「ドル/円、110.50にかけて売りが並ぶ」 外為トゥデイ 2020年1月20日号

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(1)
中国10-12月期国内総生産(GDP)は前年比+6.0%と予想通りで、伸び率は7-9月期から横ばいだった。また、中国12月鉱工業生産は前年比+6.9%(予想:+5.9%、前回:+6.2%)、中国12月小売売上高は前年比+8.0%(予想:+7.9%、前回+8.0%)であった。

(2)
英12月小売売上高は前月比-0.6%と予想(+0.6%)に反して大幅な減少を記録。クリスマス商戦にもかかわらず小売が落ち込んだ事を受けて、英中銀(BOE)が翌月にも利下げに動くとの見方が強まりポンド売りが強まった。

(3)
米12月住宅着工件数は年率換算160.8万件と13年ぶりの高水準を記録。ただ、住宅着工件数の先行指標である建設許可件数は141.6万件と予想(146.0万件)を下回り、前月(147.4万件)から減少した。その後、米12月鉱工業生産が発表され、前月比-0.3%と予想(-0.2%)を下回った。また、米1月ミシガン大消費者信頼感指数は99.1と予想および前回(99.3)を僅かに下回った。いずれもドルの反応は小さかった。

(4)
対ポンドを起点にドル買いが強まる中、ユーロ/ドルや豪ドル/米ドルでもドルが強含むと、ポンド/円とともにユーロ/円や豪ドル/円も軟化。ドル/円は、ストレートドルのドル高と、クロス円の円高に挟まれて膠着した。

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ドル/円の見通し

17日のドル/円は110円台前半で小動き。東京市場で110.29円前後まで小幅に上昇して約8カ月ぶり高値を更新したが、その後は伸び悩んだ。もっともNY市場では110.05円前後で下げ渋るなど下値も堅く、ほぼ横ばいの110.10円台でクローズした。

週末の間も大きなニュースはなく、本日も同水準で取引がスタートしている。引き続き110.50円にかけて売りオーダーが並んでいる模様で、米国が祝日(NY株式・債券市場は休場)となる中では上値追いの展開は期待しづらい。一方、米中通商問題や中東情勢を巡る市場の懸念はひとまず緩和しており、下値リスクも小さいと見られる。本日のドル/円は、110円台前半でもみ合いながら方向感を探る展開となりそうだ。

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