「ドル/円、不安定な値動き」 外為トゥデイ 2020年3月2日号

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目次

▼28日(金)の為替相場
(1):日経平均の下げ幅 一時1000円超
(2):独2月失業者数 予想を下回る
(3):米1月個人消費支出 予想に届かず
(4):WHO 新型ウイルスを巡る世界的リスク度合いを「非常に高い」へ
(5):パウエルFRB議長 声明で利下げ示唆

▼28日(金)の株・債権・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
市場心理が米利下げ期待でどこまで回復するか

▼本日及び明朝の注目イベント

28日(金)の為替相場

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(1):日経平均の下げ幅 一時1000円超

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、日経平均株価の下げ幅が一時1000円を超えた。引けにかけてやや下げ幅を縮小したが、週間の下げ幅は2200円超を記録した。

(2):独2月失業者数 予想を下回る

独2月失業者数は1.00万人減少して予想(0.45万人増)を下回った。また同失業率は予想通りの5.0%であった。その後に発表された独2月消費者物価指数は前月比+0.4%、前年比+1.7%(予想:+0.3%、+1.7%)であった。

(3):米1月個人消費支出 予想に届かず

米1月個人消費支出(PCE)は前月比+0.2%と予想(+0.3%)に届かなかった。一方、同個人所得は前月比+0.6%と予想(+0.4%)以上に伸びた。また、同PCE価格指数(デフレーター)は前年比+1.7%と予想(+1.8%)を下回り、同PCEコア・デフレーターも前年比+1.6%と予想(+1.7%)を下回った。

(4):WHO 新型ウイルスを巡る世界的リスク度合いを「非常に高い」へ

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスを巡る世界的リスク度合いを「高い」から最高レベルの「非常に高い」に引き上げた。

(5):パウエルFRB議長 声明で利下げ示唆

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が声明を発表。「米経済のファンダメンタルズは引き続き強い」としながらも、「新型ウイルスが経済活動のリスクとして台頭している」との認識を示し、「景気の下支えに向け、あらゆる手段を活用しながら『適切に行動』する」と表明した。市場は事実上の利下げ宣言と受け止め、米10年債利回りが過去最低水準となる1.11%台に低下する中、ドルが続落。ただ、一時1000ドル超下落していたNYダウ平均がパウエルFRB議長の緊急声明を受けて下げ幅を縮小したため、円は上昇幅をやや縮めた。なお、FRBの利下げを巡っては、利下げ幅が25bpではなく50bpになるとの観測や、18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を待たずに利下げを実施するとの見方も出ていた。

29日(金)の株・債権・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
市場心理が米利下げ期待でどこまで回復するか

28日のドル/円は新型コロナウイルスを巡る懸念が強まる中、年初来安値を更新して107円台半ばまで下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、新型ウイルスは「経済活動のリスク」とした上で「適切に行動する」との声明を発表すると3月利下げの織り込みが進みドル安・円高が進行した。ただ、パウエルFRB議長の緊急声明を受けて米国株は下げ幅を縮小しており、本日は主要国の株価が下げ止まるかどうかが注目される。なお、週末に発表された中国2月PMIは、製造業、非製造業ともに著しく低下。これを受けて週明けのオセアニア市場でドル/円は一時107.00円台まで下値を切り下げる場面もあった。その後107.70円台へと値を戻したが、再び107.30円台に押し戻されるなど、不安定な相場展開となっている。

そうした中、新型ウイルスを巡る懸念で傷んだ市場心理が、米利下げ期待でどこまで回復するかが本日の焦点だろう。材料面では、中国で2月財新製造業PMIが発表される他、米国では2月ISM製造業景況指数が発表される。

本日及び明朝の注目イベント

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