早朝 世界が協調行動、日本の財政出動は

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総括

早朝 世界が協調行動、日本の財政出動は

ドル円=104-109、ユーロ円=117-122 、ユーロドル=1.09-1.14

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨2位、株価11位、日本もG7協調の財政出動できるか」 
「朝は早々にNZの緊急利下げ、米国FRBが緊急利下げと量的緩和拡大を行った、また日米欧の中銀がドル資金供給の拡大を打ち出した
ただ欧米はコロナ感染拡大で非常事態宣言を出す国が増加している」

 さて消費増税、リセッション必至の日本の財政政策が物足りない。G7は新型コロナウイルスへの対応で米英EUが4兆円超の財政出動を決定しているが、日本は第一次の対策が153億円、二次が4300億円と見劣りがする。漸く今週になって10兆円の報道も出てきた。せっかく先週末は米英EU主導で良い方向へ向きかけているので日本が足を引っ張てはいけない。先週のドルの上昇はボリンジャーバンド下限を下抜ける行き過ぎ感があったのと、米株安で損失を補填するために米投資家が米国へのリパトリを急いだこと(日本のリスク回避の円買いのようなもの)とトランプ大統領の財政出動発言によるものだった。日本もこれに加わればリスク選好の円売り株買いに繋がるだろう。需給面では中国の輸出減少や原油安が続けば日本の輸入の減少、すなわち貿易黒字の拡大で円買いとなる。中国政府がいうように「ウィルス感染のピークは過ぎた」やトヨタのように工場再開が続けば中国の輸出も元に戻てくるだろう。
 日銀政策会合が今週あるが、副作用というか弊害の大きいマイナス金利の深堀より、ETFの購入拡大のほうが効果があるだろう。それよりも効果があるのはG7協調の財政出動だろう。

*米ドル 「今朝、緊急利下げ」
 今朝、FRBは1%緊急利下げを行い量的緩和を拡大した 

トランプ大統領は、新型コロナウイルスへの対応で国家非常事態を宣言した。約500億ドルの連邦政府の支援金提供が可能となる。米国だけでなくG7、G20各国でもせ財政・金融両面で危機対応に臨んでいる。
*米国=500億ドル(5.4兆円)、国家非常事態を宣言。連邦政府の支援金提供が可能
*欧州=370億ユーロ(4.4兆円)、保健衛生事業の後押しや中小企業支援、雇用対策
*英国=300億ポンド(4兆円)、景気刺激策
*日本=①153億円、②財政4300億円、金融1.6兆円 ③10兆円を超える大規模な経済対策を打つべきとの声があがったことを受けて、政府が検討を始めた。
*カナダ=100億カナダドル(0.78兆円) 企業に対する信用支援
*豪=100億豪ドル.(0.66兆円)、緊急支援策
*中国=(?)劉昆財政相は2月16日、減税や不必要な政府支出の削減といった措置を今年、一層確実に実施していくと表明した。
*シンガポール=0.5兆円 企業支援
*台湾=0.22兆円 観光業者救済

 この世界協調の姿勢は評価すべきだろう。3月16日にはG7首脳が緊急のテレビ電話会議を行うようだ。これもテレワークの一つであり、新型コロナウィルスをきっかけに、よりテレワークが盛んになってくる。医療、教育など以外でも進んでいくだろう。これも一つのウィルス対策である。ワクチンが出来るまでテレワークの形態が続くのではなく、それ以降もこのような社会の構造改革が続く気がする。もちろん苦難を迎える産業もあるが、逆に栄えていく産業も出てくるだろう。いたずらにウィルスによるパニックに陥ることはないだろう。ということで少しポジティブになった週末であった。

*ユーロ 「ECB金利据え置きと財政出動でユーロ上昇」
 ECBは、新型コロナウイルス感染拡大による経済への悪影響に対応するため、量的緩和政策を年末まで1200億ユーロ拡大すると決定した。ただ政策金利は据え置かれた。企業に対する超低金利融資拡大や資産購入額の引き上げ、銀行支援を実施する。金利ガイダンスは変更せず、追加利下げに含みを残した。ラガルド総裁は利下げが必要な場合はそうすると明言した。またECBは今年と来年の成長率予想を引き下げた。20年の成長率は昨年12月時点の1.1%から0.8%に、21年は当初の1.4%から1.3%に引き下げた。
 欧州委員会は、保健衛生事業の後押しや中小企業支援、雇用対策に約370億ユーロを投じる方針を示した。
 以上のG7協調とも言える財政と金融での政策地応でも独DAX指数などは前週終値を上回ることは出来なかったが、ユーロは金利据え置きもあって先週は上昇に転じた。
感染が拡大しているイタリアのコンテ首相は、新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めに向け、国内全土で移動を制限すると発表した。

*ポンド 「G7協調行動も株安ポンド安」
 英中銀は3月11日、政策金利を0.75%から0.25%へ緊急に引き下げた。新型コロナウイルス感染拡大により景気が脅かされていることに対処する。利下げは2016年8月以来初めて。
新型コロナウイルスによる経済ショックの大きさはかなり不透明であるものの、英国における経済活動は向こう数カ月で大幅に弱まるとの見方からである。
 また、スナク英財務相は、300億ポンド規模の景気刺激策を盛り込んだ新年度予算を発表した。刺激策の規模は1992年以来最大となる。
政府と中銀が歩調を合わせ財政・金融両面で危機対応に臨んだ。企業及び自営業者の税金納付の延期や従業員の病欠手当の原資支援など、キャッシュフローの縮小に直面する企業に対する支援策を打ち出すほか、医療制度や公共サービスに追加で50億ポンドを拠出する。また、今後5年間の公共投資は6000億ポンド超と、1955年以降で最高水準に引き上げる。

*豪ドル「豪ドル安は厭わない」
 豪は積極的にコロナ感染抑制策と経済対策を打ち出している。ただ豪ドル安は厭わないようでデベルRBA副総裁は「最近の豪ドル安は経済を刺激するのには役立つ」と発言している。コロナ感染拡大と、資源価格急落が豪に積極策をとらせている。モリソン首相は、500人以上の不要不急の集会を自粛するよう市民に要請した。学校、空港、公共交通機関は対象外となる。首相はまた、市民に対し、海外渡航計画を再考するよう促した。南半球ではこれから冬が到来することから、保健当局は今後6カ月で感染者が急増すると予想している。政府は医療分野の対応を支えるため、100億豪ドル規模の緊急支援策を発表した。
 またRBAは大規模な資金を供給した。流動性が逼迫し、借り入れコストが上昇するリスクが高まっているためだ。今週はRBA議事要旨や雇用統計の発表がある。

*NZドル 「企業信頼感指数は低下、今週はGDP」
*上述のように今朝 NZは0.75%の緊急利下げを行った

 3月企業信頼感指数は低下した。新型コロナウイルス感染拡大の影響に対する懸念が広がった。今後1年間に経済が悪化すると予想した割合は差し引き53.3%と、前回の19.4%から大きく上昇し、悲観的な見方が強まった。自社の事業活動に対する見通しは、悪化するとの回答が差し引き12.8%で、2009年3月以来最悪となった。前回は、改善するとの回答が差し引き12.0。
 ロバートソン財務相は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業の支援計画を発表した際に、現時点で非伝統的金融政策を講じることは選択肢としてあがっていないと述べた。
一方、減税措置は選択しとして検討されていると述べた。オア中銀総裁は、現時点で非伝統的金融政策を講じる必要はないが、力強く継続的な経済成長を確実にするための措置を検討していると述べた。
中銀は、現行1%の政策金利を、ゼロ近辺になるまで引き続き活用すると表明。2年以内に政策金利が今よりも1%低い水準になる確率は20%程度だとし、ゼロ金利の可能性は低いものの、完全には排除できないと説明した。今週は4Q・GDPの発表がある。予想は前年比1.8%。
 コロナウイルス感染拡懸念での観光客の減少でNZ航空は、輸送能力をさらに削減する方針を示した。通期の業績予想も撤回。採用を凍結し、従業員に無給休暇の取得を認める。

テクニカル分析

*ドル円=「週足で長い下ヒゲ」
日足、ボリバン上限上抜けから一気にボリバン下限下抜けへ。行き過ぎの下限下抜きからは戻し、3月3日-5日の下降ラインを上抜き急騰、ボリバン中位まで上昇。2月20日-21日の下降ラインが上値抵抗。
3月12日-13日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、ボリバン上限越えから一気にボリバン下限下抜き。しかし戻しも速く大きく先週は打ち返す。
19年8月26日週-20年2月24日週の上昇ラインを下抜く。2月24日週-3月2日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、19年9月-20年1月の上昇ラインを下抜く。上ヒゲの長い2月の月足で3月は下落スタートで一時ボリバン下限を下抜く3月もここまで下ヒゲで打ち返す。
年足、4年連続陰線。陰転。16年-19年の上昇ラインを下抜く。16年-17年の下降ラインを一時上抜いたが再び下降ラインの下に。

*ユーロドル「週足一気にボリバン下限下抜きから上抜きへ、また反落」
日足、ボリバン上限上抜くも3月5日-6日の上昇ラインを下抜く。4連続陰線。3月12日-13日の下降ラインが上値抵抗、5日線下向き。ボリバン中位まで下落。
週足、ボリバン下限下抜くも2月3日週-10日週の下降ラインを上抜く。3月2日週-3月9日週の上昇ラインがサポート。ボリバン上限上抜いたところから急反落。
月足、2月はボリバン下限で下げ止まり長いヒゲで戻し3月の上昇に繋がるも、上ヒゲで打ち返される。20年1月-2月の下降ラインを上抜く。2月-3月の上昇ラインがサポートとなるか
年足、2年連続陰線。今年も陰線スタート。17年-19年の上昇ラインを下抜く。02年‐17年の上昇ラインがサポート。14年‐18年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円=「ボリバン下限下抜きから先週末上昇」
日足、3月9日は下窓開けて下落、その後もボリバン下限下抜きを繰り返すも、先週末は3月10日-11日の下降ラインを上抜き一気に上昇。ボリバン中位を上抜く。まだ雲の下。5日線上向き。
週足、ボリバン下限下抜きから一気に反転。3月2日週-9日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、19年9月-10月の上昇ラインを下抜く。20年1月-2月の下降ラインが上値抵抗。19年9月-20年2月の上昇ラインを一時下抜くも上抜き返す。
年足、16年-19年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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