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ドル/円:日足の形状が悪化。上値余地が限られる可能性に注意。107.50割れで一段のドル下落へ。

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※年末年始の配信について
Daily Comment「週刊版」の配信は12/23号(12/22配信)までとし、年初は1/6号(1/5配信)から開始させて頂きますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

 

ドル/円:日足の形状が悪化。上値余地が限られる可能性に注意。107.50割れで一段のドル下落へ。

直近の日足は値幅の小さい陰線引けとなり、単体では下げ余力の強いものではないが、日足の抵抗であった108.80-90を下抜けた位置で終えており、日足の形状が悪化し始めている。下げ余力の強いものではないことや、108.50-60、108.00-10の強い下値抵抗を攻めきれずに反発に転ずる可能性を残しているが、この場合でも109.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けてこないと下値リスクは軽減されない。また、これを上抜けて終えた場合でも109.90-00に週足の抵抗が控えており、110円台で越週しない限り上値余地も拡がり難い。一方下値は108.00-10、107.50-60に強い抵抗が控えており、ドル急落にも繋がり難いと見られるが、107.50割れを見た場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は108.90-00、109.50-60、111.30-40に、下値抵抗は108.00-10、107.50-60、106.00-10にある。21日、200日移動平均線は108.89と108.86で収束しており、若干下抜けた位置で終えているが、“ダマシ”となる可能性を残している。120日線は107.84にあり、短期トレンドをサポート中だが、107.50割れを見た場合はトレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなる。 一方直近の週足は前週の上げ幅を打ち消す陰線引けとなり、この陰線が8月に付けた104.85を起点として下値を切り上げてきた流れから若干下抜けた位置で終えており、下値リスクが点灯している。下げ余力の強いものではないことから、反発に転じて“ダマシ”に終わる可能性を残しているが、108円割れで越週した場合や値動きの中で107.50割れを見た場合は“ダマシ”の可能性を打ち消して短期トレンドの変化が確定的となるので一段のドル下落リスクに注意したい。逆に109.90-00の抵抗を上抜けて越週した場合は、短期トレンドを再び“強気”に戻して一段の上昇に繋がり易くなるが、111.40-50、112.00-10に長期的な上値抵抗が控えており、これらをしっかり上抜けて越週しない限り、長期トレンドは“ドル弱気”の流れから抜け出せない。今週の週足ベースで見た上値抵抗は109.40-50、109.90-00、111.40-50に、下値抵抗は108.00-10、107.00-10、106.10-20にある。31週移動平均線は108.01に位置しており、強い下値抵抗として働く可能性が高いが、62週線は109.73に位置しており、先週の上値トライでもこれにぶつかって反落しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変化が認められない。 今週の戦略は、ドル買いは108.00-10で押し目買い。損切りは一段の下落リスクが点灯する107.40で撤退。ドル売りは109.40-50の戻り待ち。損切りは110.10で一旦撤退。 上値は、108.80-90に軽い抵抗が、109.10-20、109.40-50、109.60-70、109.90-00に強い抵抗があり、全てをクリアしきれない可能性が高いと見るが、110円超えで越週した場合は上値余地がさらに1円程度拡がり易くなり、110.30-40、110.80-90、111.00-10、111.30-40の抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きが強まり易くなる。下値は、108.50-60、108.00-10に強い抵抗があるが、108円割れで越週するか、107.50割れを見た場合は短期トレンドが変化して106円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。下値抵抗は107.00-10、106.60-70、106.10-20。

ドル/円【日足】期間:2019/04/04~2019/12/06(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2016/10/21~2019/12/06(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:上値の重い展開。121円台で終えれば一段の上昇へ、119円割れを見た場合は短期トレンドが変化して、一段のユーロ下落へ。

直近の日足は陰線引けとなり、単体では下値リスクのやや高いものだが、119.90-00の日足の抵抗を守って終えており、短期トレンドの変化は認められない。一方で、先週の上値トライでも121円トライに何度も失敗しており、121円超えで終えない限り、上値余地も拡がり難い状態にある。また、日足の下値抵抗が119.50-60、119.00-10にあるが、119.00割れを見た場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなる。この場合は、118.00-10以下にある強い下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなるが、117.00±10銭に日足、週足ベースで見た強い抵抗が控えており、116円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意する必要がる。日足の上値抵抗は120.40-50、120.80-90、121.50-60に、下値抵抗は119.90-00、119.50-60、119.00-10にある。21日移動平均線は120.25に位置しており、若干下抜けて終えているが“ダマシ”の範囲内にある。また120日線も119.73にあり短期トレンドをサポートしているが、200日移動平均線は121.48にあり、上値を抑え込んだ状態に変わりない。 一方直近の週足は、小陰線で終え続伸に繋げられなかったが、下げ余力の強いものではない。また、下値を切り上げる流れも維持しおり、反発に転ずる可能性を残している。この週足の下値抵抗は120.00-10にある。また、これを下抜けた場合でも昨年9月に付けた133.12と今年4月に付けた126.81を結ぶ中期的なトレンドラインを上抜けた位置をキープしており、この週足の下値抵抗が、119.20-30にあることから、これを割り込んで越週するか、値動きの中で119円割れを見ない限り、下値余地も拡がり難い。逆に121円台を回復して越週した場合は下値リスクがやや後退、121.50超えで越週した場合は揉み合いを上抜けて中期的な上値抵抗ポイントである124円超えトライの動きが強まり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は121.40-50、123.00-10、124.60-70に、下値抵抗は前述の120.00-10、119.20-30、117.00-10にある。31週移動平均線は120.24にあり、若干下抜けて終えているが、“ダマシ”となる可能性がある。しかし、62週線は123.37に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変化が認められない。 今週の戦略は、ユーロ買いは日足の形状が悪化しているので、119.50-60まで引き付けて。損切りは短期トレンドが変化する118.90で撤退。ユーロ売りは短期トレンドの変化を確認するまで様子を見るか120.40-50で軽く戻り売り。損切りは121.10で一旦撤退。 上値は、120.30-40に軽い抵抗が、120.40-50、120.80-90にやや強い抵抗が出来ているが、121.00-10の抵抗を実体ベースで上抜けるか、121.50-60の抵抗をクリアした場合は、揉み合いを上抜けて一段のユーロ上昇に繋がり易くなる。上値抵抗は122.00-10、122.40-50、122.80-90、123.00-10、123.30-40。下値は、119.90-00、119.50-60、119.20-30、118.90-00に強い抵抗が控えているが、全て下抜けた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなる。その下の抵抗は118.00-10、117.70-80、117.50-60、117.10-20、117.00、116.50-60、115.90-00。117円台に強い下値抵抗が散在しており、116円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意する必要がある。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/05/20~2019/12/06(移動平均線は21、120、200日)ユーロ/円【週足】

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