「米緊急利下げでも株大幅安」 外為トゥデイ 2020年3月4日号

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目次

▼3日(火)の為替相場
(1):RBA 政策金利を史上最低の0.50%に引き下げ
(2):カーニーBOE総裁「新型肺炎に適切に対応する」
(3):G7は財務相・中銀総裁緊急電話会議開催
(4):FOMC 「緊急利下げ」発表

▼3日(火)の株・債権・商品市場&外為注文情報

▼ドル/円の見通し:
下値模索の動きが強まってもおかしくない地合い

▼本日及び明朝の注目イベント

3日(火)の為替相場

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(1):RBA 政策金利を史上最低の0.50%に引き下げ

豪中銀(RBA)は政策金利を0.75%から史上最低の0.50%に引き下げた。声明では「コロナウイルスの世界的な発生は完全雇用とインフレ目標への進展を遅らせると予想」「理事会は雇用と経済活動に追加支援を提供するため、金融政策をさらに緩和することが適切であると判断」と利下げの背景を説明。その上で「今後もコロナウイルスの経済への影響を確認し、進行についても注意深く監視を続ける」「豪経済を支援するため、金融政策をさらに緩和する用意がある」と表明した。想定内の利下げとの見方から材料出尽しとして豪ドルは買い戻された。

(2):カーニーBOE総裁「新型肺炎に適切に対応する」

英中銀(BOE)のカーニー総裁は「景気支援のためにあらゆる措置を講じる」「新型肺炎に適切に対応する」と述べ、「G7、G20、国際通貨基金(IMF)とコンタクトを取っている」事を明らかにした。

(3):G7は財務相・中銀総裁緊急電話会議開催

G7は財務相・中銀総裁緊急電話会議を開催し「新型コロナウイルスの感染拡大と市場・景気への影響を注視」「あらゆる政策手段を用いて、世界経済を下ぶれリスクから守る」などとする声明を発表した。ただ、具体策への言及がなかった事で市場はやや失望的と受け止めた模様。

(4):FOMC 「緊急利下げ」発表

米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を0.50%ポイント引き下げる「緊急利下げ」を発表。緊急利下げを受けて米国株が上昇すると豪ドル/円などのクロス円を中心に円売りが入った。しかし、株価が値を保てず再び下落すると円買いも再開した。その後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は会見で「1月の会合以降、新型コロナウイルス感染は新たなリスクになった」「FOMCは見通しへのリスクが大きく変わったと判断」と説明。「注意深く監視を続け、経済を支援するために適切に行動する」「FRBは他の中銀と積極的に協議」「公式な協調行動、追加で実施する可能性もある」などと述べた。なお、緊急利下げと株安の影響で米10年債利回りは一時0.90%付近まで低下して史上最低水準を記録した。

3日(火)の株・債権・商品市場&外為注文情報

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ドル/円の見通し:
下値模索の動きが強まってもおかしくない地合い

昨日のドル/円は、終値ベースで約1.1%下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)が50bp(0.50%ポイント)の緊急利下げに動き、米10年債利回りが史上初の1%割れを示現する中、一時106.93円前後まで下落して約5カ月ぶりの安値を付けた。緊急利下げを受けて一時上昇していたNYダウ平均が下落に転じ、大幅安で引けた事も市場心理を悪化させており、ドル/円は下値模索の動きが強まってもおかしくない地合いだろう。

本日は日本時間午前から午後にかけて米大統領選の予備選挙であるスーパーチューズデーの大勢が判明する。市場は民主党予備選に注目しており、左派のサンダース氏がリードを広げるようだとドル安・円高の流れに拍車がかかる可能性もある。仮に一段と円高が進めば、次の金融政策決定会合まで2週間近く間が空く日銀の動きも注目されそうだ。

本日及び明朝の注目イベント

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