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ドル/円:ドル底打ち、反転の動き。108.40~109.20ゾーンの上値抵抗を抜けきれない可能性にも注意。

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ドル/円:ドル底打ち、反転の動き。108.40~109.20ゾーンの上値抵抗を抜けきれない可能性にも注意。

直近の日足は大陽線の出現となり、この足が2/20に付けた112.23を基点として上値を急角度で切り下げてきた流れからしっかり上抜けた位置で終えており、短期トレンドに変化が生じている。また、3/9に付けた101.19は長期的な下値抵抗ポイントでもあることから、短期的には一旦底打ちした可能性が高く、上値余地を探る動きが期待出来るが、一方で、昨年10月に付けた114.53を基点とする中期レジスタンスラインの上値抵抗が109.10-20に、2017年1月の118.60を基点とする長期レジスタンスラインの上値抵抗が110円台後半に位置しており、中・長期トレンドの弱さに変わりないことから、上値を追いきれずに反落する可能性にも注意する必要がある。短期トレンドは“ドルやや強気”に戻したが、106.50割れを見た場合は再び下値リスクが高くなる。この場合でも104円割れで越週するか103円割れで終えない限り、下値余地もまだ拡がり難い。日足の上値抵抗は108.50-60、109.10-20、110.60-70に、下値抵抗は107.00-10、106.50-60、105.00-10、104.60-70にある。21日、120日、200日移動平均線は108.24、108.80、108.26に位置しており、これらを上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態にある。 一方直近の週足は、値幅が7円を超える大陽線の出現となった。この陽線の下ヒゲが長く、下値トライに失敗した形で終えており、しかも101円台は中・長期的な下値抵抗ポイントでもあったことから、大底を確認した可能性が生じており、上値余地を探る動きが強まっているが、一方で、昨年8月に付けた104.85を基点として下値を切り上げてきたサポートラインから下抜けた位置で推移していることや、昨年10月に付けた114.54を基点として上値を切り下げてきたレジスタンスラインを上抜けておらず、下値リスクがまだ高い状態に変わりないことから、“ドルの戻り売り”の流れが変わったとは認められない。このため、暫くはドル買いも慎重に臨む必要がある。一方で、101円台の長期的な下値抵抗に跳ね返されていることから、大幅な下落にも繋がり難い展開が予想され、反落した場合でも104円割れで越週しない限り、突っ込み売りにも注意する必要がある。週足は上値を切り下げる流れに変化が認められず、また、3手前の大陰線で新たなドル下落トレンド入りした可能性が生じており、この大陰線の値幅(高値111.68)をしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクへの警戒も解けない。今週の週足の上値抵抗は108.40-50、109.10-20、111.80-90に、下値抵抗は106.50-60、105.00-10、104.00-10にある。全て下抜けて越週した場合は再び下落リスクが高くなる。31週、62週移動平均線は108.38と108.97で収束しており、一方向へ抜け出す可能性に注意する必要を示しているが、現状はこれらを下抜けた位置にあり、下値リスクにより警戒する必要がある。 今週の戦略は、ドル買いは107.00-10の押し目待ち。損切りは106.40で浅めに撤退。これが付いた場合は108円台で戻り天井を見た可能性が点灯する。ドル売りは様子見か109.00-10の吹き値があれば売り向かい。損切りは109.60で浅めに撤退としたい。 上値は108.10-20、108.40-50に強い抵抗があるが、これをクリアした場合は108.90-00、109.10-20、109.50-60、109.80-90、110.10-20、110.50-60にある一段と強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。続伸に繋がった場合でも109.10-20超えから厚くなる上値抵抗にぶつかる可能性に注意したい。下値は107.60-70に軽い抵抗が、107.00-10、106.50-60にやや強い抵抗があるが、106.50割れを見た場合はニュートラルな状態に変化して106.00以下の足元を固め直す動きが強まり易くなる。この場合でも104.50~105.00ゾーンの下値抵抗が厚いため、104円割れで越週するか、日足が103円割れで終えない限り、下値余地もまだ拡がり難い。但し103円割れで終えた場合は再度101~102円台の下値抵抗の強さを確認する動きへ。99円割れを見た場合は一段のドル下落に要注意。

ドル/円【日足】期間:2019/07/04~2020/03/13(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2017/01/20~2020/03/13(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロやや強気”に変化。122円超えで終えない限り、下値リスクにも注意。118.50割れで“ニュートラル”、117円割れで終えた場合は、一段の下落リスクが点灯。

直近の日足は値幅が3円を超える大陽線の出現となり、この足が118.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けて、短期トレンドに変化が生じている。一方で、中期トレンドがまだ弱いことや、日足の上値抵抗が120.40-50に控えており、これにぶつかる可能性にも注意する必要がある。120.50超えで終えた場合は上値余地が若干拡がり易くなるが、122.00-10に一段と強い抵抗があることや、週足の抵抗が123.10-20にあり、一気に上抜けるにも無理がありそうだ。一方で、先週の値動きの中で、117~118円台の足元を固めた感があり、117円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難くなっている。短期トレンドは118.50割れを見た場合はニュートラルな状態に戻すが、117.00割れで終えない限り、“ユーロ弱気”に変化しない。日足の上値抵抗は120.40-50、121.00-10、122.00-10に、下値抵抗は118.50-60、118.00-10、117.00-10にある。21日移動平均線は119.43にあり、これを上抜けて終えているが、“ダマシ”となる可能性を残している。また、120日、200日線は120.32と120.17にあり、これらを上抜けきれていないが、両者が収束しており、一方向へ抜け易くなっているので、新たな方向へ動きだす可能性にも注意したい。 一方直近の足は、前週とは逆に下ヒゲが非常に長い陽線引けとなり、下値トライに大きく失敗して越週しているが、1/16に付けた122.87を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、この週足の上値抵抗が120.40-50にあることから、上値トライに失敗する可能性にも注意する必要がある。また、これを上抜けて越週した場合でも2018年2月に付けた137.50を基点とする長期的なレジスタンスラインの上値抵抗が123.10-20に控えており、これをしっかり上抜けて越週しない限り、上値余地も拡がり難い。短期トレンドは“ニュートラルからややユーロ強気”の状態にあるが、118円割れで越週するか、日足が117円割れで終えた場合は再び下値リスクが高くなる。今週の週足の上値抵抗は120.40-50、122.10-20、123.10-20に、下値抵抗は119.00-10、118.40-50、118.00-10にある。31週移動平均線は119.83にあり、若干上抜けているが、“ダマシ”の範囲内。また62週線は121.66に位置しており、中期トレンドがまだ弱い状態にあることを示している。 今週の戦略は、ユーロ買いは118.60-70の押し目待ち、損切りはニュートラルな状態に戻す117.90で一旦撤退。ユーロ売りは、今週いっぱい様子見か120.30-40で軽く売り向かい。損切りは120.80で浅めに一旦撤退としたい。 上値は、120.40-50に強い抵抗があるが、これを実体ベースで上抜けて終えた場合は、一段と強い抵抗のある、121.00-10、121.50-60、122.00-10をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。122円台で終えた場合は123~124円台にある中・長期的な上値抵抗をトライする動きが強まり易くなる。下値は、119.30-40まで特に強い抵抗はないが、この下の119.00-10、118.60-70、118.00-10にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想される。但し、118円割れを見た場合は短期トレンドが“ニュートラル”な状態に変化。117.50-60、117.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は再び下値リスクが高くなり、116.10-20の抵抗をトライする動きへ。さらに116円割れで終えた場合は、115.00-10の下値抵抗を切り崩しつつ一段のユーロ下落に繋がり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/08/19~2020/03/13(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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