ドル/円:下値リスクが点灯中。108円割れで終えた場合は短期トレンドに変化。

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ドル/円:下値リスクが点灯中。108円割れで終えた場合は短期トレンドに変化。

直近の日足は陰線引けとなり、前日のタクリ足を打ち消して下値リスクがやや高い形で終えているが、日足の下値抵抗ポインである108.10-20をかろうじて守って終えており、108円割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意する必要がある。一方で上値も、1/17に付けた110.29を直近高値として上値を切り下げており、日足の形状が悪化している。109円台前半から半ばに強い上値抵抗が出来ており110.30超えに日足の実体を戻さない限り、上値余地も拡がり難くなっている。日足の上値抵抗は108.80-90、109.40-50、109.80-90に、下値抵抗は108.10-20、107.60-70、106.90-00にある。21日移動平均線は109.34に位置しており、この下に入り込んで下値リスクが点灯中。また、120日線と200日線は108.38と108.45に位置しており、若干下抜けているが“ダマシ”の範囲内にある。短期トレンドは108円割れで終えた場合は“ドル弱気”に変化して今後のドルの反発余地が限られ易くなる。  一方週足を見ると、前週足から下寄りした位置に実体の小さい陰線が出ている。単体では下げ余力の強いものではないが、昨年8月に付けた104.85を基点として下値を切り上げて来た流れからは下抜けた位置で終えていること、週足の上値抵抗が109.50~110.50ゾーンに厚いことから、反発余地が限られ易く、下値リスクにより警戒する必要がある。108.00-10に週足の横サポートがあるが、これを割り込んで越週した場合は新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、一段のドル下落に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は109.40-50、109.80-90、110.40-50に、下値抵抗は、108.00-10、106.80-90、106.20-30にある。31週移動平均線は108.14に位置しており、短期的な下値抵抗として働く可能性が高いが、62週線は109.25に位置しており、先週の上値トライでもこれにぶつかっており、上値抵抗として働く可能性がある。  月足で中・長期的なトレンドを確認すると、1月足は実体が小さい陰線引けとなり、単体では値幅も小さく下げ余力の強いものではないが、月足の上値抵抗であった110.00~110.50の抵抗にはぶつかって押し戻されており、下値リスクがやや高い状態にある。また、昨年8月から下値を切り上げて来たサポートラインの下値抵抗が108.50-109.00にあるが、これを若干下抜けて越月しており、新たな下落トレンド入りの可能性が点灯している。今月はこの抵抗が109.00~109.50まで上がって来ており、上値抵抗として働く可能性が生じていることや、2016年6月のBrexit表明時に付けた99.02を基点とするサポートラインの下で推移しており、この月足の上値抵抗が110.00~110.50にあること、さらには2015年6月に付けた125.86を基点として上値を切り下げる流れに変化なく、このレジスタンスラインの上値抵抗が111.00~111.50ゾーンに控えていることから、112円台で越月しない限り、下値リスクがより高い状態に変わりない。2月足の上値抵抗は109.00~109.50、110.00~110.50、111.00~111.50に、下値抵抗は、106.00~106.50、104.50~105.00にある。104.50割れで越月した場合は101.00±1円まで下落余地が拡がり易くなる。31ヵ月移動平均線は110.05に位置しており、1月の上値トライでもこれを上抜けきれずに反落している。また、62ヵ月線は112.34に位置しており長期トレンドは“ドル弱気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ドル買いは108.10-20で軽く押し目買い。損切りは107.80で浅めに一旦撤退。これが付いた場合はドルの戻り売り方針に転換。ドル売りは、108.80-90で戻り売り。上値余地を109.20-30まで見て置く必要がある。損切りは109.50で一旦撤退としたい。これが付いた場合でも109.80-90に一段と強い抵抗があり、110.30超えで終えない限り、日足の形状は改善しない。 上値は、108.70-80に軽い抵抗が、108.80-90、109.10-20、109.40-50、109.80-90に強い抵抗が出来ており、反発余地が限られる展開が予想される。可能性が低いと見るが、110.20-30の抵抗をクリアして110.30超えで終えれば下値リスクが軽減される。この場合でも110.40-50に週足の抵抗が、110.90-00に日足の抵抗が控えており、ドル急伸にも繋がり難い。下値は、108.10-20に強い抵抗があるが、108.00割れで終えた場合は短期トレンドが変化して、一段のドル下落に繋がり易くなる。この下の抵抗は107.60-70、107.20-30、106.90-00、106.50-60、106.20-30。

ドル/円【日足】期間:2019/05/30~2020/01/31(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2016/12/16~2020/01/31(移動平均線は31、62週、以下週足は同様

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ユーロ/円:下値リスクがより高い状態。ユーロの戻り売り方針で。120円割れで終えた場合は 一段のユーロ下落に要注意。

日足は値幅の小さい足が5手並んでおり、膠着状態となっている。120.00-10の日足の抵抗を守って、上値トライの可能性を残しているが、昨年9月に付けた115.87を基点として下値を切り上げて来たサポートラインから下抜けた位置で推移しており、この日足の上値抵抗が、週初は121.10-20に、週末には121.40-50まで上がってくる。また、週足も形状が悪化しており、週足の上値抵抗も121.00-10に控えていることから、これらを上抜けるほどの反発にも繋がり難く、ユーロの戻り売り方針が有効と見ている。短期トレンドは122円台を回復すれば“ニュートラル”な状態に戻すが、この場合でも、昨年3月に付けた127.50を基点とするレジスタンスラインの上値抵抗が122.40-50にあることから、これをしっかり上抜けて終えるまでは、下値リスクを残すことになる。日足の上値抵抗は120.40-50、121.00-10、121.40-50に、下値抵抗は120.00-10、119.20-30、118.00-10にある。21日移動平均線は121.31にあり、この下に入り込んで下値リスクが高い状態にある。また、120日線は119.95にあり、短期サポートとして働いているが、強いものではない。200日線は120.67にあり、下値リスクがやや高くなっていることを示している。 一方週足を見ると、前週足から下寄りした位置に値幅の小さい陽線が出て続落を食い止めている。上昇余力の強いものではないことや、既に昨年9月に付けた115.87を基点として下値を切り上げて来たサポートラインから前週の陰線が若干下抜けて越週していること、直近の小陽線もサポートラインを完全に下抜けた位置で終えており、今週の上値トライにも限りがありそうだ。現状は120.00-10にある週足の横サポートを守って終えているが、週足の上値抵抗が121.00-10に控えていることから、これを上抜けきれずに反落する可能性が高いと見ている。今週の週足の上値抵抗は前述の121.00-10、121.90-00に、下値抵抗は117.90-00、117.10-20にある。31週移動平均線は119.96に位置しており、これを守って越週したが、62週線は122.36に位置しており、上値を抑え込んだ状態にある。 月足で中・長期的なトレンドを見ると、1月足は安値圏で引ける陰線で越月しており、単体で見ても下値リスクがやや高い形となっている。また、2018年2月に付けた137.50を基点として上値を切り下げて来たレジスタンスラインの上値抵抗が124円台にあるが、これも上抜けきれずに反落しており、上値を切り下げる流れにも変化が認められない。さらに2012年7月に付けた94.12の最安値と2016年の6月のBrexit時に付けた109.57を結ぶサポートラインも下抜けた位置で推移しており、この月足の上値抵抗は124~125円ゾーンにある。もう少し短期的に見ても、昨年9月に付けた115.87を基点として下値を切り上げて来た流れからも1月足が若干下抜けた位置で越月しており、この月足の上値抵抗は120.50~121.00にある。122円超えで越月しない限り“ダマシ”の可能性を排除できず、やや短期的な観点から見ても下値リスクがより高い状態にあることを示している。2月足の上値抵抗は前述の120.50~121.00、123.50~124.00、124.50~125.00に、下値抵抗は116.50~117.00、114.00~115.00、110.00~110.50にある。31ヵ月、62ヵ月移動平均線は127.00と126.81に位置しているが、両者が収束しており、新たな方向へ動き出す可能性にも注意する必要がありそうだ。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見。売りは120.40-50で戻り売り。吹き値があった場合の値余地を121.00-10まで見て置く必要がある。損切りは浅い場合で121.30、深い場合は121.60で撤退。これが付いた場合でも122.50超えで終えない限り、下値リスクがより高い状態に変わりない。 上値は、120.40-50に軽い抵抗が、120.80-90、121.10-20、121.40-50に強い抵抗があり、反発余地が限られる展開が予想されるが、122円台を回復して終えた場合はニュートラルな状態に変化する。さらに122.50超えで終えた場合は、日足の形状が改善して中期的な上値抵抗ポイントである123.80-124.00をトライする動きへ。下値は、120.00-10に強い抵抗があるが、これを下抜けて終えるか119.50割れを見た場合は、下落余地がさらに拡がり易くなり、119.20-30、118.50-60、118.00-10、117.80-90にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/07/15~2020/01/31(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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