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「トルコリラが力強い上昇 中東リスク緩和で」変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング

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外為どっとコムの取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年1月6日から1月10日の営業日

変動率ランキング
スワップポイント累計ランキング
取引高ランキング

変動率ランキング

集計期間中は、正月も終わり中東リスク懸念が低下したことからリスク選好の相場だった。最も変動したのはルーブル/円(変動率5.27%)だった。

8日、イランがイラクにあるアメリカの基地を攻撃。一報を受けたマーケットはリスクオフの円高に触れたものの、トランプ米大統領は会見でイランへの経済制裁を宣言しながらも報復攻撃を行わない旨の発言をした。これにより両国の軍事衝突が回避される可能性が高まり、一転してマーケットはリスク選好となった。

人気のトルコリラ/円は堅調に推移し変動率ランキングは3位だった。中東混乱による原油価格の上昇が回避されることは、原油輸入国であるトルコにはポジティブなニュースであったためだ。トルコリラで見ると、ユーロ/トルコリラが5位、ドル/トルコリラが8位で、いずれもリラ高(レートは下落)になっている。

ポンド/円はふるわず12位に後退。9日に英議会でEU離脱関連法案が可決となり、1月末の合意あり離脱が確実になった。ただ一連の報道はポンドへ大きな変動をもたらさなかった。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアの中で11通貨ペアだった。その内3%以上の変動幅を記録したのは4つ。また1%未満の通貨ペアは無く、前週に比べしっかりと変動があった週となった。

米ドル/円相場は、1.89%の変動率で前回と変わらずの14位。イラン・アメリカ軍事衝突回避の流れからドル高が進行し、週明けには110円を超える堅調推移となった。

 

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 RUB/JPY 5.27% 1.797 1.707
2 ZAR/JPY 3.96% 7.749 7.454
3 TRY/JPY 3.86% 18.685 17.99
4 MXN/JPY 3.12% 5.844 5.667
5 EUR/TRY 2.90% 6.6963 6.5074
6 CNH/JPY 2.64% 15.855 15.447
7 AUD/JPY 2.63% 75.696 73.758
8 USD/TRY 2.23% 5.9854 5.855
9 SGD/JPY 2.15% 81.287 79.578
10 NZD/JPY 2.12% 72.757 71.247
11 HKD/JPY 2.03% 14.115 13.834
12 GBP/JPY 1.91% 143.492 140.797
13 SEK/JPY 1.90% 11.569 11.353
14 USD/JPY 1.89% 109.687 107.652
15 GBP/AUD 1.88% 1.91563 1.88027
16 NOK/JPY 1.77% 12.352 12.137
17 CAD/JPY 1.61% 84.135 82.799
18 CHF/JPY 1.59% 112.679 110.913
18 AUD/USD 1.59% 0.69572 0.68486
20 GBP/USD 1.53% 1.32118 1.30125
20 EUR/AUD 1.53% 1.62935 1.60482
22 AUD/CAD 1.41% 0.90277 0.89025
23 EUR/JPY 1.38% 121.835 120.174
24 AUD/NZD 1.21% 1.04401 1.03149
25 NZD/USD 1.20% 0.66786 0.65993
26 USD/CAD 1.13% 1.31032 1.29564
27 EUR/USD 1.09% 1.12057 1.10851
28 EUR/GBP 1.06% 0.85446 0.84546
28 EUR/NZD 1.06% 1.68666 1.66904
30 USD/CHF 1.00% 0.97615 0.96647

 

スワップポイント累計ランキング

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ユーロ/トルコリラ1位のあとロシアルーブル/円が2位に入り込んでいる。4位の人民元/円は前回9位から上昇した。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 2189 49,000
2 RUB/JPY 1500 180,000
3 USD/TRY 1383 44,000
4 CNH/JPY 700 70,000
5 ZAR/JPY 640 40,000
6 HKD/JPY 560 60,000
7 MXN/JPY 520 30,000
8 USD/CHF 447 44,000
9 EUR/USD 398 49,000
10 USD/JPY 323 44,000
11 EUR/NZD 292 49,000
12 EUR/GBP 268 49,000
13 TRY/JPY 214 8,000
14 EUR/AUD 210 49,000
15 CAD/JPY 175 34,000
16 SGD/JPY 175 33,000
17 GBP/USD 173 58,000
18 GBP/JPY 163 58,000
19 AUD/USD 113 31,000
20 AUD/JPY 103 31,000
21 NZD/JPY 98 30,000
22 EUR/JPY 72 49,000
23 NOK/JPY 70 50,000
24 CHF/JPY 70 45,000
25 NZD/USD 52 30,000
26 GBP/AUD 45 58,000
27 AUD/NZD 0 31,000
28 AUD/CAD 0 31,000
29 USD/CAD 0 44,000
30 SEK/JPY -50 50,000

 

取引高ランキング

期間中の取引高ランキングは、4位にメキシコペソ/円が入っている。スワップポイントランキングで上昇に位置する中、上昇トレンドが再開したことで買い狙いの取引が集まったものと思われる。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 GBP/JPY 2
3 AUD/JPY 3
4 MXN/JPY 6
5 GBP/USD 4
6 EUR/JPY 5
7 EUR/USD 7
8 TRY/JPY 8
9 ZAR/JPY 9
10 NZD/JPY 10
11 CNH/JPY 13
12 GBP/AUD 11
13 AUD/USD 12
14 EUR/AUD 14
15 EUR/GBP 15
16 CAD/JPY 16
17 CHF/JPY 19
18 NZD/USD 18
19 USD/CHF 17
20 EUR/TRY 22
21 AUD/NZD 21
22 USD/TRY 28
23 EUR/NZD 26
24 USD/CAD 23
25 RUB/JPY 20
26 SEK/JPY 25
27 AUD/CAD 29
28 NOK/JPY 24
29 HKD/JPY 27
30 SGD/JPY 30

まとめ

前週は中東での紛争が回避されたことがきっかけでリスク選好が進んだ。2020年の相場展開を占ううえで1月の値動きは重視されるが、まずは順調なスタートを切れたようだ。
今週は米中通商交渉の「第1段階」調印が予定されている。ここに来て破談になる可能性は低いものの、進展を見届けたいところだ。

また1月16日の中国10-12月期GDPに注目したい。中国の経済成長率をはかる重要指標として、市場予想どおり6%の維持となるか、6%を割り込むのか気になるところだ。

おなじく1月16日にはトルコ中銀の政策金利発表が控えている。現在の12.00%から11.50%への下落が予想されているが、これまでは市場予想を上回る利下げ幅が発表されてきたため、要注目だ。


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