「ドル/円、下げ渋りの動き」 外為トゥデイ 2020年2月27日号

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目次

▼26日(水)の為替相場
(1):中国本土における新型ウイルスの感染拡大ペース鈍化
(2):独財政出動への期待でユーロ買い強まるも反応は一時的
(3):米1月新築住宅販売件数 12年半ぶりの高水準
(4):「NY近郊で新型ウイルス感染例の可能性」との報道

▼26日(水)の株・債権・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
方向感の出にくい展開か

▼本日の注目イベント

26日(水)の為替相場

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(1):中国本土における新型ウイルスの感染拡大ペース鈍化

中国本土における新型コロナウイルスの感染症例が25日時点で401件、死者は52人となり、感染拡大ペースが鈍化した事を好感してドル/円やクロス円は小反発。上海株が一時プラス圏に浮上した他、日経平均株価は500円近い大幅安から下げ幅を縮小した。

(2):独財政出動への期待でユーロ買い強まるも反応は一時的

「ドイツのショルツ財務相は債務に苦しむ地方州政府の歳出余地を広げるため、憲法に基づく借入制限の一時的な解除を検討している」との報道が伝わると、財政出動への期待から独長期金利の上昇とともにユーロ買いが強まった。ただ、新型コロナウイルスを巡る懸念でユーロの上値は重くユーロ/円の上昇は一時的だった。

(3):米1月新築住宅販売件数 12年半ぶりの高水準

米1月新築住宅販売件数は年率換算76.4万件と市場予想(71.8万件)を上回り、12年半ぶりの高水準を記録。住宅ローン金利の低下が需要を押し上げた模様。

(4):「NY近郊で新型ウイルス感染例の可能性」との報道

前日までの大幅安の反動で上昇して始まった米国株が下落に転じるとドル/円やクロス円も反落。「NY市近郊で新型コロナウイルス感染例の可能性」との報道を受けて市場心理が悪化した模様。なお、新型ウイルスの流行による世界景気の減速懸念からNY原油(WTI)は1年超ぶりに48ドル台へと下落した。

26日(水)の株・債権・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
方向感の出にくい展開か

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。新型コロナウイルスは、発生源の中国を除き感染拡大が続いているものの、リスク回避の円買い圧力はやや和らいだ。資源国や新興国通貨に対してドルが買われた影響もあって、ドル/円は110円台で底堅く推移した。110円台前半はかつての上値抵抗であり、112円台への上伸の起点になったチャート・ポイントだけに、ひとまず押し目買いが入っている模様。この水準を下値支持にできれば111円台への復帰も見えてこよう。

もっとも、米長期金利の低下が続いており、米10年債利回りは昨日も過去最低を更新して1.30%台を割り込む場面があった。日米金利差の観点からはドル/円の上昇を見込みづらい相場環境と言える。本日のドル/円は新型ウイルスの感染拡大を巡り神経質な値動きが続くと見られ、方向感の出にくい展開となりそうだ。

本日の注目イベント

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