成長継続、国際紛争継続に押し寄せるコロナショックだが相対的に悪くはない

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総括

成長継続、国際紛争継続に押し寄せるコロナショックだが相対的に悪くはない

(通貨7位、株価3位)

予想レンジ トルコリラ/円 16.0-17.5

(ポイント)
*強い経済指標が出るも、新型肺炎でのリスク回避でリラ安、株安が進んだ
*シリア戦ではロシアと停戦合意
*シリア難民問題で3月9日にEUと首脳会議
*経済指標は多くが改善
*インフレはやや高く12%台
*今週は失業率、経常収支、鉱工業生産、小売売上などの発表あり
*政策金利を引き下げ
*19年4Q/GDPは前年同期比6.0%増
*11月、12月と経常収支が赤字化
*外国人訪問客は増加
*20年は5%成長の政府見通しとなっている
*国営銀行がリラ買い支え
*非居住者との間の為替スワップを制限
*中国発のコロナウィルス肺炎の感染拡大でリスクオフとなり売られている
*EUが対トルコ制裁を決定(キプロス沖での石油開発で)
*フィッチが格付け見通しを上方修正
*海外からトルコ国内への投資は増加

(シリア停戦合意)
ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は3月5日、シリアのイドリブ県で続く衝突について協議し、あらためて停戦に合意したと発表した。エルドアン大統領は「停戦を恒久的なものにするため作業が速やかに行われるだろう」と語った。ただこれまでにも停戦合意が結ばれてきたが、いずれも長くは続かなかった経験がある。

(強いGDPなど)
 19年4Qに6%成長を達成したトルコの経済指標は強い。2月の製造業PMIは52.4で、1月の51.3から上昇した。新規受注と生産拡大に支えられ、拡大・縮小の分かれ目となる50を2カ月連続で上回り、約2年ぶり高水準だった。国内外ともに需要が急速に拡大し、生産が拡大した。雇用も2カ月連続で拡大した。

(難民問題)
 トルコからギリシャに再び難民が押し寄せている。トルコがEUとの国境を開き、流出を容認しているためだ。背景にはシリアで激化するアサド政権軍との戦闘から距離を置く欧州へのいらだちがあった。EUとの協定に従い難民の渡欧を抑えているのに見返りが少ないとの不満を募らせており、難民増加をちらつかせてシリア情勢の好転に向けた譲歩を引き出す狙いだ。フォンデアライエン欧州委員長はシリア問題に直面するトルコの事情に一定の理解を示したが、難民を欧州に送り出すという決定は「解決につながらない」と指摘した。独のメルケル首相も、「難民を使った不満の表明は受け入れられない」と言明した。外交トラブルが続けばリラ売り要因となる。

(トルコ・EU首脳会談)
欧州連合(EU)は3月8日、ミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長がトルコのエルドアン大統領と3月9日にブリュッセルで会談すると発表した。トルコ側からギリシャ国境に押し寄せている難民の扱いやシリア情勢をめぐり協議する。
 ロイター通信によるとエルドアン氏は8日の演説で、「われわれは国際社会から難民についてもっと多くの支援を望んできた。これらの課題を議論する」と語った。
 トルコは先月28日、自国で引き受けていたシリア難民らに渡欧を促す方針に転じた。これを受け、ギリシャとの国境に多くの難民が殺到。国境を閉鎖したギリシャの治安部隊との間で衝突も生じている。 

(今週の指標)
12月失業率、1月経常収支、1月鉱工業生産、小売売上などがある

(先週の指標)
・2月消費者物価 前回12.15%、予想12.7%、結果12.37% 前年比
 住宅、電気ガス、飲料が上昇、コアは9.97%
・2月生産者物価 前回8.84% 予想9.9% 結果9.26% 
 
(相対的には強いトルコ株価指数)
 トルコの株価指数は年初来-9.53%(3月9日終値)と弱いが、世界ランクでは3位と相対的には強い。やはり強い経済指標を繁栄している。それに反して通貨リラは相対的には弱い(年初来-8.61%)。ただこれもここ数年の常に最弱通貨からは脱して7位である。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

3月9日下窓を開けてオープン ボリバン下限下抜き

日足、3月9日は下窓を開けて下落。3月2日-6日の上昇ラインを下抜く。3月5日-6日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。ボリバン下限下抜き
週足、19年月8月26日週-20年3月2日週の上昇ラインを下抜く。ボリバン下限下抜き。2月24日週-3月2日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、19年8月-20年1月の上昇ラインを下抜く。20年1月-2月の下降ラインが上値抵抗。18年8月-19年8月の上昇ラインもサポートできないか。ボリバン下限に到達。
年足 5年連続陰線、今年は陽転して始まるも再び陰転。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

日本企業とトルコ

ジェトロ=日本貿易振興機構が去年、トルコに進出している50社余りの日本企業に行ったアンケートでは、7割が「市場規模と成長性に魅力を感じている」と回答した。トルコの人口は8300万人。中東ではエジプト、イランに次ぐ規模。国民の年齢の中央値は国連の推計で31.5歳。48.4歳の日本よりひと回り以上若い。
 今月30日にはトルコ航空が、7月には全日空が、それぞれ羽田-イスタンブール便を就航させる予定で、ビジネス面だけでなく観光面でも両国の関係の強化が期待されている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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