トルコリラ息切れもトルコ株は続伸、希望あり

f:id:okinawa-support:20190828090108p:plain

 

総括

トルコリラ息切れもトルコ株は続伸、希望あり

予想レンジ トルコリラ/円 18.2-19.2

(通貨3位、株価首位)

(ポイント)
*先週は予想外の利下げを行った
*トルコリラ息切れもトルコ株は続伸で年初来7.16%高
*CPI上昇、小売や鉱工業生産も改善していた
*ムーディーズはトルコの実質金利がマイナスとなったことで心理の悪化を招くとする
*国営銀行がリラ買い支え
*19年4Qの成長率は前年比5%か=政府予想
*3Q・GDPは予想を下回った
*経常収支は3か月連続黒字
*内外の機関が成長見通しを上方修正
*米露とはミサイル購入問題がある
*EUが対トルコ制裁を決定(キプロス沖での石油開発で)
*フィッチが格付け見通しを上方修正
*大統領支持率が上昇
*EUとの間で難民問題あり
*観光業は好調
*海外からトルコ国内への投資は増加
*トルコは軍事でよりロシアに接近している

(予想外の利下げ)
 インフレが二桁台に戻り、政府が成長見通しを引き上げ、鉱工業生産が強かったにもかかわらず、先週は意外にも利下げを行った。トルコ中銀は、政策金利を12.0%から11.25%に0.75%引き下げることを決定した。利下げは5回連続。中銀はインフレ率は予想よりも大きく低下するとの見方を表明。声明で、今回の利下げは「抑制された」ものとし、インフレ率については、年末までに8.2%になるとこれまでの予想に「おおむね一致している」との見方を示した。11月の鉱工業生産は、前年比5.1%上昇。経済がリセッションから立ち直るなか、3カ月連続の上昇となった。
 トルコリラも成長見通し改善や貿易需給の改善で先週も上昇したが、メキシコペソや人民元がそれを上回るペースで上昇したため年初来通貨最強の地位を譲った。株価は現在最強の年初来6.16%の上昇。
今週はエルドアン大統領とメルケル独首相の会談がある。国際問題のほか両国関係が議題となる。

(ムーディーズが利下げに警告)
 ムーディーズは、トルコの実質金利がマイナスとなったことは、中銀の信頼低下や投資家心理の悪化をもたらす可能性があり、銀行の資金調達での信用にもネガティブに働くと指摘した。
 トルコ中銀は前週、政策金利を0.75%引き下げ11.25%とした。
ムーディーズは、12月のインフレ率が11.84%だったことを踏まえ、利下げで実質金利はマイナスとなったと指摘した。不動産市場の回復は、銀行にとっては問題債権や不良債権への引き当て減少につながるとして信用力の面でポジティブ材料とした。

(今年の成長率は2.8%に)
 トルコの今年と来年の成長率は3%程度と、政府の予想よりもかなり低い成長が見込まれている。
 トルコは2019年半ばまで3四半期連続で前年比マイナス成長を記録したが、調査では2019年年間では0.2%のプラス成長が予想中央値となっている。昨年10月の調査では0.3%のマイナス成長と予想されていた。
トルコ政府は、2020年、21年の成長率目標を5%とし、中銀に景気支援に向けた利下げを求めている。

(2019年のトルコ財政赤字は70%増、政府支出拡大で)
 昨年の財政収支は1237億リラ(210億ドル)の赤字となり、赤字幅が前年比70%増加した。景気後退に直面した政府が、昨年の地方選挙前に政府支出を拡大したことが影響した。
 ただし、昨年の財政赤字は政府予想をやや下回った。一時的要因である中央銀行法定準備金の国庫への移管などがある程度、支出の穴埋めをしたとみられている。このため昨年の国内総生産(GDP)に対する財政赤字比率は、政府が同年9月に2020年と21年について目標値として発表した2.9%の近辺となる可能性が高い。
 中銀は景気回復の下支えとして、昨年7月以降で政策金利の計12%の引き下げを実施するなど金融緩和路線に入っており、住宅販売などは上向いている。12月の住宅販売は20万2074戸と前年同月比48%急増し、2カ月連続の増加となった。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン上限から反落

日足、ボリバン上限のもみ合いから反落。1月13日-17日の上昇ラインを下抜く。1月17日-20日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン上位、中位は18.44あたり。5日線下向く。
週足、まだ雲の下、ボリバン下限まで下落して反発。12月16日週-1月6日週の下降ラインを上抜くも今週は1月6日週-13日週の上昇ラインを下抜く。
月足、19年8月-12月の上昇ラインを下抜くが上抜き返す。19年8月-12月の下降ラインが上値抵抗。
年足 5年連続陰線、今年は陽転。15年-18年の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。

f:id:okinawa-support:20200121092649j:plain

メルハバ

トルコ・ストリームの開通式、イスタンブールで開催

 ロシアの天然ガスをトルコと欧州に運ぶ天然ガスパイプライン「トルコ・ストリーム」の開通式が開催された。開通式にはロシアのプーチン大統領と、トルコのエルドアン大統領、ブルガリアのボリソフ首相、セルビアのブチッチ大統領が開通式に出席した。
 トルコ・ストリームは、ロシアのアナパから黒海海底を抜け、トルコの欧州側のクユキョイに至る全長約930キロの天然ガスパイプライン。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。
top
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第119条により罰せられますのでご注意ください。 尚、本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 店頭外国為替保証金取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。><『外貨ネクストバイナリー』 取引形態:店頭通貨バイナリーオプション取引(満期である判定時刻をもって自動権利行使となるヨーロピアンタイプ) 購入価格:1Lotあたり約40~999円 売買手数料:0円 【注】店頭通貨バイナリーオプション取引は期限の定めのある取引であり、相場の変動等の要因により原資産価格が変動するため、予想が外れた場合には投資元本の全額を失うリスクの高い金融商品です。権利行使価格と判定価格との関係がお客様にとって利益となる場合には自動権利行使によりペイアウト額を得られますが、損失となる場合には権利消滅により全購入金額が損失として確定します。またオプションの購入価格と売却価格には差(スプレッド)が生じます。> 株式会社外為どっとコム 〒105-0021 東京都港区東新橋2-8-1 パラッツォアステック4階 TEL:03-5733-3065 金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第262号/金融先物取引業協会(会員番号1509) (C) Gaitame.com Co.,Ltd. All rights reserved.