「ドル/円、109.00-10にサポート」 外為トゥデイ 2019年12月20日号

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(1)
豪11月雇用統計は、新規雇用者数が3.99万人増と予想(1.50万人増)以上の伸びとなり、失業率も5.2% と予想(5.3%)を下回る好結果となった。これを受けて豪ドルは買いが優勢となった。ただ、前月分の雇 用者数が下方修正(1.90万人減から2.48万人減へ)された事などからやや伸び悩んだ。

(2)
米下院は、民主党の主導でトランプ大統領の弾劾決議案を可決。ウクライナ疑惑をめぐる権力の乱用と 議会への妨害で弾劾裁判が行われる事が決まった。ただ、共和党が多数を占める上院での弾劾裁判 は無罪判決が出る事が確実視されている。このため市場は特段の反応を示さなかった。

(3)
日銀は予想通りに金融政策の据え置きを発表。その後の記者会見で黒田総裁は「世界経済は、数カ月 前よりも見通しが明るくなった」としつつも「海外リスクは全体としては警戒を要する」とした上で「引き続 き緩和方向を意識した政策運営が適当」との見解を示した。

(4)
英中銀(BOE)は予想通りに金融政策を据え置き、同時に公表した議事録で、据え置きが賛成7名、反対 2名(利下げを主張)による決定だった事を明らかにした。また、「リスクが具体化せず経済が全体的に予 想通り回復すれば、段階的な利上げが必要となる可能性」として緩やかな引締めスタンスを維持した。

(5)
米新規失業保険申請件数は23.4万件と予想(22.5万件)を上回った。その後に発表された米11月中古住 宅販売件数も年率換算535万件と市場予想(544万件)に届かなかった。これらを受けてドルがやや弱含んだ。

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ドル/円の見通し

 昨日のドル/円は、終値ベースで約0.2%下落。NY市場では一時109.10円台まで弱含む場面もあった。米国株が連日で市場最高値を更新する中にあってもリスク選好の円売りは見られず、ポジション調整的なドル売りに押された。109.00-10円前後には、20日移動平均線や日足一目均衡表の転換線や基準線が通っており、本日もこれらが強いサポートになると見るが、仮に下抜けると下げが加速する可能性もあるため注意が必要だろう。

 なお、本日は米国で7-9月期国内総生産(GDP)・確定値や11月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)などの重要統計が発表される。ただ、クリスマス・ウィークを間近に控え、市場がどこまで材料視するかはやや不透明であろう。

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