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「新型肺炎に負けず、反転するFX相場」変動率・スワップポイント累計・取引高ランキング 2020年2月3日~2月7日

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外為どっとコムの取引口座『外貨ネクストネオ』の一週間の取引データ「変動率」「スワップポイント累計」「取引高」をランキング表示した。

集計期間:
2020年2月3日から2月7日の営業日

▼変動率ランキング
下落していた新興国・高金利通貨が「巻き戻し」


▼スワップポイント累計ランキング
ユーロ/トルコリラの首位は変わらず 4位に人民元/円 


▼取引高ランキング
上位に変動なし ドル/カナダが健闘

変動率ランキング:下落していた新興国・高金利通貨が「巻き戻し」

期間中の為替相場は中国発の新型コロナウイルス関連ニュースが多くの報道がなされる中、相場の反転が見られた。2月10日時点で新型肺炎の感染者が4万人超、死亡者が908人で、拡大に歯止めがかからない。

期間中に最も変動したのはロシアルーブル/円で、変動率は3.86%を記録した。新型肺炎による中国経済への打撃が心配される中、春節の連休に伴い休場していた上海総合指数が2月3日(月曜)から再開し、窓を開けて下がったものの想定内の下落幅に収まったことで、チャイナショックが防がれたと捉えられ、為替市場では先週まで下落した分の「巻き戻し」が起きた。ロシアルーブル/円のほか2位の南アランド/円、3位のメキシコペソ/円なども似たような値動きとなった。しかし反発は3日ほどで終わり、週末にかけては下落するという忙しい値動きとなった。

集計期間中、2%を超える変動があったのは集計対象30通貨ペアの中で10通貨ペアだった。その内3%以上の変動幅を記録したのは3つだった。また1%未満の通貨ペアは2つと、前週と同程度の値幅で動いた。

米ドル/円は上海総合指数が堅調に推移したことなどから集計週は堅調に推移し約1.7円上昇した。変動率は1.58%で全体の19位。注目の米雇用統計では予想を上回る内容だったものの、週末のポジション調整のため米ドル/円は若干下落して終わっている。

順位 通貨ペア 変動率 高値 安値
1 RUB/JPY 3.86% 1.75 1.685
2 ZAR/JPY 3.79% 7.472 7.199
3 MXN/JPY 3.46% 5.924 5.726
4 GBP/AUD 2.92% 1.97224 1.91633
5 AUD/JPY 2.73% 74.385 72.411
6 NOK/JPY 2.48% 11.957 11.668
7 GBP/USD 2.35% 1.31837 1.28815
8 CNH/JPY 2.34% 15.802 15.44
9 SEK/JPY 2.25% 11.472 11.22
10 EUR/AUD 2.08% 1.65948 1.62565
11 NZD/JPY 1.95% 71.305 69.942
12 GBP/JPY 1.73% 143.369 140.927
13 AUD/USD 1.68% 0.67737 0.66619
14 AUD/CAD 1.67% 0.89944 0.88468
15 NZD/USD 1.65% 0.65022 0.63966
16 TRY/JPY 1.65% 18.371 18.073
17 HKD/JPY 1.64% 14.162 13.934
18 USD/CHF 1.58% 0.97805 0.96286
19 USD/JPY 1.58% 110.014 108.307
20 EUR/GBP 1.56% 0.85374 0.84065
21 SGD/JPY 1.53% 79.939 78.734
22 CAD/JPY 1.53% 82.817 81.569
23 USD/TRY 1.44% 6.046 5.9599
24 EUR/USD 1.39% 1.1094 1.0942
25 EUR/TRY 1.30% 6.6359 6.5508
26 EUR/NZD 1.27% 1.71748 1.69601
27 AUD/NZD 1.18% 1.04467 1.03246
28 EUR/JPY 1.03% 121.149 119.919
29 CHF/JPY 0.74% 113.09 112.255
30 USD/CAD 0.67% 1.33202 1.3231

 

スワップポイント累計ランキング:ユーロ/トルコリラの首位は変わらず 4位に人民元/円

期間中のスワップポイントを合算した本ランキングは、ユーロ/トルコリラが1位、ロシアルーブル/円が2位、ドル/トルコリラが3位だった。4位に人民元/円が滑り込んだ。

※MXN/JPY、ZAR/JPY、HKD/JPY、CNH/JPY、NOK/JPY、SEK/JPYは10万通貨あたり。RUB/JPYは100万通貨あたり。左記以外は1万通貨あたりのスワップポイントにて算出。
※前週終値に取引数量を掛け合わせた取引残高に対してのスワップ合計

順位 通貨ペア 売買区分 スワップ合計 円 取引保証金
1 EUR/TRY 2231 49,000
2 RUB/JPY 2000 110,000
3 USD/TRY 1498 44,000
4 MXN/JPY 800 30,000
4 CNH/JPY 800 70,000
6 ZAR/JPY 720 40,000
7 EUR/USD 400 49,000
8 USD/CHF 393 44,000
9 USD/JPY 389 44,000
10 HKD/JPY 350 60,000
11 EUR/NZD 346 49,000
12 TRY/JPY 266 8,000
13 EUR/AUD 241 49,000
14 EUR/GBP 226 49,000
15 GBP/JPY 216 58,000
16 CAD/JPY 200 34,000
16 SGD/JPY 200 33,000
18 GBP/USD 174 58,000
19 AUD/JPY 149 30,000
20 AUD/USD 113 30,000
21 NZD/JPY 112 29,000
22 GBP/AUD 99 58,000
23 CHF/JPY 80 46,000
23 NOK/JPY 80 50,000
25 EUR/JPY 32 49,000
26 AUD/CAD 0 30,000
26 AUD/NZD 0 30,000
26 NZD/USD 0 29,000
26 USD/CAD 0 44,000
26 SEK/JPY 0 50,000

 

取引高ランキング:上位に変動なし ドル/カナダが健闘

期間中の取引高ランキングは、大きな変化はなかった。前回28位のドル/カナダが21位と大幅上昇している。期間中、レンジ相場ながら徐々に値を切り上げる相場で、トレンドに順張りする個人投資家のトレードを誘ったのかもしれない。

順位 通貨ペア 前回順位
1 USD/JPY 1
2 GBP/JPY 2
3 AUD/JPY 3
4 MXN/JPY 4
5 GBP/USD 5
6 EUR/JPY 6
7 EUR/USD 7
8 ZAR/JPY 8
9 TRY/JPY 9
10 NZD/JPY 10
11 AUD/USD 11
12 GBP/AUD 13
13 CNH/JPY 12
14 EUR/AUD 14
15 EUR/GBP 15
16 CAD/JPY 16
17 NOK/JPY 17
18 NZD/USD 20
19 CHF/JPY 18
20 USD/CHF 19
21 USD/CAD 28
22 RUB/JPY 22
23 EUR/TRY 23
24 SGD/JPY 30
25 EUR/NZD 21
26 AUD/NZD 24
27 AUD/CAD 29
28 USD/TRY 25
29 HKD/JPY 27
30 SEK/JPY 26

まとめ

集計期間中の為替相場は、新型コロナウイルスが蔓延する中、マーケットは「巻き戻し」を演じることとなった。

今週のポイントとして、まず11日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の半期に一度の議会証言が挙げられる。新型コロナウイルスの感染拡大が米経済に及ぼす影響についてどのような見解を示すか注目される。

また12日のニュージーランド中央銀行(RBNZ)政策金利発表は金利据え置き予想になっているものの注意しておきたい。13日にはメキシコ中銀の政策金利発表がある。こちらは利下げとみられているため発表後のペソ相場の推移を見守りたい。


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