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FXの基本的な注文方法を覚えよう

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もしFXのことをまったく知らない人から、「FX投資って何をするの?」と聞かれたら、「外国通貨を売買する」という答えになるでしょう。

それでは実際のところ、外国通貨はどのように売買するのでしょうか。
一般的な「買い物」では、提示された価格のお金を支払い、商品を受け取るまでですが、外国通貨を売買するFXには、独自の注文方法がいくつかあります。
そこで今回はFX投資における「注文方法」について解説してみたいと思います。

異なる通貨を売買する金融商品

FX投資とは日本や他国の異なる通貨を、買ったり売ったりして、その差益を狙います。
例えば、1ドル=105円のときに100ドルを買い、1ドル=110円のときに、その100ドルを売れば、500円の差益が生まれます。
簡単にいうと、これがFX投資で利益を得る仕組みです。
この外貨の持ち高を、FXでは「ポジション」といいます。
例えば、円を売ってドルを買っている状態を「ドル/円の“買い”ポジションを持つ」というような言い方をします。

また、上述した「1ドル=105円」のことを「為替レート」といいます。
異なる通貨の交換比率を示すものであり、通貨の売買注文を行うにあたり、最も大事な指標となります。
為替レートは、その通貨国の経済状況や社会情勢などの影響を受けて、時々刻々と変化します。
FX投資で成功するためには、この為替レートの動きに注視しながら、いかに「安いときに買って、高いときに売る」のか、もしくは「高いときに売って、安いときに買い戻す」のかが重要になります。

通貨を売買する際の注文方法

FXの基本的な注文方法は次の3つです。
これら以外の方法もありますが、まずはこれらの違いやメリットをしっかり理解しましょう。

1)成行注文(なりゆきちゅうもん)

成行注文とは、その時点のレートで「売り・買い」の注文を出す方法のことです。
「買いたい」「売りたい」と思ったその瞬間に、すぐに注文を出すのが特徴です。
ある意味、FX投資の最も基本的な注文方法であり、初心者の方にも分かりやすいのではないでしょうか。

2)指値注文(さしねちゅうもん)

続いて「指値注文」です。
これは注文を入れるレートを事前に指定し、相場がそのレートに達したときに約定するという注文方法です。
一般的な「買い物」でいうところの「予約注文」のようなものだとお考えください。
端末の前に座り、取引画面で変化するレートを見ながら、希望のレートになった瞬間に注文しなくても、自動的に「約定」できるのがメリットです。

具体的な例を示すと、次の2つのパターンになります。

A:今よりも安いレートを指定し、そこに達したときに購入する注文
(例えば、1ドル=110円の時点で「1ドル=105円になったら買う」という注文を出す)
B:今よりも高いレートを指定し、そこに達したときに売却する注文
(例えば、1ドル=110円の時点で「1ドル=115円になったら売る」という注文を出す)

初心者でもわかりやすいのは「安く買って高く売る」ことでしょう。
これがFXで利益をあげる基本であり、言い換えれば「今より有利なレートでの注文」となります。

3)逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)

「逆指値注文」も指値注文と同じく、事前に指定したレートに相場が達した時に約定する注文方法です。
ただし、設定レートと「買い・売り」の関係が、「指値注文」とまったく逆になります。
具体的には、次の2つのパターンです。

A:今よりも高いレートを指定し、そこに達した瞬間に買い注文
B:今よりも安いレートを指定し、そこに達した瞬間に売り注文

簡単にいうと「今より不利なレートでの注文」となります。

リスク回避のために逆指値注文を活用しよう

この説明を読んで「逆指値注文で、どうして儲かるの?何で不利なレートで注文するの?」と思われる方がいると思います。
しかし、逆指値注文は、FX投資のリスク回避において、非常に重要な注文方法なのです。

例えば、ある通貨ペアで「今後上昇する」と予測し、買い注文を入れたとします。
その後、予測通りに相場が上昇すれば良いのですが、予測に反して急落してしまうと、大きな損失を出すことになります。
そこで、買い注文と同時に、少し下のレートで「逆指値注文(売り)」を出しておくことで、もし、相場が急落しても、逆指値のレートでポジションは決済されるので、過大な損失を避けられるのです。

下落を予想して売り注文を入れていた場合も同様です。
適当なレートで買いの逆指値注文を入れておけば、予想に反して相場が上昇に転じた場合でも、損失を抑えることができます。

注文時に注意すべき点

なお、相場の値動きが激しいときには、マーケット終了間際や週始めの取引開始直後などは、注文レートと約定(注文が確定すること)レートに、ズレが生じる場合ことがあります。
また、マーケット終了間際や週始めの取引開始直後、あるいは通常の取引時間帯においても、重要経済指標、要人発言、重要イベント直後には、注文が集中して約定に時間がかかり、レートにズレが生じることがあります。
この点にはご注意ください。


さて、今回はFXの基本的な注文方法の3つをご紹介しました。
比較的、「ハイリスク・ハイリターン」とされているFX投資において、初心者が最も注意すべき点は「リスク対策」です。
今回ご説明した3つの注文方法を十分に理解し、上手にリスク回避をしながら、FXのトレードを続けて、着実に資産が増やせるようにしましょう。


PickUp編集部

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