうもない。一方下値は、今週の週足ベースで見た強い抵抗が108.80-90にあるが、これを割り込んで越週した場合は、8月に付けた104.85を起点として下値を切り上げて来た流れに変化が生じて下値リスクが高くなる。さらに107.50割れを見た場合は短期トレンドが変化して106円台の足元の強さを確認する動きが強まり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、109.80-90、110.10-20、111.40-50に、下値抵抗は108.80-90、108.00-10、106.10-20にある。31週移動平均線は108.09に位置しており、短期トレンドをサポート中だが、62週線は109.81に位置しており、上値抵抗として働く可能性が高い。 月足を見ると、11月足は陽線引けとなったが、2015年6月に付けた125.86を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この月足の上値抵抗は111.00~111.50にある。また、2016年6月のBrexit時に付けた99.02を起点とするサポートラインからも下抜けた位置で終えており、下値リスクがより高い状態に変わりない。この月足の上値抵抗は109.50~110.00に位置している。一方下値は、105.50~106.00に月足の抵抗が控えているが、105.50割れで越月した場合は101.00±50銭まで下値余地が拡がり易くなる。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は110.25と112.57に位置しており長期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりなく、113円超えで越月しない限り、ドルの下落リスクにより警戒する必要がある。 今週の戦略は、ドル買いは109.10-20で押し目買い。損切りは108.50で一旦撤退。ドル売りは109.60~109.80ゾーンで戻り売り。損切りは110.30で一旦撤退。 上値は、109.60-70に軽い抵抗が、109.80-90、110.10-20に強い抵抗があるが、110.50超えで終えた場合は日足の形状がさらに安定して、111.10-20、111.40-50にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。但し、このレベルは週足、月足の上値抵抗としても働くことから、一気に上抜けるには無理があろう。下値は、109.20-30に軽い抵抗が、109.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、108.60-70の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯して、108.30-40、108.00-10、107.60-70にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに、107.50割れを見た場合は新たな下げエネルギーを得て107.00-10、106.50-60、106.10-20にある日足、週足ベースで見た強い下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなる。

ドル/円【日足】期間:2019/03/28~2019/11/29(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2016/10/14~2019/11/29(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:上値余地を探る動きが強まる可能性。但し、119円割れで下値リスクが点灯。

日足は値幅の小さい陽線が連続して下値を僅かに切り上げているが、個々の足が強いものではないので、急伸にも繋がっていない。また、120~121円ゾーンでの揉み合いからも抜け出しておらず、下値リスクを残した状態にある。一方で下値も、120.00-10、119.50-60にやや強い抵抗が出来始めており、119円割れを見ない限り、下値余地も拡がり難くなっている。実体ベースで121円台に乗せて来れば下値リスクが後退して上値余地がさらに拡がり易くなるが、中期トレンドが弱いため、ユーロ急伸にも繋がり難く、123~124円ゾーンにある強い上値抵抗を一気に上抜けるには無理があろう。逆に可能性がやや低い状態にあるが、119.00割れを見た場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は121.10-20、123.10-20に、下値抵抗は120.10-20、119.60-70、119.00-10にある。21日移動平均線は120.31にあり、若干上抜けて来たが“ダマシ”となる可能性を残している。また200日線も121.63に位置しており、上値を抑えた状態だが、120日線が119.77に位置しており、下値リスクが軽減されてきた様子が窺える。 一方直近の週足は値幅の小さい陽線引けとなり、単体では上昇余力の強いものではないが、この足が、昨年9月に付けた133.12を起点として上値を切り下げて来た流れから頭一つ上抜けた位置で越週しており、上値余地が拡がり易くなっている。目先は浅い押し目を拾って流れに付いて行く方針が有効と見ているが、2018年2月に付けた137.50を起点として上値を切り下げて来た流れには変化が認められず、中期トレンドの弱さに変わりないことから、上下動を繰り返しながら上値余地を探る動きとなることが予想される。今週の週足の上値抵抗は121.50-60、123.20-30、124.30-40に、下値抵抗は、120.00-10、119.60-70、119.00-10にあるが、119.00割れを見た場合は再び下値リスクが高くなる。31週移動平均線は120.38に位置しており、若干上抜けて来たが“ダマシ”の範囲内にある。また、62週線も123.56に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れを変えていない。 月足を見ると、11月足は値幅が小さい寄せ線に似た形の足となり、月初の寄り付き水準近くに戻して越月している。この足が昨年9月に付けた133.12を起点として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けた位置で終えており、上値余地が拡がる可能性が点灯しているが、単体では上昇余力に欠けるものであることや、昨年2月に付けた137.50を起点として上値を切り下げて来た流れには変化が認められないことから、“ダマシ”に終わる可能性もまだ高い状態にある。この月足の下値抵抗は119.50~120.00にあるが、119.00割れを見た場合は、上抜けが“ダマシ”となった可能性が高くなり、下方向への“放れ”に注意が必要となる。12月足の上値抵抗は123.00~123.50、124.50~125.00に、下値抵抗は前述の119.50~120.00、116.50~117.00にある。116円割れで越月した場合は110円方向への一段のユーロ下落リスクに要注意。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は127.36と127.56で収束しており、一方向へ動き出す可能性を示唆しているが、下方向への可能性により警戒する必要がある。 今週の戦略は、ユーロ買いは120.10-20で押し目買い。損切りは119.40で一旦撤退するか、短期トレンドが変化する118.90に置く必要がある。ユーロ売りは様子見か121.20に浅い損切りを置くなら120.80-90で軽く戻り売り。 上値は、120.80-90に軽い抵抗が121.10-20、121.50-60にやや強い抵抗があるが、全てクリアした場合は、日足、週足ともに形状が安定して、上値余地がもう一段拡がり易くなる。この場合でも中期トレンドが弱いことから、上下動を繰り返しながら上値抵抗を消化する動きとなり易い。上値抵抗は122.00-10、122.40-50、123.10-20、123.60-70、124.00-10、124.30-40。下値は、120.40-50に軽い抵抗が、120.10-20にやや強い抵抗が出来ているが、119.60-70、119.20-30、118.90-00の抵抗を全て下抜けた場合は、短期トレンドが変化して118.00-10以下の足元の強さを再度確認する動きへ。117.60-70、117.10-20、116.40-50、115.90-00には強い抵抗があり、簡単には下抜けないところだが、116円割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じて一段のユーロ下落に繋がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/05/13~2019/11/29(移動平均線は21、120、200日)ユーロ/円【週足】

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