2020年3月4日
【ドル/円】：上値余地が限られる可能性。ドルの戻り売り方針で。
ドル/円は“カブセの陰線”となり、単体では続落の可能性が高いとされるものです。また、108.50-60、108.00-10にあった強い下値抵抗も下抜けており、一段の下落リスクに注意が必要です。一方で105.00～104.60ゾーンには日足、週足、月足の下値抵抗が控えており、続落した場合でもこのレベルでは一旦留まる可能性も高いと見ています。短・中期トレンドが“ドル弱気”の状態にあるので、基本戦略はドルの戻り売り方針継続です。 今日のドル買いは様子見とします。ドル売りは107.30-40で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を107.70-80まで見て置く必要があります。損切りは108.10で一旦撤退です。短期トレンドは109円台を回復しない限り変化しません。 日足の上値抵抗は107.70-80、108.30-40に、下値抵抗は106.90-00、106.10-20、105.30-40にあります。
【ユーロ/円】：上値トライに失敗。押しは一旦買い場となる可能性。
ユーロ円は前日足から大きく上寄りのスタートとなりましたが、これを高値とする陰線引けとなりました。日足の上値抵抗にぶつかっており、上値の重いスタートとなりそうですが、119.00-10に日足、週足ベースで見た強い下値抵抗があり、118.50割れで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは119.00-10で押し目買い。損切りは118.30で一旦撤退です。これが付いた場合は“ユ―ロやや弱気”に変化します。ユーロ売りは1日様子見です。120.50-60、120.80-90にやや強い上値抵抗があります。
【ユーロ/ドル】：上値抵抗を抜けきれない状態。押し目を待って買い狙い。
ユーロ/ドルは続伸。下値を急角度で切り上げており、日足は強い状態を維持しています。直近の日足は下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗していますが、週足の抵抗である1.1200-10を上抜けきれておらず、小反落の可能性を残しています。買いは1.1120-30で押し目買い。損切りは1.1080で撤退です。売りは1日様子見です。1.1200台で越週するか、1.1250-60の抵抗をクリアすれば、“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなります。短期トレンドは1.1000割れを見ない限り、変化しません。
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