最強通貨維持も調整売りか

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総括

最強通貨維持も調整売りか

予想レンジ 5.7-6.2

(ポイント)
*最強通貨維持も6円台維持できず
*株価指数は年初来2.83%高でまずまず
*来週は中銀四半期報告あり
*利下げ余地あり=エレラ財務公債相
*USMCAでの自動車輸出はコスト高となる
*財政状態は予想よりも良好
*低成長、利下げでもペソは強く、年初来最強通貨
*対米貿易黒字や海外からのメキシコ国内への送金でペソ買いが出る
*米中関税戦争で海外企業はメキシコ投資を強化
*トヨタやソフトバンクもメキシコへ追加投資
*2019年のGDPは10年ぶりのマイナス成長
*2019年は20年ぶりの貿易黒字
*海外からの直接投資が増加している
*大統領の支持率は70%へ回復

(最強通貨維持も6円台維持できず)
 テクニカルでも述べたが、6円台は維持できず反落(個人的には保有ポジションを半分を売る) ただ今年の通貨最強は維持。米ドルには迫られる。

(利下げ継続余地あるのは明白-エレラ財務公債相)
エレラ財務公債相は、インフレ目標を昨年達成した後で、利下げを継続する余地があるのは明白だとの見解を明らかにした。「そう言っているのは私だけではない。それはIMFの西半球局長が語ったことだ」と述べた。
 また「昨年のマイナス成長は、米中貿易戦争の下で想定内だ。政府債務とインフレはコントロール出来ている。ペソが安定しているので利下げが出来る。2020年の成長率は2%程度だろう」と続けた。

(外国企業幹部は楽観)
ロペス・オブラドール大統領は、複数の外国企業幹部らと会い、意見交換した。北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定、USMCA(米国・ メキシコ・カナダ協定)の下で、メキシコにおける投資を維持・拡大する計画について協議したという。
大統領は、「幹部らは全般に、我が国の経済の将来に対して極めて楽観的だった」と述べた。
会議に出席した企業の一部として、大統領はシェブロン、アマゾン、センプラを上げた。

(USMCAでのメキシコの対米自動車輸出は)
 トランプ大統領は北米自由貿易協定(NAFTA)の改定版の米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)法案に署名し「NAFTAの悪夢に終止符を打った」と宣言した。これで大統領選挙時のNAFTAの再交渉という公約を守ったことになる。

 メキシコからの自動車輸出が無関税になるには、域内部品調達率62.5%が条件だったが、75%に引き上げられた。自動車に使用する鋼材とアルミ製品は70%を域内調達とせねばならない。自動車や部品の40-45%は時給16ドル(約1800円)以上の工場で生産することが前提だ。USMCAのもとで域内の自動車生産の効率性が損なわれる可能性は小さくない。こうした具体的な取り決め条件が明らかになると、メキシコ経済は力を失う。

(2019年の基礎的財政黒字、予算の想定上回る)
財務省は、2019年の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字が国内総生産(GDP)比で1.1%となり、予算で想定していた1%をわずかに上回ったとする声明を発表した。年末の時点で財政状態は予想よりも良好だったとしている。
 公的債務を厳格に管理する方針を示すとともに、政府の今年の資金需要が昨年を下回ることを明らかにした。昨年は格付け会社が相次いでメキシコの格付けや格付け見通しを引き下げた。 財務省は声明で、メキシコ経済が低迷していることを認める一方、「年末時点で財政状態は予想よりも良好だった。健全な財政を目指してきたわれわれの取り組みが正しかったことを立証している」と強調した。

(2月26日に中銀四半期報告)
中銀のデレオン総裁は、 2月26日に公表する次回の四半期報告で今年の経済成長率見通しを下方修正すると表明。メキシコ経済は昨年は約10年ぶりにマイナス成長に陥った。一方、インフレ率は1月は3.24%と、中銀が目標とする3.0%を若干上回った。

テクニカル分析

最強通貨維持も調整売りか

 日足、ボリバン上限越えあるも直ぐにバンド内へ戻す。2月19--20日の上昇ラインを下抜く。2月18日-20日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
  週足、ボリバン上限に到達。一時上限越えもあるがすぐにバンド内へ戻す。2月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。ただ今週は上ヒゲが長く終われば来週は調整売りもあり。
 月足。19年4月-20年1月の下降ラインを上抜く。19年10月-12月の上昇ラインがサポート。
 年足。16年-19年の上昇ラインがサポート。17年-18年、14年-15年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

ペニャニエト前大統領、汚職疑惑で調査

ペニャニエト前大統領が、汚職事件を巡る捜査の一環としてメキシコ法執行機関による調査を受けている。国営石油会社ペメックスの前最高経営責任者(CEO)、ロソヤ容疑者の不正疑惑調査がペニャニエト氏に波及した。ロソヤ容疑者はブラジルの建設会社オデブレヒトに絡む贈賄やマネーロンダリングなどの不正疑惑で、先週、スペインで逮捕された。容疑者は不正を否定している。(汚職撲滅はロペス・オブラドール大統領の公約である)

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