「ドル/円、ポジション調整も出づらい」 外為トゥデイ 2019年12月19日号

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(1)
日本11月貿易収支(通関ベース)は821億円の赤字を計上。赤字額は予想(3555億円)を下回ったが、輸出入ともに減少しており、世界経済の減速を受けて貿易の低迷が続いた。

(2)
独12月Ifo企業景況感指数(期待指数)は93.8と予想(93.0)を上回り、3カ月連続で上昇した。ドイツ景気底入れ期待からユーロに買いが入ったが一時的だった。

(3)
英11月消費者物価指数は前月比+0.2%、前年比+1.5%(予想:+0.2%、+1.4%)、同生産者物価指数は前月比-0.2%、前年比+0.5%(予想:±0.0%、+0.8%)であった。

(4)
NY市場に入ると米長期金利が上昇。10年債利回りと2年債利回りの格差が6月以来の水準に拡大する中、ドルが強含んだ。

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ドル/円の見通し

 昨日のドル/円は、109円台半ばでもみ合う展開が継続。目新しい材料がない中、前日に続いて値幅は20銭程度に留まった。本日は日銀が金融政策を発表するが、政策据え置きが確実視されており注目度は高くない。黒田総裁の会見に目新しい発言がなければ無風通過もあり得るだろう。

 本日は、日銀に加え、英中銀(BOE)、スウェーデン中銀、ノルウェー中銀なども金融政策発表を予定しており、これらを終えると年内の重要イベントはほぼ終了となる。油断は禁物だが、来週にはクリスマスが控えている事もあって動きづらいシーズンではあろう。例年、このシーズンはポジション調整の動きが強まる傾向が見られるが、シカゴIMMデータでは投機筋の円売りポジションは昨年同時期の半分程度と小さい。ドル/円の値位置も200日移動平均線との乖離は0.7%程度しかなく、こちらも昨年の半分ほどだ。今年のポジション調整の動きは(出るとすればドル売り・円買いだが)限定的と考えられる。

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