「市場の関心は引き続き米中問題」 外為トゥデイ 2019年12月2日号

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(1)
独10月小売売上高は前月比-1.9%と予想(+0.2%)を大幅に下回った。一方、その後発表された独11月 失業者数は1.6万人減と、予想(0.6万人増)に反して減少。同失業率は予想通りの5.0%であった。

(2)
ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+1.0%と予想(+0.9%)を上回る伸びとなり、前 月(+0.7%)から加速した。

(3)
ドル/円は米長期金利が上昇に転じると109.67円前後まで上値を伸ばして5月30日以来の高値を更新。 しかし、感謝祭休暇明けの米国株が売り優勢でスタートするとドル/円も失速した。

(4)
月末最終日のロンドンフィキシング(25時)に向けて対欧州通貨を中心にドル売りが入ると、ドル/円は 109.40円前後まで軟化した。一方、クロス円はマチマチの動きで、豪ドル/円は米株安に連れて弱含んだ 一方、ユーロ/円やポンド/円は、ユーロ/ドルやポンド/ドルが月末絡みのフローで上昇した影響から強含んだ。

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ドル/円の見通し

 29日のドル/円は、終値ベースで0.1%未満の小幅安。一時109.67円前後まで上伸して半年ぶり高値を更新したが、NY市場では薄商いの中、109.40円前後まで調整売りに押された。月末に絡む特殊フローなどの影響もあったようだ。

 米感謝祭休暇明けであり、12月初日の取引となる本日は、109.50円台で取引を開始している。改めて上値を試す動きが強まるか注目したい。ただ、中国メディアの報道によれば、中国側は第1段階の米中通商合意の一環として既存の関税撤廃を求めているとされ、米国はこれに難色を示している模様。ドル/円が心理的節目の110.00円にかけて並ぶドル売りオーダーをこなして上伸するためには、こうした米中通商協議の不透明感が払拭される必要があろう。なお、経済指標では中国11月財新製造業PMIおよび米11月ISM製造業景況指数の結果が注目されそうだ。

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