「ドル/円、110円の攻防」 外為トゥデイ 2020年1月14日号

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(1)
12日付けの英紙が「国内の成長に関するデータに早期かつ著しい改善が見られない限り、今月の政策会合で利下げに票を投じる」とするブリハ英金融政策委員会(MPC)委員の見解を伝えた。これを受けて欧州市場に入るとポンド売りが優勢となった。

(2)
ドル/円は前年12月高値(109.73円前後)を上抜けた事でストップロスを巻き込みながら109.90円台へと上伸した。ポンドに対するドル買いの動きもドル/円に影響した模様。

(3)
英11月国内総生産は前月比-0.3%と予想(±0.0%)に反して減少。英11月鉱工業生産も前月比-1.2%と予想(±0.0%)を大幅に下回る落ち込みとなった。

(4)
「米政府は中国を『為替操作国』の指定から外す計画」とする関係者の発言が伝わると円売りが優勢となった。ただ、ドル/円は節目の110.00円を前に伸び悩んだ。ポンド/円も英中銀(BOE)の利下げ観測が重しとなり、上値が重かった。なお、NY市場終了後に米財務相は半期に一度の為替報告書を公表。報道どおりに中国を「為替操作国」から除外し、「監視対象国」とした。なお、「監視対象国」には日本、韓国、ドイツ、イタリアなどの他、新たにスイスが加えられた。

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ドル/円の見通し

昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。米国が中国の「為替操作国」認定を解除するとの報道を受けて米中の対立緩和期待が広がる中、一時109.94円前後まで上昇して約8カ月ぶりの高値を付けた。

心理的節目である110円付近ではオプション絡みの防戦売りも出やすいとされ、上抜けは一筋縄では行かないかもしれない。ただ、抵抗が強い分だけ上抜けた場合にはストップロス等を巻き込んで上昇に弾みがつきやすいとも言える。110円を巡る攻防が本日の焦点となりそうだ。材料面では米12月消費者物価指数が注目されよう。

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