“今年も残すところ1週間。”

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今年も残すところ1週間となり、世の中はすっかりクリスマス・年末・正月のFestive mood.=(お祭り気分)になり、市場の活況は戻らない。

先週のドル・円相場は高値109.68、安値109.18の値幅50銭に留まって今年のドル・円市場の“動かなさ。”を象徴する1週間となった。

今年1年のドル・円相場の高値は4月24日に付けた112.40、安値はフラッシュ・クラッシュが起きた正月3日と8月26日に付けた奇しくも同レートの104.44でその値幅は7円96銭で、昨年のそれまでの最小値幅である9円91銭を凡そ2円も縮める狭いレンジとなった。

今年年初からの動きを振り返ってみると10年半ぶりとなるFRB.の3度の利下げ、米中貿易戦争、Brexit.と様々のイベントが有ったが終わってみると大幅な株高、債券高(金利低下)となったが、為替市場ではドル・円相場は108.88(1月2日のニューヨーク市場終値)から109.45(金曜日のニューヨーク市場終値)へと小動きに終わり、ユーロ・ドルは1.1343から1.1075へとユーロ安&ドル高となり、ポンド・ドルは1.2607から1.3001へとポンド高&ドル安へとまちまちの動きとなった。

今年のドル・円相場膠着の理由は“ドルが下がれば買いたい資本筋”が105円近くにドルが下落すると旺盛なドル買い意欲(2018年のドル・円相場の安値は104.63であった。)を見せるが、高値を追い掛けてまではドルを買わない。

“ドルが上がれば売りたい投機筋”が110円を超えると旺盛なドル売り意欲を見せるが安値を追い掛けてまではドルを売りたがらないからであろうが、どうもこの状況は来年も変わりそうにない感じがする。

資本筋に聞くと大量に昔買った高利回りの債券の満期が来る為に常に外物に対する投資意欲はあるものの1.7~1.8%の10年物債券を野放図にリスクを取って買う積りは無いと言う。
そりゃあそうですよね、動かないとは言え2円円高になれば1年分の金利が吹っ飛ぶ訳だから追い掛けてまでドル買い&円売りに積極的にはならない。

投機筋に聞くと米中問題、混迷の米政局、米・トルコ間の緊張の高まり、北朝鮮情勢などの“常に其処に在るリスク・オフ要因”を考えるとドル売り&円買いをしておきたいところだが、金利差によるキャリー・コストが馬鹿にならない。
だから追い掛けてまでドル売り&円買いに積極的にはならない。


来年の焦点は何と言っても11月に行われる米大統領選挙の行方であろう。
現時点ではトランプ大統領が再選されると思うが、選挙は水物。
再選を目指すトランプ大統領は好調な米景気と株価維持の為にありとあらゆる手を打ち出すと思われる。
来年に対するイメージとしては上述した“常に其処に在るリスク・オフ要因”が突発的に起きない限り秋口まではドルや株価は堅調に推移すると思うが選挙で再選されればトランプ大統領にとっては“失う物は何も無い。”
と言うことは選挙民に対してのご機嫌取りをする必要は無くなる。

年末に向かって大きく株価やドルが下がる可能性は大ではなかろうか?

ところで来年早々も、今年の正月3日に起きた様なフラッシュ・クラッシュが起きるであろうかとのご質問を受けるが、その可能性は少なかろう。
昨年は10月4日に高値114.53を付けた後米株価の下落に伴うリスク・オフの動きに伴って、特に12月に入ってからドル・円相場は下げトレンドに入っており、正月の流動性の薄いマーケットで短気の投機筋に暴れられた感が有る。
今年は極めてタイトなレンジの中で推移しており、ポジションの偏りも無い。
それと聞くところによると銀行がフラッシュ・クラッシュに備えて顧客に対して104円~106円の間に多量のリーブ・オーダー(指値で買いオーダーを残しておく。)を置く様に頼んでいるらしい。
此れを見て銀行は自己ポジションでその上(106円~107円)に買いオーダーを入れておくのは常である。
何か起きても顧客の104円~106円の買いオーダーがストップとなって大きなリスクは回避されるのである。


これが今年最後のレポートとなります。
1年間大変お世話になりました。
明年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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