「膠着のドル/円、急変に一定の警戒も」 外為トゥデイ 2019年12月25日号

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(1)
日中韓首脳会議が中国で開かれ、安倍総理をはじめ3首脳は国連安保理決議の確実な履行や、米朝プロセスの継続を後押しするなど北朝鮮問題の解決に向けて、日中韓が連携して対応していくとする共通の立場を確認。中国の李首相は「我々はともに自由貿易を維持し、経済の一体化を進めることを主張している。自由貿易の維持は多国間主義の維持や世界平和にも意味がある」とも述べて米国をけん制した。

(2)
トランプ米大統領は、米中通商協議の第1段階について「中国との合意は成立しており、翻訳作業を行っているところだ」「合意に関して署名調印式を行う事になる」などと発言。また、北朝鮮が言及している「クリスマスプレゼント」の脅しについては「北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試射すれば米国は対応する」と述べた。

(3)
クリスマス・イブで市場参加者が限られる中、為替市場は総じて小幅な値動きとなった。なお、短縮取引のNYダウ平均は動意に乏しく小幅安で取引を終了。米長期金利は5年債に堅調な需要が集まった事などからやや低下した。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は、109.30-40円台で膠着。クリスマス・イブのため市場参加者が少なく、動意も限られた。クリスマスの本日は、ほとんどの主要国で株式・債券市場が休場となるため、為替市場の流動性も昨日以上に低下する見込みだ。突発材料がなければ、ドル/円は膠着状態が続く公算が大きい。

ただ、流動性の大幅な低下は材料ひとつで急変動するリスクも孕んでいる。例えば、北朝鮮の高官は、米国との非核化協議が進まない中、「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは米国の決心次第だ」と発言しており、一部には大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験再開などを示唆したものではないかとの見方もある。可能性は低いが一応の警戒は必要かもしれない。

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